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エスビットは約6分保つという。
コッヘルを火にかけて、待つこと5分……
20091013-13.jpg






















コッヘルの底から気泡が立ち始めた。
水の上に手をかざすと、もうぬるいお湯(30度くらいか)になっているようだ。

一つ目のタブレットが燃え尽きたので、次投入。
20091013-14.jpg




















二つ目のタブレットが燃え尽きるころには、
だいぶ湯気が出てきた。
しかし、まだまだ。
沸騰状態まで持って行かねば。

そして三つ目投入。
さらに待つこと約5分。
ようやくボッッッコン・・・・ボコッ・・・くらいの沸騰。
ちょうど三つ目が燃え尽きたので、インスタントコーヒーに注ぐ。
20091013-20.jpg


































淹れたコーヒーは、いつもの味ではなく、若干薬くさかった。
わずか300ccを18分かけて沸かしたお湯である。
味も変わるだろう・

エスビットは20個で750円だった。
ひとつ37.5円。
三つで112.5円。
それでお湯300cc。

燃料として、効率がいいとは言えない。
カセットコンロのボンベなら、1本100円以下で、300ccなら1~2分で沸くだろう。

だが、この非効率さは、使用者にゆとりを与えてくれる。
なんでもかんでも、「すぐに」「早く」では、登山での大休止の間もせかされているようではないか。

お湯が沸くまでは、休憩なのだ。
淹れたコーヒーを飲み干すまでは、休憩なのだ。

次回のかる登山には、エスビットを持って行こう。
そして、バーナーに憧れるビギナーさんに変な目で見られよう。
それとも「早くしろよ!」と怒られてしまうだろうか?

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高校時代、山岳部では「ラジウス」と総称していた灯油のバーナーを使っていた。
実際はラジウス製ではなく、オプティマスとマナスルであった。
点火するにはプレヒートといって、ヘッドで固形燃料を燃やし、
気化を促進する必要があった。
そのときに使っていたのが「メタ」である。

2003年夏、仕事の絡みで灯油バーナーを撮影した。
どこからお借りしたか忘れてしまったが、オプティマス製品だったと思う。
その際、神田の石井スポーツでエスビットを買った。
メタは売っていなかったと思う。
20091013-11.jpg






















白いタブレットは6分間燃える。
中央部で半分に折ることができ、プレヒートに使うときはそうしていた。
タブレットには「ESBIT」と陰刻がある。

この商品は1000円が750円に値下げされていたもので、
簡易ゴトクとタブレット20個がセットになっていたものだ。
今回、これを使用して、何分で水300ccを沸騰させることができるのか、テストしてみた。

20091013-12.jpg


20091013-1.jpg





















富山県の神通川河口付近に位置する、新神通川橋梁。
上流側、高山本線の橋梁が、アメリカン・ブリッジ製である。
この写真は左岸から撮影している。


20091013-3.jpg





















ピントラスのもっとも美しい部分はココだと思う。

200フィートの単線プラットトラスが6連。
ロングスパンゆえの、シュウェドラートラス。
上弦中央の3パネル部分が直線状になっている。
シュウェドラーは、少し垂れ下がることもあるようだが、
アメリカン・ブリッジの日本向け桁はすべて直線である。

さて、このトラス桁の出自には2説ある。
歴史的鋼橋集覧には小西純一氏の記述で「1907年製」とある。
一方、土木構造物の教科書的な小野田滋氏の『鉄道構造物探見』では、
「1900年に御殿場線に架けられた~を転用した」と書かれている。
どちらも大家の書かれた文章である。
一次資料にあたるまで、どちらを信じていいのかわからない。


ここではその謎は置いておき、この地に架設されてからのことを書く。
この新神通川橋梁は、元は北陸本線用の桁であった。
北陸本線複線化の際に下流側に複線トラスを増設し、
北陸本線をそちらに移設、この橋梁は高山本線用とした。
それまでどうしていたかは調べていないが、北陸本線と共用していたのだろうか。
国土変遷アーカイブスにある写真を見ると、そう見える。


20091013-2.jpg





















画面右側(上流側)にある橋脚は、北陸新幹線用であろう。
ということは、北陸新幹線の工事が進み、あるいは開通した時点では、
この6連の曲弦プラットトラスはこのように見えなくなる。

この写真は土手から撮影したが、実は非常に厭な体験をした。
土手の上にある資材置き場のような広場にクルマを停めたら、
そこに監視カメラがあり、「ウィ~~~~ン」という音と共に
監視カメラがこちらを向いたのである。
カメラの場所は変わらないが、水平方向に360度回転し、もちろん上下に首を振る。
クルマから降りた私を追尾するのだ。

そこから離れ、一番上の写真を撮ったときも、土手の上からカメラが私を見ていた。

不法投棄でも、北陸新幹線工事の妨害でもない。
単なる写真撮影だけである。
いっそ、監視カメラに黒い幕でもかけてやろうかと思うくらい(そのくらいの高さである)
厭な体験であった。
青梅の万年橋のプラットトラスの写真を見ていて、
ふと古い航空写真を見てみた。
万年橋は、確か2003年に新橋に移行しているが、
それを確認したくなった。

果たして、1974年度の航空写真はこうである。
20091012a2.jpg

































対して、グーグルの衛星写真はこうである。

大きな地図で見る
上流に新たな桁を架設したため、南側で道路が微妙なシケインのように
クランク状になっている。

そして、ヤフーの衛星写真ではこうである。

こうなると、もう経路変更の跡はなかなか見えてこない。

グーグルの衛星写真は古い、ということだろう。




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