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釜口橋(静岡県)のすぐ上流に見える水管橋。水管には三菱のマークが光っているが、それは写真を見ていて気がついたものだ。
地形図を辿ると、そもそもの取水口は身延線塩之沢駅近くにあり(標高170m程度)、そこから十島駅近くの日本軽金属富士川第一発電所(標高100m程度)、そして出口は蒲原の日本軽金属富士川第二発電所へとつながっている。 写真右の車道は「橋場桟道橋」といい、車道拡幅の際に桟橋状に架けられた部分のようだ。「橋場」という名称が、いかにも釜口橋のとりつきらしい。 歴史的鋼橋集覧に載っているとは思わなかった。詳細はこちら。 http://library.jsce.or.jp/jscelib/committee/2003/bridge/T9-106.htm PR
道路左側に見えた水管橋。いろいろ惹かれる…。よく見ればすぐ下(向こう)に道路橋があり、水管橋はそれよりも上にある。そして、高さの低いプレートガーダーである。
あまりプレートガーダーという気がしない。寸法は測っていないけれど、たぶん定型のI型鋼であって「プレート」ではなさそう。だが、それがいい。 根元はコンクリート製の用水路。上から見るとおもしろい。 直径20cmばかりの水管に、ここまでの橋がいるのだろうかと思わなくもない。アーチ水管橋(水管そのものがアーチ)ならばアーチのみでいけそうな径間。かたつむりがくっついてた。 端部で下を向いていた水管は道路の下をくぐり、反対側に水を噴き出していた。まさにサイフォンの原理。 道路よりも高い位置にある水田に水を供給できる高さに吹き出ている。しかし、そのすべては用水路に流れていく。 とはいえ、この水管橋は道路をくぐるためというよりも、冒頭写真のように川を跨ぐために作られたのだろうな。その延長でついでに道路もくぐった。そんな風に見える。
奈良県の十津川水系風屋(かぜや)ダムを回り込む国道308号の頭上にこれがある。この太さに圧倒される。
この太さ。 ズボッ! この穴の向こう、山一つ超えた風屋貯水池から取水し、約8.7km下流の十津川第一発電所に水を送る水管橋である。上の穴あたりで標高約245m、十津川第一発電所の標高は約160m。 十津川第一発電所 野尻水路橋鉄管 最大設計水頭 66m000 最大使用水量 60.0m^3/SEC 総延長 384m523 橋梁部延長 217m000 最大径間(ランガー部) 65m000 内径 4.2m 管厚 10~32mm 使用材料 H.T.50.SM41W 総重量 777t 昭和35年8月竣工 製作者 石川島重工業株式会社 「ランガー部」とあるとおり、流路はランガーで跨いでいる。タイドアーチ部は水管が担っているのだが、水管の存在感があまりにも大きく、本当にアーチが役立っているのかという気になるほど。この部分の水管はアーチからの吊り材がかかる部分はフランジが大きくなっている。 こうして見ていると、掃除機や洗濯機のホースのようだ。 |
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