ふと、いい感じの出光があった。いかにも昔からやっていますという雰囲気に、まずグッとくる。 50代か、男性に給油後してもらったあと、ちゃんと写真に収めたくて、ついに言った。 「このスタンドすてきなので、写真撮らせてもらえますか?」 この給油所のどこに惹かれたかというと、工場部分とサービスルームのバランスの良さ、そしてサービスルームの窓のRだ。 (1981年、古津駅)
カシミール3Dで地形図を「1/4倍」にしてつらつら眺めていると、大地のシワにもいろいろなものがあることに気づく。シワ、と書いたけれど、地形の「山」と「谷」は、圧縮されて「シワ」になったものもあれば、水で谷が刻まれた「スジ」もあろう。それらを総称してシワと書くが、シワにはある程度の法則性があるはずだ。
とはいえ、ここでそれを解説することなどできないので、見た目で気づいたことなど。 ●骨格系のシワ 南北の尾根は硬く、まるで背骨。そこから直角に東と西へ尾根が延びている。おそらく「谷が刻まれている」というほうが適切なんだと思う。 あてずっぽうだが、ここには南北方向に硬い地層と軟らかい地層が交互にあって、軟らかい部分が侵蝕された結果、このようになったのではないだろうか。 ●散在する骨格系 北海道の稚内付近。どれも同じ方向を向いている。ということは、どれも同じような地質なのだろうか。 それぞれを埋める形の平野部は、これもあてずっぽうだが、もとはこれほど平坦でなかったものを、地形改良を重ねて川を狭い範囲に封じメル事に成功し、ここまで平地を増やしたのではないか。 こうしたシワは、場所によっては三葉虫の化石のようにも見えることがある。 ●大地の引っ掻き傷 もし古代の人が地形を上空から眺めたら、きっとこの地形を畏怖するに違いない。もともとの地形を無視して縦方向に引っ掻いたかのような起伏がある。 偶然とは考えられない。どういう理由があるのだろう。 ●台地のようなもの なお、この図は陰影を深くしている。 ●二重稜線のように見える場所 二重稜線は不思議なもので、飯豊連峰で歩いたことがある。その間は湿地にでもなりそうだが、くぼんだ草原だった。対して秋田のここは、二重稜線の間の谷はそれなりの標高差があるため、水の通り道になっているだろう。
* * *
以上、すべてカシミール3Dで作成。カシミール3Dがなければ、こんなことには気づかない。毎日毎日、眺めている。多謝。
数値地図。PCで閲覧できるこの数値地図に、とっくに廃止になった路線が描かれていて驚くことがある。
当然。数値地図化する際にはその地図を使うため、こうして渚滑線が残ってしまったわけだ。 これは誤記ではなく経年変化について行けていない例だが、地形図にも誤記はある。二種類あって、一つは登山道などが実際の位置と微妙に異なるもの(資料を基に地形図を作成するときなどにできやすい)、もう一つは完全な誤記、単純ミスである。 上の地図、よく見ると。 ◎ゆうちんない ×おちんない どうしてこうなった? 地名は「おちんない」で正しい。真偽は不明だが、「おちん」がよろしくないとして駅名を「ゆうちん」とした、と聞いたことがある。国鉄は平気で漢字や読みを現地と異なるものにするので、ありうる話だ。 * * *
次。 新潟交通の電車線が載っている。これは数値地図50000「新潟」平成17年10月1日版。次の平成22年5月1日版では、残念ながらなくなっている。 …待て。ここもおかしい。 ◎ひがしあおやま ×ひがしおおやま 開業年からして、もしかしたら昭和50年代にした誤記がそのまま受け継がれたのかもしれない。 (地図はすべてカシミール3Dを使用した)
『カシミール3D』で北海道の地図を閲覧する、という作業をずっと繰り返している。標高データと組み合わせた地図を拡大率を小さくして地形図を見ていると、思わぬおもしろさを発見する。
…といいつつ、地形とは関係ない、おもしろい表現をひとつ。 (地図はすべてカシミール3Dを使用した) 上春別。 中西別。 西春別。 地名表記が、あたかも市街地を囲む城壁のように配置されている。 文字の配置は地形図製作者のセンスによるものだろうが、これは遊びの要素も含まれるのだろうか、それとも何か一定の決まり事に沿って配置したらこうなってしまうのだろうか。 広い地域で見ると、こんな分布。 ●おまけ |
カレンダー
最新記事
(02/15)
(01/01)
(12/31)
(11/20)
(11/11)
(11/05)
(10/26)
(10/25)
(10/22)
(10/21)
カテゴリー
プロフィール
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
since 2010.7.30
アクセス解析
フリーエリア
|