歴史的鋼橋集覧では「曲弦ワーレントラス」となっているが、ボーストリングトラスとの境ははなはだ曖昧な気がしてきた。どちらも部材の受け持つ力は変わらないはずだ。
松室大橋。「大橋」と名がつくが、現在の目から見ればごく小さな橋。国道434号から見下ろすと、対岸の中国電力錦川第一発電所のためかな…などとも思ってしまう。発電開始は大正13年。 東側から。手前に2スパンのI型桁(歴史的鋼橋集覧による)がある。左端、黄色いガードレールが山口県であることを物語る。 トラスはとても背が低く感じる。トラスは「柵」ではないのだが、端部はなんとなく不安にナル。 西側。銘板もある。 大正九年十一月 日本橋梁株式会社製作 大阪 銘板の周囲の黒い部分は、錆び。錆で1cm以上、銘板が浮き上がっている。クラックも錆で押し上げられたせいだろう。このまま行けば、いずれ、錆が原因で銘板が破損し、錦川に落下するに違いない。 垂直材は1パネルごとについている。 東側の端柱に塗装標記があった。 塗装年月 1992年3月 エポキシ樹脂錆止め 下塗り ハイポン20デクロ1回 塩化ゴム系樹脂 中塗 ハイラバーEスーパー1回 塩化ゴム系樹脂 上塗 ハイラバーEスーパー1回 塗料会社名 日本ペイント株式会社 施工者 佐原塗装 塗装面積 598m^2 それにしても、塗装の落ち方だ。 PR |
カレンダー
最新記事
(11/20)
(11/11)
(11/05)
(10/26)
(10/25)
(10/22)
(10/21)
(10/20)
(10/19)
(10/06)
カテゴリー
プロフィール
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
since 2010.7.30
アクセス解析
フリーエリア
|