村松は、街の規模から考えると非常に大きな商店街と雁木がある。そして、その中心部は、かつての蒲原鉄道村松駅からはちょっと離れている。その中間地点に、この閉鎖した昭和シェルの給油所はあった。かつてはここに雪が積もり、毎日のように雪下ろしをしていただろう分厚いキャノピーと太い柱は好みではないのだが、ふと見ると写真左に別の防火壁がある。
近寄る。右上と左下の黒い影は、うっかり、フードが正しい位置になかったことに気づかず撮影したためだ。 防火壁は昭和シェルのカラーリングというより… 丸紅/昭和シェルの色だった。ロゴは大きな面積を占める赤と同系統の色で塗りつぶされている。 でも、冒頭の写真のように、こちら側は、メインのスペースではガッチリとした防火壁が存在している。なのに、なぜこちらに別の防火壁があるのだろう? もしかして、かつては昭和シェルと丸紅が別の店舗として並んでたのだろうか。丸紅は昭和シェルブランドの給油所もタクさん持っているので、これだけではわからない。また、残念ながら、古い航空写真を見ても不鮮明で、確認はできなかった。 ちょっと戻ってサービスルーム。昭和シェルの赤黄のツートンはフィルムタイプのステッカーかと思ったら、違った。ブラインドをこういう色に塗ってあったのか。 29.01リットル。計量器には、検査期限が平成6年…というステッカーが見える。意外に、閉鎖してから時間が経っていた。おそらく20年近い。しかし、サービスルームの外観はとてもきれいだ。 現在は、あまり広いとは言えないスペースは月極駐車場になっている。 PR
とくに「閉鎖された給油所」ばかりを探したり眺めたりしているわけではないのだが、比較的目につく上に写真を自由に撮れるので、自然とそういうものが多くなる。たいていは、キャノピーのない「露天」給油所で、壁は一面白く塗られてブランドが消されている。そして、おもしろいことに、比較的整頓されていて、ゴミ捨て場みたいになっていることはあまりない。この昭和シェル石油の給油所もそのひとつ。新潟市街北部の旧街道沿いにある。
まず目に飛び込んでくるのは、給油所ではなくゼブラパターンの安全地帯…というか防護壁。よく見たら給油所跡だった。 きれいだ。別の用途に転用されていたのかのようだ。 かなり広い。大型車でも余裕で入れる。三角形の敷地の2辺が道路なので、残る1辺にのみ防火壁がある。 防火壁を見ると、昭和シェル石油の色。「Showa Shell」のロゴを白く塗りつぶしてあるので、ロゴが剥げると逆に抜き文字になって現れる。 . サービスルーム前に立つと、このように見える。ポンプアイランドひとつに計量機ふたつだけ? 拡大。 防火壁とサービスルームのコーナーにあった台。なにがあったのだろう。灯油用? サービスルーム前に残っていた重し。「昭和石油」とある。ロゴも健在。 あまり見ることもない裏手。 写真は掲載市内が、サービスルームの室内には、まだ先週まで営業していたかのようにジャケットがかけてあり、部品が置いてある。しかし、そこにある日付は10年前のものだ。それだけ長い時間が経っているにも関わらず、敷地内ともどもきれいなことが、なんとなくうれしい。 福島県の国道289号、界地区。以前は南郷村といい、いまは南会津町になっている。十数年来のなじみの場所。国道沿いにはあまり集落はないが、旧道に入ると古い家、古い店が密集している。その一角に、計量器ひとつだけの給油所があった。 防火壁はくたびれてはいるが、現役だ。「星商店」とあり、道路をはさんだ向かい側が、星さんの家。このあたり、星さんという大きな家がたくさんあり、かつての山口村(合併後は南会津町)の街中にあるシェルも、星商店である。関連があるかどうかはわからない。 現役の証拠に、検査期限のラベルは「27年1月」。直近の給油は74.1リットル。74リットルということは、2トン車か、もっと大きなクルマか。 タツノの計量機(器ではなく機を使っているようだ)。 ノズルのtatsunoのロゴに、時代を感じる。各文字の感覚が大きく、そこを、横一線に貫く棒がある。この計量機の製造は昭和50年だから、まさにその時期の流行なのだろう。 HITACHIは確実にあった。クルマのエンブレムも、詳しくはないのでわからないけれど、確実にあった。こういうデザインのものが。 この日は金曜日。実は、現役だと気づいたのは帰宅後に写真を見返しているときで、このときはもう使用停止になっているものだと思い込み、クルマを前に停めて、堂々と写真を撮っていた。それでも、向かいの星さん宅からはだれも出てこない。だから、ますます使用停止だと思っていた。いま思うと、冷や汗が出る(というほどでもないか)。 軽油だけなのは、農機がディーゼルエンジンだからだろう。そうか、私が自家用車(レジアスエース;ハイエースのNETS版)だから、見向きもされなかったのか。なお、農機に入れた軽油は、本来は軽油引取税を支払う必要がない。しかし、それを証明するのも難しいため、その余剰金(?)を使って農免道路が作られるのは、知られている通りである。 |
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