鉄道の本
この見方は、道路ファンの、道路に対する見方に重なる。そして、その理由をこう述べる。(前略)土木屋にはスターがいない、ということです。これは今も発行されているかどうか知りませんが、『室内』という建築の雑誌があり、その主幹で山本夏彦という辛口の批評家が言っていたことです。建築にはスターが輩出しているのに土木にはまず見あたりません。山本氏は、日本の繁栄は土木の上にあるのに、その全貌が紹介されず、土木のことが新聞に出るのはスキャンダルばかりだ、と嘆いていました。(後略)
300年、500年という数字がどうかはわからないが、すべての建設費を受益者負担にするのはおかしいというような見方は、インフラについて考えたことのある人にはなじみのあるものだろう。3ルートある是非については各論あろうが、インフラの作り方については正しいと感じる。そして、そういう方法で、一般の人がまったく関心を持たない分野(例えば河川管理など、都会の誰が感心を持っていよう?)においても、さまざまにインフラ整備は進められているということも認識しておきたい。(本四連絡橋を3本架けることに対して、マスメディアは無駄だと書いているが)私はマスコミの批判のほうに胡散臭さを感じました。役人のやっていることもおかしいけれど、マスコミにも真実が見えていない、と感じました。そこで現地を訪ね、たくさんの関係者に会いました。ある技術者に会ったときです。「あの3本の橋はメンテナンスさえしっかりやっていれば、300年以上、たぶん500年は持つはずです」と聞いて、ハッと真実が見えたと思いました。
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