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幹線道路からひっこんだところにある小さな車庫、そこに、スノープラウをつけた3代目ランドクルーザー・プラドが鎮座していた。 下部から生えている、BOSSのスノープラウ「Sport-Duty」。7フィートモデルか。 アタッチメントにヘッドライトやウインカー、作業等がついている。 逆から。輸入元の飛鳥特装のサイトでは、30秒で脱着できるらしい。 真正面。 2018年12月中旬。雪のシーズンに入った国道17号。うっすら積もった雪に轍はあるが、すれ違うクルマも、追いつき、追い越すクルマもない一人旅。1台、ホイールドーザが下ってきた。 午前2時49分、三国トンネル。トンネル内の路面にホッとする。苗場を過ぎたところで、先行するグレーダを追い越す。 苗場付近。積雪は1~2cm。 トンネル内でグレーダと離合。作業車にとっても一瞬の安息。 越後湯沢の街中では多くの除雪車が作業中。そこかしこの駐車場でバケットタイプが雪を積んでいる。 ブレードを掲げて移動する様は「小さい前ならえ」。 ロータリータイプ。歩道の除雪のための小型のものが活躍している。 塩沢付近のほうが積雪が多い…のではなく、おそらく湯沢はすでに1回終えていたのだろう。 路側に寄せられた雪を、さらに寄せていく。 六日町の駐車場。12月半ばで、積まれた雪がすでにこの高さ。 五日町。グレーダが、雪をかきながら曲がってきた。 国道17号を長岡方面に向かう。しばらくいくと、グレーダに追いついた。そのままくっついていたが、抜いていけ、というサインをもらったので追い越した。 『CURIOUS』12号の記事で知った、新潟県上越市の中郷に保存されている、史上最大規模の道路除雪車、通称「800馬力」(説明看板による)。なんとも写真に撮りづらい、そして「なんてことをしてくれるんだ」という塗装になっているが、まるで鉄道車両のような迫力のあるロータリー。説明は下記看板を見て欲しい。 キャブがふそうT900のためにトラックをベースにした車両に見えるが、そうではなく、『CURIOUS』誌の表現のように、重機、建機のようだ。車台は三菱重工、除雪機は日本車輌、sボディは呉羽とのこと。 トラックベースとはエンジンの搭載方法がまったく異なり、リヤに除雪用510馬力(V12、27.5L)と走行用330馬力(V12、19.9L)を搭載している。合計840馬力であることから、通称「800馬力」といった。エンジンは縦置きで直列になっている。 ロータリー部分は、かき寄せ車と羽根車の2軸になっているDD14などと異なり、1軸で両者を駆動するワンステージ型。国鉄では、DD14の1号機で採用し、北陸の湿った雪で投雪口が詰まり、採用しなかったタイプだ。 ロータリーヘッドには小さなタイヤが4輪ついている。蒸気機関車の従台車のような造形。ダブルタイヤをU字型のアームが二重で覆っているが、上がスイングアームのような動きをし、下がサスペンションの役割のように見える(前後に運動する。右に突き出しているのがアブソーバーか)。 タイヤ。キーストンマークのBS。サンセリフではないので、1974年以前のマークだ(それ以降でも陽刻にはあるのかもしれない)。サイズは16.00-25。ハブには三菱。 旋回窓がついている。鉄道用は軸に直接モーターがつき、それを垂直方向で支えるが(「Φ」の形)、これは旋回窓の枠にモーターがつき、ベルトで軸につないでいる。その軸は120度ずつの3本の脚で支えられている。また、旋回窓は浮かすこともできそうだ。ワイパーは4本。ある。 詳細は『CURIOUS』12号に、補足が13号にある。ぜひご覧いただきたい。 * special thanks:丸田祥三さん
スノーワーカーズ・バレエ 越後妻有 大地の芸術祭に関連して。
除雪車、とくにロータリー除雪車は、路面からのオーガ(ロータリー除雪部分)の高さは一定でなくてはならない。そのため、前輪はリジッド、後輪のみにサスペンションがついている。 この、中折れ式のロータリー除雪車の床下をのぞき込んだ。 前輪。右から左に伸びているのは、動力を前輪に伝える推進軸。こうして見ると、バネ類は見あたらない。当たり前か。 後輪。板バネが見える。こちらにも推進軸が伸びていることからもわかるように、4輪駆動である。 前部と後部の接続部。上の推進軸はロータリ除雪装置へ、下のが走行装置につながる。 操舵装置は油圧駆動である。ハンドルを切ると、後部から前部に渡された油圧装置が伸び縮みする。 運転席。・左ハンドルだった。 こうした特殊な機械をのぞき込むのはおもしろい。 |
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