くりはら田園鉄道の…と言っていいのか、それとも栗原電鉄のというべきか。くりでん発足時には、すでにこの機関車は廃車済みで、そもそもくりでんは非電化である。
ED202、三菱電機製の20トン機。もとは762mmゲージ用の18トン機だったものを、栗原電鉄の1067mm改軌にあわせて台車を交換し、20トン機になったもの。そのため、車体幅に比して台車幅が広い、Nゲージのような印象になっている。細倉マインパーク駅跡に保存されている。 その台車。 板台枠。軸バネは重ね板バネ、両軸の間にイコライザーがある。あれ? この台車はどうやって車軸を抜くのだろう。軸箱守ごとはずすのだろうか。 主電動機はとりはずされており、のぞき込むと、車軸の大歯車が見える。 おもしろいのは、通常は軸箱の横に配置される砂箱が、車体の端部方向についていることだ。改軌に伴い、軸箱が車体幅からはみ出ているほどなので、それを嫌ったか。 『鉄道ピクトリアル』2012年2月号によれば、主電動機出力は40kw×4、750V。制御方式は直接式である。 ・関連項目 くりはら田園鉄道ED203の台車 PR |
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