水管橋は往々にして三弦橋の形を取る。底辺が上の場合(断面が△。「三角トラス補剛」)もあるし下の場合(断面が▽。「逆三角トラス補剛」)もある。1本だけが水管の場合もあれば、2本の場合もある。 この那珂川水管橋は、斜張橋として桁を吊っている。吊っているのは上弦材(△の上の1本)で、水管である下弦材(下の2本)はトラス構造で剛結されている。主塔に向かう軸方向の圧縮力がかかるはずだが、全体にかかっているのか、上弦材だけにかかっているのか、わからない。 主塔は逆Y。橋長は492mもある。 裏側。ガセット部分だけ白いのは、そこだけ、雨だれが来ないのだろうか。こんなにきれいに塗り分け(?)られるものだろうか。ならば、水管の側面に雨樋をつければ、汚れはずっと減る? PR
(クリックするとCM動画のページにジャンプします)
日産ノートのCMで、気になる橋が出てきた。なんだこれは、なんで斜張橋のケーブルがアーチの横構の間を通って床版を支えてるんだ…? それも、床版のセンターではなく片側を吊っている。地上側のケーブルは2方向に分かれている。 …などと思ったら、@Einshaltさんから「マレーシアのSeri Saujana Bridge かと」とご教示いただいた。wikipedia英語版はこちら。 関連サイトも見たけれど、どうもよくわからない。アーチを添えることにより荷重がアーチと斜張橋の主塔に分散されるから主塔が低いのかな…などと思ったが、そんなことはなさそうだ。スパン300m、主塔高さ73mというのは、国内の斜張橋を見ても同等だ。 こちらのPDFに詳細が書いてあるのかもしれないが、長いのでまだ読み中。とりあえず。 http://www.bath.ac.uk/ace/uploads/StudentProjects/Bridgeconference2007/conference/mainpage/Hares_Seri_Saujana.pdf
多摩川を渡る日野橋の北詰にある立川公園、の北側にある橋。多摩川の支流である根川を渡る。ご覧のように、主塔が木製である点で珍しい。「タマサイ」の一部であり、ひっきりなしに自転車が通っていく。写真は右岸から。
ところが、人がすれ違える程度の幅しかないので、けっこうきわどい。床版が板なので、「ボコボコボコッ」と音を立てて自転車が渡っていく。 上流側から。真横から見ると、勾配があることと、主塔が桁方向のセンターでないこと、ケーブルが向かって左に2本ずつ・右に1本であること、左のケーブルは桁にかかるが右はアンカーに至っていること、などがわかる。 桁は、鋼製フレームに床版の仕上げとして板を張ってある。ケーブルがかかる部分の横桁は太い。 アンカー川には銘板がある。 根川貝殻坂橋 1990年3月 立川市 立体横断施設技術基準(1979) 上部工: 形式 2径間連続斜張橋 橋長 21.0m 幅員3.0m 橋格 歩道橋 材料 SS41、レッドウッド材 下部工: 基礎 直接基礎 特殊重力式橋台 構造 逆T式橋脚 重力式橋台 施工:三井造船株式会社 左岸から。木が邪魔、ということは自転車や歩行者にも邪魔なんだろうな。 1歩前へ。 幅員3mは、欄干含めてなのだろうな。 |
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