天竜浜名湖鉄道の戸綿駅のすぐ下に、閉鎖された出光の給油所がある。天竜浜名湖鉄道桜木駅とモービル石油の時に、g_standさんからご教示いただいたものだ。
写真右端に写る橋梁については下記をご参照いただきたい。 ・太田川橋梁(天竜浜名湖鉄道)その1 ・太田川橋梁(天竜浜名湖鉄道)その2 現在は、所有者の駐車場になっているようだが、停めてあるバケットトラックと軽トラはどちらもナンバープレートがない。 キャノピーは、中央がくびれたH形をしている。給油所は、キャノピーの支柱はまっすぐ建てたくないと思っているのだろうか。屋根は波板の鋼鈑なのに、支柱は斜めになったりくびれていたりすることが多い気がする。いや、それはすてきなことだという意味だ。 計量器。 灯油の計量器。なぜか隣りに冷蔵庫。 地下タンクの給油口。鋳物の蓋にアポロマーク。 停めてある軽トラの側面には手書きのアポロマーク。進行方向を向いている。普通は左向きだが、これは手書きだからか、右だ。右向きのアポロはこちらの記事にも書いたのだが、そちらは手書きではないような。 リヤゲートには屋号とアポロ。 エアゲージ。圧力がある…ように見えるが、これは壊れているのだろう。 駐車場である限りは、しばらくこの姿のままであり続けると思う。 PR
北海道の内浦湾沿い、室蘭から長万部に向けて走る国道37号。不思議と、この国道は西から東へしか走ったことがない。礼文華の難所を越え、海側に並行していたJR室蘭本線を陸橋で渡ると、この出光がある。ここは静狩集落、長万部側の「平野部」のどん詰まりだ。
静狩の集落内で難度か鉄道写真を撮影したことがある。西に向かってどん詰まりの集落なので、引き上げるときには東に向かうのだが、この出光まで1km以上の距離がある集落内からでも水銀灯(だと思うのだが)が見える。たいていの場合は靄の向こうにボワッと浮かんでいるように見える。 この出光の前は何度も通っているにもかかわらず、給油したのはたぶん初めてだと思う。海からの風が少し吹いていた。国道との間に幅の広い歩道があるのだが、そこに乗用車が止まっていたのでトップの写真もなんだか中途半端になってしまった。敷地の形状のせいか、水平の線が揃わず落ち着かない。 サービスルームで気がついたのは、採光窓の上にあるシャッターだ。閉店時は施錠するだけでなく、シャッターを下ろすのか。 海までの距離。その横の空き地。撮影したのは8月の18時過ぎ。なかなか雰囲気のあるタイミングだった。 西の空に雲が湧いている。1台、入ってきた。 向こうが海、な感じはするだろうか。 ここにあるのは、A重油と軽油の計量器。A重油とは、要するに軽油取引税のかからない軽油。近隣の農作業用だろうか、漁業用だろうか。もっとも、計量器のメーターはそれぞれ2000リットルと1000リットルを指している。ローリーに積み込んだのだろう、そこから各戸に配達に行くのかもしれない。
* * *
この場所は、とてもわかりやすい。かなり代縮尺の地図でも、この場所を説明できる。国道とJR線の位置関係は、たいていきちんと書かれているからだ。私が部屋に貼っている100万分の1の北海道の地図でも、もちろん書き分けてある。その陸橋は、一直線のJR室蘭本線の撮影の好適地だ。なにしろ、西を向いている。 これは、私が「初めて」鉄道写真を撮ったときのものをトリミングしたもの(鉄道以外撮っていたので、カメラ初心者ではない)。ポジをスキャンしたものなので色もとんでしまっているが、ポジ原版は自画自賛したいくらいに美しい。 (RMのサイトより画像を拝借。この画像も色味がかなり違う。実際の本の製版が素晴らしい) これをRMに送ったら、表紙に採用してくれた。もちろん、かなりのトリミングをされている。見ず知らずの他人に評価をされたということが、とても嬉しかった。そして、原版であの大きさのものが、ここまで大きく引き延ばしても破綻しない製版に驚いた。ドラムスキャナでポジを色分解していた半DTP時代の、ひとつの頂点だと思う。しばらくして、RMは製版がめちゃくちゃになり、写真のセレクトもネタモノや編成写真主義になってしまった。大判のグラフ誌という点で大好きだったRMだが、そういうわけで、いまはもう読んでいない。
温川橋と古い出光 国道406号の新旧橋(群馬県)の続き。
温川橋の南側に戻ると、出光のサインが見えた。計量器も古いもののようだ。 「出光軽油」「出光アポロ」。しかし、手前にはロープが張ってある。撮影したのは平日、金曜日である。閉鎖済み? サービスルーム(?)も、どうも自家使用にしか見えない。計量器などをきちんと見たかったのだけれど、サービスルーム(?)には人の気配がするし、ロープは張ってあるしで、それは控えた。 サインポールやサービスルームは現在のスタイルに切り替わっているのに、計量器は、何世代前なのかはわからないが、昔の意匠のまま。ネット地図を見るとここには出光のアイコンはなく、一方で検索すると店舗としても出てくるので、最近閉鎖したのかもしれない。
北海道の国道231号を北上し、石狩川河口の最下流の橋を渡ったあたりで、この防火壁が目に入った。この塗装パターンがいつまであったのか、あるいは特定の給油所に使用されたのかまではわからないが、1990年になると旧パターンになっているので、それより古いパターンか。
サインポールは新しいように見えるが、それでもどことなく古い感じもする。これは旧ロゴで、2006年から現行の楕円になっている。 真正面から見ると、サービスルームの見た目左側、ピットは斜めに配されている。この写真はE-P1と14-42で札遺影しているが、歪曲収差が目立つな。。 サービスルーム。オデコには赤と黄と灰のライン。一部が切れ、そこにAUTO SHOPの文字。左のシャッターの中には巨大なエアタンク。 ピットにはAUTO CAREの文字。 向かって左の防火壁。よくぞ塗り替えられずにいたものだ。 ローリーは無地。塗装変更中だろうか。
松川地熱発電所から東へ向かう県道。雨が降る中、シンプルな給油所が目に入った。定休日か、人気のない給油所。雨なのでスルーしようと思ったが、防火壁が気になった。
反対側。 道路側の防火壁が、延長されたのに削られた、という雰囲気。当初はブロック積みのところまでだったのが、なにかの事情でコンクリートで延長したところ、歩道の新設工事に伴ってコンクリート部分を削られた…といったところか。塗装は古くないので、「どうしてこうなった」という気分。企業としては守りたいであろうシンボルマークやロゴ部分がばっさりと切り落とされている。精神的にもっとも大切なものだと思うのだが…。 敷地の裏。この雰囲気なら、まだ現役か。 サービスルーム。手前の計量器の有効期限は27年1月とあるから、これは現役なのだろうな。…と思ったが、GoogleマップにしろYahoo!地図にしろ、給油所のマークがない。閉店して間もないのかもしれない。 |
カレンダー
最新記事
(01/01)
(12/31)
(11/20)
(11/11)
(11/05)
(10/26)
(10/25)
(10/22)
(10/21)
(10/20)
カテゴリー
プロフィール
ブログ内検索
アーカイブ
カウンター
since 2010.7.30
アクセス解析
フリーエリア
|