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20120924a_000.JPG温川橋と古い出光 国道406号の新旧橋(群馬県)の続き。

温川橋の南側に戻ると、出光のサインが見えた。計量器も古いもののようだ。

20120924a_001.JPG「出光軽油」「出光アポロ」。しかし、手前にはロープが張ってある。撮影したのは平日、金曜日である。閉鎖済み?

20120924a_002.JPGサービスルーム(?)も、どうも自家使用にしか見えない。計量器などをきちんと見たかったのだけれど、サービスルーム(?)には人の気配がするし、ロープは張ってあるしで、それは控えた。

サインポールやサービスルームは現在のスタイルに切り替わっているのに、計量器は、何世代前なのかはわからないが、昔の意匠のまま。ネット地図を見るとここには出光のアイコンはなく、一方で検索すると店舗としても出てくるので、最近閉鎖したのかもしれない。


 
 
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20120924_000.JPG群馬県の国道406号は、温川(ぬるかわ、吾妻川の支流)をランガー桁で渡っていると、隣りに旧橋が見えた。下りてみると、さらに給油所もあった。以下、南から渡って引き返す形で。

こう見ると、右の新道のほうが自然な線形に見えるのは、たぶん気のせい。

20120924_001.JPG新道のランガー桁、1スパン。アーチ部分は折線。対して旧道の鈑桁は2スパン。

20120924_002.JPG左岸(北側)、左の親柱。「温川」。

20120924_003.JPG左岸(北側)、右側。「ぬるかわはし」。

20120924_005.JPG右岸(南側)、左側。「昭和39年9月完成」。「竣功」ではないのだな。

20120924_004.JPG左岸(北側)、右側。「温川橋」。

最後に、右岸(南側)から。
20120925-999.jpgいいよね、旧橋。



以下、続く。
20120923_001.JPG上信越道の藤岡ICを下りてR17に向かおうとしたら、いきなり対向車線に円形キャノピーが現れた。すぐ先でUターンし、クルマではなくガソリン携行缶に給油してもらった。

20120923_002.JPG道路と並行して、ふたつの円形キャノピーがある。しかし、少し位置がずれている。冒頭の写真には「原付」と書いてあるので、この写真の奥、円形キャノピーを改造したような大型のキャノピーがメインのようだ。

20120923_000.JPG「え? キャノピー? 古いよ、こんな古いの撮ってどうするの?」と給油所の方は言っていたが、なにを言いますか。「いや、これ以上かっこいいキャノピーはないですよ」とかなりの知ったかぶりで答える。

サービスルーム側のキャノピーは長方形の屋根がかけられているが、これは最初からなのか。(後述)アイランドやサービスルームの配置からすると、最初からなのだと思うが…。

古い航空写真を見ると、1983年までのものには影も形もない。ところが、1984年から1986年にかけて撮影したものを見ると、この長方形が見える。ということは、建築当初から、この形なのであった。でも、1984年??

* * *

同日追記:
ガソリンスタンド・ノートのsgmさんから、長方形の屋根がかけられたほうは、後継の「ペガサス21形」であるとのご指摘もいただいた。つまり、「古い」円形キャノピーと「新しい」円形の名残を残しつつ長方形にしたキャノピーが同居しているのだ。その理由についてもおもしろい洞察をいただいた。敷地の形状の都合でこの配置となり、かつ手前(円形キャノピー側)はバイク、奥がクルマとなるように誘導したいのではないかというものだ。なるほど。

敷地の都合…については、前述したものをちょっと詳しく航空写真で変遷を追おう。藤岡ICの供用開始は1980年(昭和55年)、この給油所が建つのは群馬県道13号、片側2車線・中央分離帯のある道路で、藤岡市街をバイパスする形になっている。

●1974年(CKT7418-C38-14
20120923_1974.jpg真上をまたぐはずの上越新幹線の高架橋はまだ姿が見えない。

このMobilが建つことになるのはほぼ中央部。左右に伸びる太い道(現在と同じ形をしている。市道だろうか)のほぼ中央部から右斜め上に伸びている建設中の道路が現在の群馬県道13号で、その逆T字形交差点の右カドが、このMobilの敷地だ。

