かつて、駅の周辺には倉庫があった。正面の横には日通の倉庫、裏手には農協の倉庫。いま、駅が無人化され、貨物列車も走らなくなって久しくても、あるいは鉄道路線が廃止されても、倉庫だけ残っている場合がある。それが、とても愛おしい。
上の写真は、1984年3月末に廃止された国鉄赤谷線意義美濃駅跡の農業倉庫。手前の道路はかつての線路跡、五十公野駅跡だ。 なんとすてきな文字。右書きで「農業倉庫五十公野支庫」。「農」の中に「民」があり、「野」の中に星がある。 横(南側)から。倉庫そのものは前後対称なのだが、付帯する屋根およびその下の空間が異なる。 正面側(道路側)。この車寄せのような庇の内側、梁は曲がった木材を加工したもの。 その「向こう側」から。新たに設置された車寄せの屋根。 正面玄関向かって左に掲げられた看板。 (新発田)支第43号 新潟食糧事務所 昭和五十九年三月一日設定 国内農産物(米)検査場所 云々。 向かって右にはこんなものが。 政府指定倉庫 (他の文字は読めない) 正面玄関の鬼瓦。「が」にマル、はなんだろう?
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五十公野駅、現役の姿。wikipediaにある写真と同じなのだけれど、私がアップしたものなのだ。 『赤谷線賛歌』など、他の本も探したが、現役時代の農業倉庫の写真はなかった。 PR |
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