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津軽半島の龍飛崎は「階段国道」がとても有名だけれど、そこから1kmほど陸奥湾沿いに南下すると、異様なドボク風景が視界に飛び込んでくる。洞門と、その上に積まれた雛壇。間にトンネルを挟むが、一体として「鎧島1号」という名称が、手前の速度制限標識に付けられているが、それとは別の言い方として、第1号~第13号洞門まであった。入口左に屹立する岩は、第10号洞門である。これについては後述する。

 
南側から。洞門の上の雛壇は、南側に積まれている。

 
岩が露出しているところはトンネル。ここが「鎧嶋1号ずい道」。延長13m(*)、昭和3年竣功。かつての第9号洞門(後述)。その向こう(右)は高さが異なるが、内部の天井は同じ高さ。ただし、擁壁が異なる。洞門の外に出ている管は雨水管。

(*)こちらの資料「青森県トンネル長寿命化修繕計画」(PDF)では、この数値と、「鎧嶋1号トンネル 延長122m/1926年建設」という記述が混在している。

 
雛壇、登って触ったわけではないので、見た目の印象だが、蛇籠状にして固めてあるように見える。これだけの厚みは、落石の衝撃に対する補強なのだろうか。

* * *

三厩から龍飛にいたる洞門群はいくつかのサイトで紹介されている。道路開削時の写真が多数あるのは、「龍飛岬観光案内所 龍飛館」のサイト。
「十三の洞門」物語

また、ヨッキれんさんによる、東北「道の駅」公式マガジン「おでかけ・みちこ」の記事には地図があるので、前述の、第10号・第9号洞門という名称・位置については地図を参照していただくとわかりやすい。
第3回 龍飛道(たっぴみち)の洞門群 青森県







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秋田県の日本海沿岸最北部の漁港の近くにある、漁業用の倉庫。土台はコンクリート、その上に、比較的近年建てられた上屋。


窓が少ない、倉庫然とした佇まい。

菱形に組まれた木製扉は引き違い戸だろうか、それとも2枚とも左に引き、壁に収まって全開になるのだろうか。




 
津軽半島を周回する国道は、三厩から西はR339、東はR280。まさにその場所に、東日本フェリーの痕跡があった。

 
三厩と福島を結ぶ航路は、Wikipediaによれば、1965年-1983年・1987年・1989年-1992年・1998年に運航していたようだ。三福航路と呼称していたようだ。現役のタイミングではここに来ていないので、見ていない。

手元のJR時刻表1991年8月号によれば、7月1日~8月31日の運航で、
三厩 福島
  950←  750
1020→1220
1450←1250
1520→1720
という1日2往復。2等800円、クルマ4m9400円、5m11800円。

 
そこでであった年配の方に、当時の話を振ってみた。「でかい船がきててなあ。港も整備したんだ。いまも三厩港の施設はあるよ」。しかし、現地に行っても、建屋などはなかった。

 
すぐ向かいには、国道の境目。実は、国道280号はここから函館までは「海上国道」となる。

そのあたりの経緯はサイト『山さ行がねが』に詳しい。


■関連項目
大畑港のいま














 
新潟の「裏の浜」(私の個人的な呼称)、日和山浜沖で作業していた起重機船。本間組の押航式全旋回起重機船「にいがた401」だ。

突堤の先端の枠?の中から、砕石、おそらくテトラポッドの破片を浚渫している。(こんな突堤、あったかな…)

 
だばあ。




 
営業をやめて20年以上経っていると思われる三菱石油の給油所跡。幸いなことに、防火壁両翼、表も裏も、朱色に白抜きのスリーダイヤモンドがなんとか健在。

 
サービスルームの前面は改装され、風除室が追加され、現役で使われている。

 
残念ながら、防火壁はどう撮ってもいくつかの政治ポスターが入ってしまう。上の写真ではボカしたが、左の人物の背景はオレンジ、右は緑。ほら、後ろの防火壁に見える色と同じだ。ここに貼るためにこの色を選んだに違いない。






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