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田村喜子『土木のこころ』をようやく読み始めた。誤記が多い。年月日、地名、固有名詞を誤るとは言語道断。一気に信用が持てなくなった。

先日、ある物書きが、知りもしないことを知っていると思い込んで誤りばかり書いて困る、という話を聞いた。担当編集者はその分野の専門家ではないが、編集担当の意識としてその専門知識部分の不整合に気づき、調べてみると嘘ばかりだったという。トロリーポールとビューゲルとパンタグラフの区別がつかないのなら、もちろんその歴史的価値もわかりようもないのに、ビューゲルをほめていたとか。木を見て森を見ず、どころか葉っぱの色や形しか見てない。そういう見方はもちろんアリだが、それならそれなりの書き方、立ち位置というものがあろう。もう3年ごしの作業らしいが、軌道修正がうまくいくことを願っている。

常々不満なのが、こうした用語が、理解せずに書かれていることだ。鉄道で言えば、電動車の紹介記事ではサイリスタチョッパ制御やVVVFインバータ制御といった用語がたびたび出てくるにも関わらず、それらがなんなのかの解説がない。いまでこそ秀逸な書籍がいくつか刊行されているが、それらの方式が初めて採用された当時、趣味誌レベルではわかりやすい解説はなかったといっていい。美術・芸術に関する紹介記事でもよくある。「アール・ヌーボーの…」「コロニアル様式の…」。書き手に問うと、コロニアル様式がなんなのか、答えられない。そこにコロニアル様式の建物があるということは、コロニアル様式が採用された理由や背景があるはずだ。しかし、それに触れてこそその作品の解説となりうるのに、書き手がわかってない。その建物の公式ページにおいてさえ、そういうことがよくある。


用語に興味を持って検索すると、たいてい検索結果の上位にwikipediaの該当ページが表示される。ところが、書き足されすぎてあまりに冗長なものも多い。「チョッパ制御」はまだ整理されているほうだと思うが、これは第2版が端的でいい。詳細な解説がある事典は偉大だが、端的に表現する辞書はそれ以上に偉大だと思う。
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20100211.jpg


志布志市志布志町志布志志布志市役所志布志支所 




小さな文字で見るからこそ、である。「志」「布」「市」「支」「所」の上半分に2本の横線が入り、市なのに同名の町と字が重なり、市役所なのに同名の支所があるという奇跡が重なるとこのような住所となる。あえて字名と市役所名の間にスペースを置かず、番地表示も入れないのはあざといかもしれない。


「町」と「役」が邪魔なので外してみる。

志布志市志布志志布志志布志市所志布志支所 

一本の物干し竿に並べて吊された洗濯物のようにも見える。立体視したくなるが、なにもおきない。




これはいい影。

肥薩線を旧鹿児島本線(現肥薩おれんじ鉄道)がまたぐのは、肥薩線が先に敷設されたからだろう。

atok2009にて、「接岨峡」(せっそきょう)と変換しようとすると「接阻峡」と変換されることに気づいた。辞書登録に誤りがあるのだろう。ことえりではそうしたご登録(←自分で誤字を書いてどうする)誤登録がたくさんあった気がする。

最近また駅名や路線名、鉄道事業者名を打ち込む機会が多い。辞書には駅名や路線名は登録されている。しかし、廃止になったものは登録されていない。もしかしたら、atok誕生以後に廃止されたものは残っているかもしれないが、古いものはない。現存する弘南(こうなん)鉄道はatokの辞書登録がないのが不思議である。

私のパソコンは必要に応じて変換履歴があったり登録したりしているので、もう記憶の彼方ではあるが、こんなものだけ覚えている。

小松島線は、コマツしません
天北線は、店舗苦戦。「てんぽく」が名詞と認識されない。
妻線は、積ません

(追記)
志布志線は、支部支線





20100210-1.jpg
芽吹大橋。江戸川にかかる玉葉橋の一本上流、野田橋からつながる利根川の橋。埼玉・茨城県境の橋。道路橋と、その横に歩行者用の橋がある。

20100210-2.jpg
連続トラスに見えるけれど、カンチレバー。でも、あまり近寄れなかったからよく観察できず。3径間連続トラスが2連あるのだが、3径間のうち、橋台側を、第1~第3橋脚で支える桁が橋台側に張り出し、橋台との間で吊っている……ように見える。ピンは、橋台と第1橋脚の間にしかないように見える。

橋台付近を望遠で撮ると、こう。
20100210-4.jpg第1橋脚から手前(画像でいえば右)1パネル分のところの下弦材に、ピンが見える。しかし、橋脚を挟んで対象の位置には見えない。

20100210-5.jpg銘板ふたつ。


20100210-6.jpg














 











歩行者用。
20100210-3.jpg






やたら詰まっていて、ゆっくり見たり書いたり考察する時間がない。仕事で考察したいネタがあっても時間がない。この状況は、絵に描いた餅スケジュールならば2週間前で終了しているはずだったのだが・・・。




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