エスビットは約6分保つという。
コッヘルを火にかけて、待つこと5分…… コッヘルの底から気泡が立ち始めた。 水の上に手をかざすと、もうぬるいお湯(30度くらいか)になっているようだ。 一つ目のタブレットが燃え尽きたので、次投入。 二つ目のタブレットが燃え尽きるころには、 だいぶ湯気が出てきた。 しかし、まだまだ。 沸騰状態まで持って行かねば。 そして三つ目投入。 さらに待つこと約5分。 ようやくボッッッコン・・・・ボコッ・・・くらいの沸騰。 ちょうど三つ目が燃え尽きたので、インスタントコーヒーに注ぐ。 淹れたコーヒーは、いつもの味ではなく、若干薬くさかった。 わずか300ccを18分かけて沸かしたお湯である。 味も変わるだろう・ エスビットは20個で750円だった。 ひとつ37.5円。 三つで112.5円。 それでお湯300cc。 燃料として、効率がいいとは言えない。 カセットコンロのボンベなら、1本100円以下で、300ccなら1~2分で沸くだろう。 だが、この非効率さは、使用者にゆとりを与えてくれる。 なんでもかんでも、「すぐに」「早く」では、登山での大休止の間もせかされているようではないか。 お湯が沸くまでは、休憩なのだ。 淹れたコーヒーを飲み干すまでは、休憩なのだ。 次回のかる登山には、エスビットを持って行こう。 そして、バーナーに憧れるビギナーさんに変な目で見られよう。 それとも「早くしろよ!」と怒られてしまうだろうか? PR
高校時代、山岳部では「ラジウス」と総称していた灯油のバーナーを使っていた。
実際はラジウス製ではなく、オプティマスとマナスルであった。 点火するにはプレヒートといって、ヘッドで固形燃料を燃やし、 気化を促進する必要があった。 そのときに使っていたのが「メタ」である。 2003年夏、仕事の絡みで灯油バーナーを撮影した。 どこからお借りしたか忘れてしまったが、オプティマス製品だったと思う。 その際、神田の石井スポーツでエスビットを買った。 メタは売っていなかったと思う。 白いタブレットは6分間燃える。 中央部で半分に折ることができ、プレヒートに使うときはそうしていた。 タブレットには「ESBIT」と陰刻がある。 この商品は1000円が750円に値下げされていたもので、 簡易ゴトクとタブレット20個がセットになっていたものだ。 今回、これを使用して、何分で水300ccを沸騰させることができるのか、テストしてみた。 富山県の神通川河口付近に位置する、新神通川橋梁。 上流側、高山本線の橋梁が、アメリカン・ブリッジ製である。 この写真は左岸から撮影している。 ピントラスのもっとも美しい部分はココだと思う。 200フィートの単線プラットトラスが6連。 ロングスパンゆえの、シュウェドラートラス。 上弦中央の3パネル部分が直線状になっている。 シュウェドラーは、少し垂れ下がることもあるようだが、 アメリカン・ブリッジの日本向け桁はすべて直線である。 さて、このトラス桁の出自には2説ある。 歴史的鋼橋集覧には小西純一氏の記述で「1907年製」とある。 一方、土木構造物の教科書的な小野田滋氏の『鉄道構造物探見』では、 「1900年に御殿場線に架けられた~を転用した」と書かれている。 どちらも大家の書かれた文章である。 一次資料にあたるまで、どちらを信じていいのかわからない。 ここではその謎は置いておき、この地に架設されてからのことを書く。 この新神通川橋梁は、元は北陸本線用の桁であった。 北陸本線複線化の際に下流側に複線トラスを増設し、 北陸本線をそちらに移設、この橋梁は高山本線用とした。 それまでどうしていたかは調べていないが、北陸本線と共用していたのだろうか。 国土変遷アーカイブスにある写真を見ると、そう見える。 画面右側(上流側)にある橋脚は、北陸新幹線用であろう。 ということは、北陸新幹線の工事が進み、あるいは開通した時点では、 この6連の曲弦プラットトラスはこのように見えなくなる。 この写真は土手から撮影したが、実は非常に厭な体験をした。 土手の上にある資材置き場のような広場にクルマを停めたら、 そこに監視カメラがあり、「ウィ~~~~ン」という音と共に 監視カメラがこちらを向いたのである。 カメラの場所は変わらないが、水平方向に360度回転し、もちろん上下に首を振る。 クルマから降りた私を追尾するのだ。 そこから離れ、一番上の写真を撮ったときも、土手の上からカメラが私を見ていた。 不法投棄でも、北陸新幹線工事の妨害でもない。 単なる写真撮影だけである。 いっそ、監視カメラに黒い幕でもかけてやろうかと思うくらい(そのくらいの高さである) 厭な体験であった。
青梅の万年橋のプラットトラスの写真を見ていて、
ふと古い航空写真を見てみた。 万年橋は、確か2003年に新橋に移行しているが、 それを確認したくなった。 果たして、1974年度の航空写真はこうである。 対して、グーグルの衛星写真はこうである。 大きな地図で見る 上流に新たな桁を架設したため、南側で道路が微妙なシケインのように クランク状になっている。 そして、ヤフーの衛星写真ではこうである。 こうなると、もう経路変更の跡はなかなか見えてこない。 グーグルの衛星写真は古い、ということだろう。 |
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