周山の街中、国道が合流して分流する間の集落の中心地にバスの営業所があった。よく見るとバスセンターのようにホームがあり、車庫を兼ねたよくある営業所とも様子が違う。屋根の下にはまるで鉄道の駅のような案内表がぶらさがり、1番線、2番線…のようになっていた。
駅舎。すごく入りたかったが、鉄道駅と違って無闇に入るには抵抗がある。実際はどうなんだろう? JRバスについては生まれ育って地域になかったこということもあって馴染みがないのでwikipediaのリンク先をご参照いただきたい。 ・高雄・京北線 PR
この付近には、かつて越後交通栃尾線が走っていた。そして、上北谷駅があった。このバス待合所は、その駅近くにある。単なるバス待合所にしては広い。
大きい。詰めれば100人くらい入れそう。切妻波板張り、深い屋根、手書きの看板。壁はないようで、ということは波板は風よけの役割のみ。 町工場だとか倉庫だとか言われたら信じてしまいそうな実用一本槍の建物。赤いコーラの自販機は外を向いているが、ひとたび雨や雪がふれば、待合室の中にいる人たちが買いづらい位置である。 もうひとつ。 新潟市南区バス「レインボーバス」の下西笠町バス停に設置された待合室。かなりの年季が入っている。正面、梁の部材は自然なカーブを描いている。 看板類も非常に興味深い。
新潟交通の入船営業所。こうした建物が建てられたのは、いつの頃なのだろうか。南部縦貫鉄道本社の雰囲気と通じるように思う。
庇の柱や屋根の部材が木製だし、この建物も木造なのかもしれない。瓦(新潟弁では頭アクセント)の屋根、モルタルの外壁、アルミのドアやサッシ。新潟県を代表する企業の一営業所なんだから、もう少し外観がきれいでもいいような…。 ところが。 外観よりも、社名も営業所名も脱落してるじゃないか! これでいいのか。 妻面のスパンドレルとでも言えばいいのだろうか、社名の上に社紋がある。レール断面とハンドルをかたどったものである。 この建物の場末感たるやすばらしい。待合室を覗くのはためらわれたのでチラ見しかしていないのだけれど、中には、かつての国鉄駅のような定期券売り場もあるようだ(かつてはあった)。いつまでも「下(しも)」に似つかわしいこの雰囲気を残していてほしい。 <すてきなサイト> http://club-shinko.sakura.ne.jp/office.html 入船営業所に行くには、新潟駅前の「味のある」バスターミナル2番線から附船町(つけふねちょう)行きに乗る。最短ルートを通らず、八千代橋をぐるっと回って古町、そして入船営業所に着く。 私が高校生の頃は、古町止まりの郊外の路線のバスが、回送を兼ねて古町始発附船町行きとしてこの路線に入っていた。間合い仕様なのだが、行き先方向幕は「附船町」となならず、必ず二つの行き先の真ん中、白地部分(上下に他の行き先の文字が少しずつ見えている)を掲出していた。正規の新潟駅~附船町ルートのバスよりも、郊外路線のほうが大型で新しいバスが入っていた。いまでは、この入船営業所から、みなとトンネルを回送して東側に行くバスがある。 入船営業所からのバス路線が整理されたのは1980年頃だっただろうか。幼少時、入船営業所からは「沼垂行き」と「川岸町行き」があった。沼垂行きが、現在の新潟駅行きに変更された。川岸町行きも何かに変更され、ルートが大幅に変わったのだが、現在の路線とどうつながるのかはわからない。 |
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