昨晩の『鉄道乗りつぶしナイト』ご来場の皆さん、ustで中継をご覧になった皆さん、ありがとうございました。リハ時にかなり不安だった「つなぎ」など、そこそこうまくいったのではないかと思いました。「締め」も予定外の方向でしっかり締まってよかったと思います。
「当日券」でいらっしゃったお客様も多く、ほぼ満席になったことは大変嬉しいことでした。「連れてこられた」的な、「鉄道に乗りに行く」という楽しみ方をあまりしたことのない方にも楽しんでいただけたとも思います。 出演の栗原景さん、田中比呂之さん、カルカルのスタッフの方々に感謝いたします。 集客手段(宣伝など)があれば、また何かの企画をやってみたいです。 自分は写真1枚すら撮っていないので、レポはこちらをぜひご覧ください。 栗原景さんのブログ、ぜひご覧ください。→こちら オオゼキタクさんのブログ、ぜひご覧ください。→こちら 東京カルチャーカルチャーのUSTREAMのアーカイブはこちら PR
7月17日(土曜)にお台場の東京カルチャーカルチャーで開催する「乗りつぶしナイト」に、
抽選で10名様を無料でご招待します! すでにチケットを買ってくださった皆さん、今さらですみません…。 乗りつぶしナイト詳細はこちら。 【応募方法】 Yahoo!地図もGoogleMapも地図は小さな縮尺のものがなく、上記Yahoo!の航空写真は肝心なところがおかしな表現になっているが、確かに この場所である。この、ポインタが置かれた部分のすぐ左(西)に、旧道がわずかに残っている。以下、説明しづらいため地図を添える。 北上で、南に行くと「道の駅六合」を経て230フィートピントラス、吾嬬橋へ。北に行くと、まもなく右に野反湖へ向かうR405が分岐する。 この部分は、崖に沿った旧道を、その谷側に大きな橋を架けることで線形を改良したものだ。私が南から北に向かって走っているときに、左側にこのぶった切られた道が見えたのだ。しかし、ここでは北から南の順で書く。 さて、写真1。 この肌色の欄干が新道。「足倉橋」とある。その向こう、といっても画面左上に少し見ていてる赤系統のガーダーのようなものが旧道の桟橋部分で、欄干のペットボトルの右側が、旧道の路盤がぶった切られた部分だ。欄干の黄色い液体の入ったペットボトルは、もしかしてだれかのおしっこだといやなので、さわらずに撮影。 写真2。路盤に上がってみる。 倒木があるのかと思うくらいの繁茂だ。舗装面こそ残っているが、路肩はない。現役のときにはガードレールなりがないわけがないので、撤去されたと考えていいのだろうか。 写真の路肩にあるような、乱暴にセメントをカマボコ型に持ったような謎の盛り上がりが、道路面にもあった。走行の妨げになるので、現役時にはなかったものだろう。 写真3 こんな感じで桟橋が残っている。旧道は崖に貼り付くかたちで敷かれたが、それでもなお幅が確保できないこの場所では、谷側に桟橋をかけたのだろう。 写真4。南側から。 南側の、ぶった切られた断面。なんというか、痛ましい。無理矢理破壊して、露出した傷口をセメントで塗ったくった、と表現すればしっくりくる。なんなん、こののっぺり感は。橋台もろとも塗り固めてあるうえに、橋台と塗ったセメントが同化するかどうかはまったく考えられていない。 そして写真5。また路面から。 この写真で見ると、いちばんわかりやすい。ちゃんと道路の端の白線が残っており、おそらくこの外側に柵なりがあったのだろう穴があいている。 それにしても、狭い。本当に1車線分しかない。そして、歩行者用の路肩もない。これでは抜本的に2車線に改良されてしまうわけだ。 ついでに、上の写真の画面中央部あたりにあった、足倉橋の竣功年月。 平成5年(1993年)2月完成。2月のこの地は雪で埋もれてるんじゃないの? ということはさておき、わずか17年である。17年で、ここまで藪化しますか。 写真5をもう一度ご覧いただきたいが、道路だった舗装面の半分ほどは土砂と藪に覆われ、残された谷側の舗装面の上も、剥離した岩が無数に散らばっている。それをまったく掃除してないため、その岩が雨に打たれてすぐ下の舗装面を茶色くしている。おそらく藪の繁茂も、そうした崩落で舗装面に土が積もったことが大きく影響を与えているに違いない。廃道は、そうした土や、舗装路に入った亀裂をベースに、奴らが急成長する。 そういうことに感心していてもしょうがない。別の見方をすれば、ここは落石の危険性が非常に高いところだということだ。ならば、ますます新道の開設は必須だろう。 今日は11時30分に自宅を出て、ぶらりと430kmほど走ってきた。いかにも夏らしい、地面からの照り返しの熱を久しぶりに味わい、標高を上げるにつれ涼味が増していく気分を味わい、草いきれを味わった。いろいろと懐かしい思いがした。11時30分出だったからちょっと迷ったけれど、行ってよかった。