●1980年(CKT-80-1
20120923_ckt-80-1_c12_11.jpg6年で大きな変貌を遂げている。上越新幹線も、県道13号もできている。Mobilができるべき場所は、まだ更地だ。写真の範囲外(下)だが藤岡ICはすでに開通している。

●1986年(CKT-86-1
20120923_ckt-86-1_c12_10.jpg前述した「1986年からのもの」というのがこれ。青い長方形の屋根も、白い丸い屋根も見える。このMobilが開業したのが、1980年から1986年の間だということだ。

そこで、追記冒頭の考察となる。キャノピーの意匠が変わる過渡期、もしかしたら完全に移行したあとに、移行前後の両方が設置された。ということは、(ほぼ)最後に設置された円形キャノピーである可能性がある。開業年は…再訪して訪ねるしかあるまい。

※航空写真3点は「航空写真画像情報所在検索・案内システム」を利用した。航空写真はトリミングした。

20120922_002.JPG秋山郷を走る、と言ったら「穴藤ダムぜひ!」というコメントをいただいたので、立ち寄った。おかげで穴藤橋も発見できたし、感謝>さくのさん

ダムの諸元はダムマニアさんのサイトをどうぞ。

写真は中津川の右岸からで、左が上流=ダム湖、右が下流だ。下流対岸に発電所が見える。これは中津川第一発電所で、この穴藤ダムとは関係ない。写真左上の山の上に高野山調整池があり、そこから水を落として水力発電をしている。水源は秋山郷最奥の集落・切明にある切明発電所の放流水と、雑魚川からの取水である。穴藤ダムの水は、ひたすら左岸の斜面の中を下り、下流の中津川第二発電所で利用される。

20120922_003.JPG堤体側に回り込む。落差は10mほどか。


20120922_000.JPGもちょっと近くで。

20120922_007.JPG下流に目を向けると、このように中津川第一発電所がある。中央の建物に1~3号機、左の別棟に4号機がある。

20120922_006.JPG真正面から。「東京電力」である。信濃川水系全体では、東北電力が新潟県内、中部電力が長野県内の水利権を持つが、この中津川水系は東京電力となる。取水口は長野県だったりするので、長野県は、東北・東京・中部の三社に水を供給していることになる。

20120922_004.JPG発電所背後の水圧管路。かなりの落差だ。背後の山の上に高野山調整池があると書いたが、調整池から発電所までの落差は400m以上ある。2本の管路が見えるうち、1本は1~3号機用、もう1本が4号機用である。

20120922_001.JPG1号機から3号機までに給水する管路は下部で3ルートに別れる。そして発電所の下に潜り込んでいた。



 
20120921_002.JPG長野県・新潟県境にまたがり、一般的には新潟県側からしか行けないの集落、秋山郷。中津川に沿って集落が点在するその北端、津南にいちばん近いところに穴藤(けっとう)という集落がある。そこには穴藤ダムがあり、また、この穴藤橋という吊橋もある。

主塔は鋼製。トラス構造ではなく、アングル材をブレースとともに組んでいる。装飾的なものは一切ない。

写真は、穴藤の集落がある左岸から。この区間の国道は右岸である。なお、少し上流(南)には結東(けっとう)という集落もある。













20120921_000.JPG穴藤ダムのほうから下流に向かうと、このように見える。

20120921_003.JPG制限荷重は2トン。乗用車1台分。そして銘板、「けっとうばし」。付近の電柱の、本来なら広告が入るべき場所には「穴藤」と大書してある。

20120921_006.JPG「昭和四十四年十一月竣功」。

20120921_001.JPGケーブルのアンカー近くでは、なぜかケーブルの下にスライダーのようなものがあった。


20120921_004.JPG補剛桁。導水管が併設されているが、ここでは穴が開いて水が噴いている。

20120921_007.JPG渡っている途中で南側を見ると、穴藤ダムが見える。

20120921_005.JPG渡ってから振り返る。床版は木製で、その下には縦桁のような形で2列、鋼材が見えた。


20120921_008.JPG右岸・下流側の主塔。「穴藤橋」。

20120921_009.JPG左岸・下流側の主塔。「昭和四十四年十一月竣功」と重量制限の標識。

20120921_010.JPG右岸から全景。



穴藤ダムについては後日。




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