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あんやがわきょうりょう。


これを見ていたら、杖持った地元のおじいさんが来て、
橋のたもとの家の飼い犬をビシッ! と叩いた。
「こいつ、最初は俺に吠えやがって、叩いたら今度はエサをねだってきやがる」
また何度か小突いた。

他人が飼うペットにそういうことをする人がいることが、信じられなかった。

ということを書きたいのではなかった。
そのおじさんまでもが、橋梁を眺めていた私に
「これはアメリカから持ってきた橋なんだぞ」
と言っていた。
だからこそ見に行ったわけですが、
銘板や説明看板などはなかったと思う。

そんな、他人の飼い犬を小突くようなおじいさんまでが知ってる橋梁の出自。
なんだか、すごい。
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20090703ottezawa.jpg押手沢(おってざわ)橋梁は、
アメリカンブリッジのピントラス。
磐越西線の日出谷~鹿瀬間にある
阿賀野川当麻橋梁を転用したやつである。

阿賀野川当麻橋梁は、コレの後継の橋がかかるが、
それもすごい。有名撮影地である。

でも、こっちもなかなか。


20090703ottezawa2.jpgピントラスのピントラスたる部分。

実際に列車が通ると、ごくわずかに沈下する・・・ように見える。
が、目の錯覚かもしれない。

県道124号を南下する。
この先は行き止まりのはずだ。
しかし、かなり道が改良されている上、
御巣鷹山への案内がしきりに出ている。

とはいえ、慰霊碑のために道が整備されたわけではない。
ダム工事のためである。
最新の『ツーリングマップル』では、県道124号は
浜平より南側は新たなトンネルで一気に駆け抜け、
従来の道は消され、代わりにダムが描いてある。

とりあえず、行ってみると、浜平温泉の旧道に、それはあった。
位置は、下仁田森林軌道(1)の地図参照。
20090702shimonita.jpg







先のは北側からで、素掘りの坑門口があまりに巨大であった。
大型トラックすら通れそうであった。
それはすなわち、崩落が続いているということであろう。

これは南側から見ている。
写真の右に見えるのが現道である。
ここまで、車道からすぐ。

内部はこう。
20090702shimonita2.jpg








もうひとつ、廃隧道があった。
20090702shimonita3.jpg






こちらは、隧道手前左上の岩を見ただけで近寄りたくなくなった。


この先、ダム手前で通行止めとなっていた。
クルマから自転車を降ろし、行ってみるとまだあった。
20090702shimonita4.jpg







一般車通行止めとはいえ、ダム関係車両は通行するだろうから
現役である。
現役ゆえに、安全対策も施されているし、なによりきれいである。

この隧道をくぐり、左に曲がってまっすぐ行ったところで終了。
旧版地形図では、もうひとつ隧道があるはずだが、
それとおぼしき位置はダムの堰堤であった。

ここはこれで引き上げた。

が。
帰宅後、地図を見直すと、新たなトンネルを使えば、
下仁田森林軌道の最奥部には行けたようだ。
行ったところで同様の隧道があるかどうか、というところだが、
行っておかなかったのは悔やまれる。
またの機会に。
20090710shimonita.jpg






塩之澤隧道。
県道45号の旧道である。
現在は、新たな湯の沢トンネルが大胆にバイパスしている。



いまは車道となっているこの隧道も、もともとは下仁田森林軌道のものである。
ただし、扁額に昭和32年3月竣工とあり、比較的新しい隧道である。
翼壁等の造作を見ても、それがよくわかる。

先にも書いたが、基本的にはこの軌道を転用してとなっている。
私の手元にある旧版地形図は、
・昭和27年応急修正(昭和30年6月発行)←米軍撮影の航空写真をもとに修正
・昭和37年修正(昭和41年3月発行)←修正測量を施したもの
である。
塩之沢の軌道が掲載されているのは、昭和27年応急修正版だけである。
航空写真を見て書き入れたもののため、それなりのいい加減さも含んだものだったのであろう。


県道を南下し、一度国道299号に出て、今度は県道124号を南下する。
これも下仁田森林軌道の跡である。
(1)で掲載した写真は、この南部のものである。
20090629shimonita.jpg







6月28日、下仁田森林軌道の廃線跡を見に行った。
廃隧道が2~3個あるはずだった。


場所はココである。
中心枠のあるところ、すなわち川の左岸に旧道があり、
それが廃線跡である。

このあたりは、ダム工事とその完成により大きく道が変化しており、
持参した旧版地形図枚やらカーナビの地図からとも異なっていた。
中心枠のすぐ下に隧道があるが、これは新しい。



旧版地形図には森林軌道のルートが描かれている。
現在の車道も多くの部分で軌道の跡地を転用しているが、
旧版地形図はあまりにでたらめである。
500mで標高を50m以上登ったりする。
もちろん、現地にそのような痕跡はない。








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