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宮脇俊三の文章で「北海道らしい光景」としてよく描かれていたサイロ。まだ北海道など夢のまた夢だった子供のころには憧れの光景の一つだった。

ここでいうサイロは酪農のためのもので、牧草を貯蔵・醗酵させるための設備。塔型である。しかし、現代の酪農においては、牧草はロール状にパッケージして(「ロールベール」)倉庫に保管しながら醗酵させるようだ。そのため、こうした塔型サイロはほぼ使われていないと考えていいだろう。

塔型サイロは石積みや煉瓦積、コンクリートブロック積み、コンクリート製等いろいろある。屋根は金属の帽子のようなものがかぶせられていることが多い。近年、解体が進んでいる気がする。

写真は、北海道の国道沿いで見た、もう使われていないサイロ。写真左のものは、屋根の金属板が取り外され、木製の骨組み…までは見えないが、それを覆っている板が見えている。そうか、板は、螺旋状に曲げながら張るのか。しかし、円錐の下部をぶったぎった形をしているのだから、そのまま曲げても上部で破綻するはずだ。そのあたりは木材の気楽さか、適宜処理してあるようだ。

このサイロに気づいた後は、ときどき、こうした骨組みを露出しているサイロが目に入ってくるようになった。そのすべての骨組みは、このように板を螺旋状に貼っていた。もしかしたら例外もあるのかもしれないが、来年また行くことができたら、もう少し積極的に見てみようと思う。





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