ジャンルに分けるとしたら、紀行文とか旅行記になる。私は、実はこのジャンルのものは読まない。他人の旅行記など読んで、おもしろいと思った験しがないからだ。もちろん宮脇俊三氏などは別格である。特にまだ氏が50代の頃の作品はすばらしい。
仕事柄、特に海外の旅行記を出版したい、というお話をよくいただく。基本的にそういうものは売れない、という厳然たる事実があるのだが、私はその人に尋ねる。「ほかの人が書いた旅行記を読んだことがありますか?」 間違いなく「ありません」という答えが返ってくる。つまりは、そういうことだ。 そんな意識を持っている私の手元に、一冊の本が送られてきた。いまから約1年前のことである。驚いた、以前の取材で意気投合した西村健太郎氏ではないか。当時の職場を離れ、本を執筆されていたとは。それが、右側の緑の表紙の『週末鉄道紀行』だった。 もともと、氏のサイトを拝見していて、こうした紀行文が掲載されているのは知っていた。そして、これはそのまま本に掲載できるのではないか、との思いも持っていた。もっとも、私はそんな媒体も持っていないし、鉄道の紀行文についてはクオリティの高さと「売れる/売れない」は関係ないとも思っている。だって、自分が乗りに行ったり、自分が興味がある路線のことを調べるほうが楽しいもの。 で、読んでみて、引き込まれた。先に書いたように、普段、紀行文は目にしても、まったく引き込まれないのだが、この本は違った。宮脇氏と同じ視点があった。自分を客観的に、かなり引いて見ている。生活感の出し方も近いと思う。ものすごく自分を抑えていて、でも本当はものすごく惚れ込んでいるのがよくわかる。そして、それが「あ、真似だ」などと感じることなく、スッと読める。秀逸なのは、30年前の時刻表を「読む」シーン。誰もが同じ経験を持っているはずだ。 これも先に書いたように、紀行文は売れない。それが、この本はすぐに重版がかかり、3刷もかかった。こういう言い方はなんだが、西村氏は過去に著作があったわけではなく、鉄道ファンに著名な人というわけではない。それでも3刷ということは、本書が鉄道紀行文のなかでは突出した仕上がりであり、それが一見さんにも伝わったということだ。 ある時、「日本の道」の松波さんとお話をしていたときに、アルファポリスの話になった。社長と同級生だという。驚いた、この『週末鉄道紀行』の会社ではないか。縁とは不思議なものだ。 そして、先月、書店に行って驚いた。青い表紙の『週末夜汽車紀行』が平積みになっていたのだ。もちろん『週末鉄道紀行』も隣に平積みになっていた。それが、左の本である。まだ2割くらいしか読んでいないが、前回より1年たち、少しだけ中年に近づいた(失礼)著者の姿を感じている。楽しみに、ゆっくりと読んでいこうと思う。
お台場の東京カルチャーカルチャーにて、7月17日夜、『鉄道のりつぶしナイト!!!』が開催されます。タイトルは「開催します」って書いたけど、されます。
これは、私は企画・編集し、大好評を博した『鉄道の旅手帖』のリニューアル版、『カラー版 鉄道の旅手帖』の刊行と、新潮社の大ベストセラー『日本鉄道旅行地図帳』の新シリーズ『日本鉄道旅行歴史地図帳』の刊行を記念して開催されるもので、編集担当である私、新潮社・田中氏、『カラー版鉄道の旅手帖』の西日本編の大部分の執筆を依頼した栗原景氏と「乗りつぶし」についていろいろ話題を提供します。 詳細はこちら。 もともと、完乗(JRのみ、民鉄も全部、含む。いやそもそも「完乗」の定義って人によって違うよね、そういう話から始まります)した話はたくさんおうかがいしていて、さらに今回、何人かの方にお話をうかがったら変な話が出るわ出るわ。みんなほんとにすごい。 「乗りつぶし」という単語から、義務感を感じ取る方もおられると思うし、そういう反応も確かにある。でも、イベントタイトルがそうなだけで、「乗る楽しさ」とか、「全線と比較すること」で見えてくる楽しさもきっとある。そういう話題を提供していきたいと、私は思っています。 7月の3連休の初日の夜、ということで、自由気ままな鉄道趣味人たちは全国に散っているのかもしれないが、絶対に楽しい、かつ「へぇ~」となる夜になるので、ぜひお越しいただきたい。いわゆる「テツ」じゃなくても、「乗り鉄」じゃなくても楽しめるよう、いろいろ仕掛けるつもりです。 ちなみにタイトル画像は樽見鉄道のどこかだったと記憶。 |
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