ふと思い立って、東武博物館に行った。なにがあると知っていたわけではない、東武鉄道のことは車両も含めてほとんど知らない。でも、車両に触れたくて。
東武の蒸気機関車の特徴は、弁装置がスチーブンソン式であることだと思っている。いくつか保存されている蒸機すべてそれだ。 国鉄の制式蒸機に採用されているのはワルシャート式弁装置。上下2段になっていて、「上」が蒸気室、「下」がシリンダーである。それに対してスチーブンソン式は左右になっていて、内側が蒸気室、外側がシリンダー。よって、一般的に蒸気機関車を蒸気機関車たらしめているメカニカルな心向棒や偏心棒、リターンクランクなどが、パッと見では存在しない。シリンダーから主連棒が1本だけ伸び、そのまま車輪を回転させているだけに見える。 写真右下に2本並んでいるのが弁心棒。この2本がそれぞれ、蒸気室内のピストン弁を動かし、蒸気の供給をコントロールする。 逆転機横の油壺には、きちんと油が入っていた。フェルトもきれいだった。 興味深いのは、シリンダー。車輪の側から逆にピストンを動かしているため、ピストンは実際にシリンダー内で空気を動かしている。そばにいると、ピストンの右で空気を圧縮して吐き出す音、左での音、と交互に聞こえる。ピストンが左右に動いているのがわかるのだ。 先に「油壺には油が入っていた」と書いたが、それは、弁装置全体を日に何度も動かすからだろう。そこには後から気づいた。 入場料200円。見放題。いい施設だった。 …なぜ動画を撮らなかったのだろう…!! PR 社会からそうした姿勢を求められる仕事が存在したのは、もしかしたら終戦後から1980年頃までの30~35年間くらいなのかもしれないんじゃないか。官公庁の組合が労働運動を引っ張ってきていた間だけ。あてずっぽうだけど。 尾白内郵便局は、北海道の森から海沿いに東に行ったところにある。この日、朝食に森のいかめしを食べようと思っていたのに、私が行ったときにはまだできていなかった。すぐ近くにセイコーマートがあったので、そこで朝食を取った。 翌朝、跨線橋を撮影しようとホームに出たら、いた。なんとかわいらしい。天地が詰まった直方体の上に四角錐の屋根。入口は木戸。 奥行きが浅い? 木戸を開けての内部や、個室内部は撮影していない。それどころか、駅舎の外見や内部も撮影していない。 なぜかというと、私がこれを撮っている間、駅前のお宅の「駅を管理しているご夫婦」が、駅舎内外のお掃除をしていたためだ。このときはトイレは掃除していなかったと思うが、当然、ふだんは掃除しているだろう。掃除している人を目の前にして、トイレの「中」の写真など撮れるわけがない。 なお、ご夫婦はとても親切で、いろいろとお話を聞かせていただいた。それだけでなく、漬け物やミネラルウォーターをもたせてくれたりした。だから、この朝に関しては、写真などどうでもいい。跨線橋は、ご夫婦が掃除に来る前に撮っていた。 <関連記事> 国縫駅の跨線橋 |
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