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南武線南多摩駅のすぐ西に架かる橋。名称不明。宮地エンジニアリングの技報では「南多摩PC2」とある。神奈川県道9号府中街道に架かるので「府中街道架道橋」と仮称しておく。南武線の高架化に際して架設されたもので、地上時代の踏切は「谷戸川踏切」といった。三沢工務店のサイトでは「南多摩ランガー橋」とあるが、これは便宜上のものだろう。このPCランガーは、最初は下り線が架かり、次いで上り線が高架化された(JR南武線(稲田堤駅・府中本町駅間)連続立体交差事業の概要)。曲線区間に架かっている。上の写真は上り線。

 
上り線(北側)。上り線はR500、支間長40.999m。

 
下り線(南側)。

 
下り線もカーブしている。通常、この程度のスパンなら直線で架けて軌道のみをカーブさせるが、ここではランガー桁そのものがカーブしている。
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新潟県の国道7号を、新発田方面から村上方面に向かうと、岩船町駅の手前で左にコンクリートアーチが見えてくる。これが三跨川橋梁だ。読み方は「さんこがわ」。国土地理院の地形図では「百川」となっている。


一瞬、新たな時代のコンクリートローゼか…と思うが、桁が太い。ライズはかなり低い。

 
桁と補剛アーチの太さの違いがわかる角度。

竣功は2007年12月。いつの撮影かはわからないが、国土地理院の空中写真(「2004-」または「最新」)において、工事中の姿を見ることができる。下記写真のピンは現在の橋梁の位置。マッピングが1mほどズレている。
 
(カシミール3Dで地理院地図を表示)

これを見ると、架け替えの際、線路をいったん下流側(左)に移設し、架け替えてから仮設線を撤去しているようだ。現地に行っても、その痕跡はわからないほど。


この橋梁についての論文
長大PCランガー橋の設計と施工--JR羽越本線 三跨川橋りょう(皆川 一四,吉田 昭二,一場 浩一 他)

施工会社のサイト
安部日鋼工業
第一建設工業




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