20年ぶりにスオーナダフェリーに乗った。前回、といってもそれが初回で今回が2回目なのだけれども、1997年のGWに徳山から国東に渡った。今回は逆ルートだ。GWとはいえほぼ無人の竹田津の港。街中を抜けるとぽつんと存在する事務所には、煌々と明かりが灯っている。 やがて、23時20分着の5便が、音もなく近づいてくる。 船尾をつける形で接岸。すぐに下船開始。 折り返しの5便。出港するころには多くのクルマが乗り込んだ。鉄道と異なり、同じ便名なのが不思議。23時40分竹田津発、2時間の航路。 竹田津出港直後。 休憩所のイスが、いろいろある。事務椅子が取り付けられているのがおもしろい。 徳山着。こちらは船首から接岸する。 徳山着は25時40分。 このフェリーニューくにさきが、毎日5往復している。総トン数725トン。
バイクの写真というのは、人が走っているところを撮るものであって、自撮りはすごく難しい。それでも、うまくは撮れなくても、撮ってきたものは思い出になるのであって、撮らないよりは撮ったほうがいい。
2017年のGWに『林道ツーリングガイドブック2017~2018』のために撮ったものからいくつか。使ったものも、使わなかったものもある。使ったとしてもほとんどはモノクロだったので、改めて。 林道竹屋敷線・吹越峠(高知・徳島県境) 須川林道(高知県)。奈半利デッカ局跡。 池の川原林道(高知県)。右下は須川林道。林道の高低差の稼ぎ方がよくわかる。これは三脚に超広角を据え、タンクバッグにベルクロで貼り付けたスマホとWi-Fiで連携して、十数メートル向こうでセルフタイマーオン→10秒後に撮りたい位置に来るようにゆっくり走る、という方法で撮影。1回に2~3分かかるので、10枚撮れば30分だ。 ゆっくり走っているので、(乗り手のフォームの悪さを別にして)どうしてもかっこ悪く写る。バイクは加速していないとかっこよくないのだ。 室戸のこの林道群はバイクで取材。 四国カルストの南側にある林道永野太田戸線(高知県)では、集材機を使って作業をしていた。写真に写っているエンジンは汎用のヤンマーNS75-G。周辺の写真を撮っていないのでわからないのだが、クレーンのケーブルも集材機につながっているのだろうか。 鈴ヶ森林道(高知県)。同じくスマホでの操作によるセルフタイマー。70mmとはいえ望遠なので、感度を上げて絞る。撮るポイントは広角よりもかなり向こうになるので、Wi-Fiがあまり届かないこともあり、大変。 望遠こそ「加速」を撮りたいのだが、棒立ち。電柱が目立たなくなる角度や場所を探すべきだが、一人だとそれもとてもめんどうなのでそのままに。せっかく撮ったのだけれど、この先で通行止めだったので没。 鈴が鳴周辺の林道(愛媛県)。林道名等不明、佐田岬半島の付け根にある分岐の多い林道。この道を走るバイクが撮れるとバリエーションになるが、一人では無理…。この林道群はバイクで取材。 鈴が鳴林道の一部で擁壁が倒壊していた。擁壁の裏側を見る機会など、普通の道路を走っている限りは、なかなかない。 狗留孫峡の林道(宮崎県・熊本県)の宮崎県側。この日は雨だったのでクルマで通過。取材は、多くの場所ではクルマ(四駆のハイエース)にバイクを積んだまま通過している。つまり「クルマでも走れる林道」なわけだ。 狗留孫峡の林道(宮崎県・熊本県)の熊本県側。こういう、舗装路と未舗装路の境目が好きだ。ここではバイクを下ろしてバイクだけを入れて撮った。道の写真だけだと、なかなか殺風景だからだ。 加久藤越え(宮崎・熊本県境)。国道221号弓道で、白看が残ることで有名。ツーリングマップルにはこの南で西に分岐する地点に「堀切峠」と書いてあるが、間違い。こことそことの間、東に分岐する地点が堀切峠。 横谷林道(熊本県)。ここも、人を配置して撮りたかった。また、バイクの頭をもう少し左に振ると、影がきれいに出たかもしれない。もう一人いれば、そういうバイクの位置の微妙な調整が簡単にできるのだが…。 土呂久林道(宮崎県)の北端。切り通しなのだが、S字を描いている。実に不思議な印象。 土呂久林道からの展望。東側の土呂久川の谷だと記憶。 道後山林道(岡山・広島県境)。中国地方はかなり舗装化が進行しているので、6.5kmとはいえまとまった距離で残る貴重なダート。2003年だったかに、ガルルの取材で冨士井さんと行ったそのまま。ここもツーリングマップルの記載がおかしいので、お気をつけあれ。 1996年、ゴールンデンウイーク。バイクで鳥取県の大山から敦賀まで走り、そこで野宿しようと思っていたのだが、その晩から雨との予報。当時は公衆電話で天気予報を聞いていたものだ。 敦賀に着いたのは18時頃だったか。新潟の実家まで400km。夜の国道なら8時間あれば帰れるだろう。北陸道に乗るという選択肢はない。 時計の短針が真上を指す頃、26リットルの燃料タンクを過信したか、富山・新潟県境の洞門内でガス欠。スーパーテネレは、ガソリンコックが左右にあり、リザーブに切り替えるタイミングを逃してストールすると、かかりが悪くなる。大型トラックに恐れおののきながら、リザーブからガソリンを吸い始め、なんとかエンジンがかかった。 しかし、相当の数の給油所があった当時とはいえ、夜の県境で営業しているところなどない。糸魚川市内に着くと、ようやく24時間営業の給油所があった。助かった。空に近くなったタンクは25リットルほどを飲み込んだ。 満タンを抱えて走り出せば、道端の、もう営業終了している給油所など目に入らない。この、いかにも日本海側然とした光景で海を見つめるように立っている給油所も、山側に残る北陸本線旧線のサイクリングロードも、見えていなかったはずだ。 追い立てられるように、直江津、柏崎と過ぎ、国道116号に入った。新潟に着いたのは2時を回っていたが、雨は回避できた。 |
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