視線を防火壁に向けたまま右に移す。これも色調を変えてみる。 この手のサービスルームを見るたびに思うのだが、なぜドアがど真ん中にあるのだろう? 室内レイアウトがものすごく難しくなるだろうに。まあ、これくらいの大きさでは客用スペースなどなかったのかもしれない。
昨日の羽越本線 山倉川橋梁のすぐ横にある水管橋。
形式:逆三角ワーレントラス補剛形式 支間長:48.000m 使用鋼材:ステンレス(SUS304) 設計基準:「水管橋設計基準」WSP-007 雪荷重:3.0kN/m^3(積雪深1.4m) 地震荷重:Kh1=0.26 Kh2=0.54 設計内圧:静水圧時0.75MPa 水撃圧作用時1.25MPa 施工:新潟県北蒲原郡京ヶ瀬村下里3610 水島鉄工株式会社 「逆三角ワーレントラス補剛形式」というのか。たしかに、メインは下弦の水管であり、それを上弦2本が補剛しているんだもんな。しかし、道路橋などは左右のトラスが床版を補剛しているのだけれど、いちいちそうは言わない。検索してみると、水管橋で使われる用語のようだ。 施工の水島鉄工を検索したら、すばらしいサイトをお持ちではないか。 施工例に、この折居川の水管橋がある。
* * *
おもしろいことに……
三弦橋である水管橋を撮影していて、ふと見ると羽越本線の橋梁がこんなだった。
山倉川橋りょう 設計:東日本旅客鉄道株式会社上信越工事事務所 施工:鹿島建設株式会社 設計荷重:EA-17 基礎:場所打ち杭φ=1.2M L=31.5M 6本 基礎根入:けた座面から35.71M 着手:2002年3月 しゅん工:2003年10月 新潟工事区長:鈴木博人 鹿島建設株式会社現場代理人:大久保秀樹 橋りょう名:山倉川橋りょう 位置:神山 月岡 15K528M59 支間:51M80 塗装年月:2003年4月 塗装回数:6回塗 塗装種別及び塗料名:下塗 亜鉛・アルミニウム擬合金噴射 中・上塗 ポリウレタン樹脂塗料 塗料メーカ:下。中・上塗 大日本塗料株式会社 施工者:鹿島建設株式会社 株式会社横河ブリッジ
* * *
この橋を、Yahoo!地図で見ると奇妙なことに気づく。 衛星画像だけを見ててもわかるまい。これを「地図」に切り替えてみてほしい。 あれ? 川の流路も道路の位置も違う! 少し前の地図ではこのように「山倉川」などというものが描かれていない(いま、橋の下を通っているのは(新)「折井川」である。そこで少し検索してみると、この山倉川は、1998年の豪雨の対策として掘られたもので、あわせて鉄道や道路が付け替えられたということがわかる。 ここにまとめなおしてもしょうがないので、公式な文書のリンクで張ることにする。 ・鹿島「鋼・コンクリート複合トラス橋を 鉄道橋に初適用」 ・JR東日本「羽越線神山・月岡間山倉川B改築他工事の施工について」(PDF) 興味深いのは、踏切を一つ、新設できているこだ。名義的には「移設」にしたのだろうか。 なお、サイト「廃線跡探訪」によれば、この橋の建設にともない、路線の切り替え作業もあったそうだ。 このように、洞門と隧道の間に挟まれた一角に、廃橋がある。欄干は、端部に3連のアーチのようなものが刻まれている。手前の欄干のさらに手前に転がっている石材は、おそらく親柱。ただし、銘板類はない。 見れば、谷側の新道は橋ではないようだ。とすると、この右側の橋を放棄し、谷側に土盛りをして旧道が橋で渡っていた沢を暗渠化して…ということかもしれない。 この場所、たまにクルマの出入りがあるようだ。駐車場のように使われているのだろう。国道17号側に目をやると、はるか彼方に上越線の路盤が見える。 完全に真っ白な骨。肉などついていない。頭骨の左半分と思しきものがここにあった。右半分は、少し離れた草むらにあった。ここに出没した動物が持ち運んだか。 鹿はなぜここで死んだのか。クルマに跳ねられたのだろうか。この骨から2mと離れていないその脇を、大型トラックや乗用車がひっきりなしに通り過ぎていく。 ここは道幅が狭く、洞門と隧道が現れるためによそ見などできないと思う。この白骨に気づくドライバーなどいまい。 背後の(おそらく)オーナーの住宅の一部に作り付けてあるサービスルーム。住宅の妻面にトタンを貼って白く塗り、住居の城壁と相まって防火壁が控えているかのような印象を見る者に与える。 関係ないけれど、少しショックだったのは、岩本駅の駅舎が建て替えられていたことだ。木造駅舎の時代、何度か休憩をとったことがある。しかし、まったく鑑賞も記録もせずにいた。建て替えの日付を考えると新駅舎の前を何度も通っているはずだが、目に入っていなかった。そんなものだろうな。 |
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