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来ますた。
チョコレート色です。

20090917-h.jpg
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文房具店だった実家を思い出す。
旧鹿瀬橋付近の、おそらく元商店の軒先にて。

ニチバンセロテープ
不易墨汁
白ダイ(みやこ染め)

20090917_1.jpg20090917_3.jpg20090917_2.jpg
20090916-1.jpg20090916.jpg












































磐越西線日出谷~鹿瀬間の深戸橋梁の中央径間は、 1983年に新しい桁に架け替えられた。
その方法は、下の写真のように横から新たな躯体を挿入し、
古いものを川に落とすという方法で、日本では初めての手法であった。
落橋の際、橋脚を傷つける可能性もあったというが、無事であった。

下の写真、寄贈者の名前を間違うなよ、新津鉄道資料館。
というのはともかく、施工は横河工事だが、桁製作は宮地鉄工所である。

土木学会の資料『歴史的鋼橋』では「支間を1.2m短縮して使用」とあるが、
手元の『新鉄局五十年史』に掲載されている表によれば、
白田切川橋梁の支間は90.0m、深戸橋梁の支間は92.2mとある。
数字があわない。
しかし、記事中に挿入された図では、支間は93.4mであり、こちらが正解であろう。

側径間、即ち短いプラットトラスはオリジナルのアメリカン・ブリッジ製だ。
20090916-fukado.jpg


20090916-fukado2.jpg









































新たに架けられたトラス桁は新造されたものではなく、信越本線妙高高原~関山間の
白田切川橋梁を転用したものだ。
このトラス桁は、元々は岩手県の大船渡線北上川橋梁として製作されたものだが、
昭和53年5月18日早朝に現地付近で大型の土砂災害があり、
その復旧のために急遽振り向けられたのだ。
土砂災害は死者13名、家屋全半壊16戸というほどのものであった。
復旧は9月6日であった。

この災害に伴い、白田切川の改修工事が開始され、
あわせて信越本線も、複線化を見据えた線路移設が実施された。
岩手県から転用されたトラス桁は、この区間が新線に切り替えられるまでの約5年間使用され、
昭和57年9月20日に使用が停止された。
こうして、流転のトラス桁となったのである。

なお、新線のトラス桁は複線用であるが、線路は単線である。
当時、複線化工事をどこまで見据えていたのかは不明だが、
昭和55年9月17日に黒姫~妙高高原間の複線化をシオに、
昭和58年8月には複線化工事が凍結された。
当時の国鉄を取り巻く状況からいえば、そういうものなのだろう。
同時に複線化が凍結されたのは羽越本線である。白新線もそうかもしれない。




ついでに書くと、昭和50年代後半に磐越西線のピントラス5連3カ所が更新された。
他の2つとは、
・安座川橋梁(上野尻~徳沢)
・阿賀野川御前(三川~五十島)
であった。

当時、ピントラス特有の変状が多発し、補修工事を多く行っていた。
新鉄局としては、順次架け替えを意図していたような書きぶりであるが、
その後は架け替え作業のないまま、現在に至っている。
20090913.jpg






















樽形収差の見本ではありません。
でもキャノンの17-35の35mm側だと書いておきます。
前述当麻橋梁の鹿瀬側は、そのまま平瀬(びょうぜ)隧道である。
隧道中央部だけ改軌のテストとして拡幅されているとか、
後藤新平が揮毫した扁額だとか、
そういうことでも知られている隧道である。
隧道ポータルをバックにした鉄道写真の名作も多く見た。

この付近の何カ所かの電柱に「平瀬の鍾馗大明神」と、
さも観光名所でもあるかのような案内がある。
とくに立ち寄りもせず、写真も撮らずにいたのだが、
後日、お台場の東京カルチャーカルチャー
仏像マニアックス2に出演されていた小嶋独観さんの
珍寺大道場を拝見してたら、図らずも再会しました。

詳細は『ショウキサマ』をご覧ください。


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