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柏崎市の名所、番神。いい海水浴場もあり、子供の頃、何度か泳ぎに行ったことがある。そこと、国道8号を結ぶ形でトンネルがある。トンネルだよな。写真は南側坑口。矩形断面で、上には信越本線が走る。

中は、おもしろいことになっている。矩形断面に続いて円形断面になっている。なんだこの連続は?

…と、銘板がふたつある。赤い矢印(見えにくいかな…)の先だ。まず手前。

高めの位置にあった。注目したいのは「橋梁」である点。

  • 番神(架)橋りょう
  • 設計 新潟鉄道管理局
  • 施行 株式会社植木組
  • 設計荷重 KS-18
  • 基礎根入 天空端から6.9M
  • 着手 昭和55年5月26日
  • しゅん工 昭和55年11月21日

意外に新しい。ということは、線路は移設せずに、現役の線路の真下を支えながら掘ったのか。

こちらは円形断面のほう。
  • 番神トンネル
  • 1983年10月
  • 新潟県 
  • 延長303.8m 幅7.5m 高4.5m
  • 施工 大成・植木共同企業体
こちらは「トンネル」だ。しかも「橋梁」よりも竣工が3年遅い。

ということは、最初に橋梁だけできて、その向こうは閉塞隧道のように…正確には工事がまだ開始されていない隧道、という状態であったはずだ。

抜けて、北側。やはり向かって左側に銘板がある。

鉄道側は橋梁で、道路側はトンネル。この違いは、通行主体にあるからではないかと思う。「番神(架)橋梁」は、鉄道の橋。その下が川だろうが道路だろうが、関係ない。対して「番神トンネル」は、道路のトンネル。その上が鉄道だろうが地山だろうが、関係ない。そんな、構造物の目的の違いが名称に表れている気がする。



場所はここ。PC版のGoogleMapsではきちんと隧道として描かれているが…

Android版では、トンネルとして描かれていない。なぜだ? 元データが違うのだろうか。


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