小松駅が顕著だった。高架化されているのだが、あまりに駅前通りがガランとしている。貨物扱いや荷扱い、郵便扱いまでしていたかつての駅と異なり、旅客しか扱わなくなった駅は、改築される際にずいぶんとスリムになる傾向があると思う。よく、高架化で「町を分断している鉄道を高架にすることで、東西(←例)の交流のある街作りを進めます」みたいなことが謳われるが、大都市部でもない限りそれは幻想なんじゃないか。小松駅のような例を見るたびにそう思う。
かつての大きな駅は、旅客の他に、貨物や荷物、郵便も扱っていた。まだ、車両折り返し用の基地も併設していた。そのために広大なスペースを有していたのだが現在の駅は旅客しか扱わないので、その他の設備を撤去してしまった結果、駅前商店街の位置はそのままに、駅が引っ込んだ形になる。そうして、商店街と駅との間にだだっ広いスペースが生まれる。
とはいえ、小松は古い航空写真と見比べても顕著にわかるわけではない。訪れたときは土砂降りで写真撮る気にもならなかったし。そこで、東舞鶴駅と西舞鶴駅を見てみる。
●東舞鶴駅

もっと広範囲に撮ればよかった。駅の周囲には広大なスペースがある。Googleマップを見てみよう。
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対して、昭和50年度の航空写真。
(出典:国土画像情報閲覧システム)
見よ、この西北側の変貌ぶりを。東南側の側線を。
西北側。
かつては貨物側線があった。そのスペースをベースにしていまの西口駅前ができた。元々あったロータリーがあった場所を近代化している。また、一部暗渠化と水路の付け替えが行われているようだ。
東南側。
こちらは貨物測線を撤去した後、広場になってしまった。高架化された駅の両側に広がっていがちな広場がかつての線路を撤去した痕跡であることの証左である。
●西舞鶴駅

この広大な空き地。これこそ、かつての国鉄主要駅の名残だ。
Googleマップではここ。
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対して、やはり昭和50年度の写真。
(出典:国土画像情報閲覧システム)
なんと大きな駅だろうか。Googleマップと比較すると、駅西側は貨物側線がそのまま駐車場になり、駅東側は同じく貨物側線が引っぱがされ、単なる空き地と化している。
なお、写真には、西舞鶴駅から東南に向かって180度の弧を描く専用線が描かれている。
これ以外にも福知山もなかなかすごかった。扇形庫まであったものが、すべて撤去された現在。ただし、Googleマップが提供する現在の航空写真は福知山駅改築中なので、ここに図示できないのが残念だ。
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