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廃止が取りざたされている下白滝駅。外壁の腰部や屋根は金属に吹き替えられ、サイボーグのような外見になっている。一部はベニヤ板張り。駅出入り口の車寄せにあった屋根などは欠き取られ、悲しくも屋根と、出入り口上の、スパンドレルとでもいうべきか、その部分に名残がある。

1972年刊『日本の駅』(鉄道ジャーナル社)に掲載されている、当時の駅舎。かつてはこんな立派な車寄せがあった。窓は木の桟の二重窓。もちろん当時は有人駅である。駅舎左に小屋のようなものが見えるが、いまはない。

駅舎内部は、窓口や荷物用窓口の跡が明確にわかる。無人化は1983年1月。

ホーム側。ホームは千鳥配列。これはタブレット交換を容易にするための配置だ。

駅前には畜産農家が1軒。牛が1頭ずつ、犬小屋のようなケージに入れられているさまは、かなりのインパクトがある。幼いうちは1頭ずつ飼うことも多いため、そのための施設かもしれない。

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かなり均整が取れた木造倉庫。屋根は金属葺き。電気が引き込まれている。


菱形を描く木製扉の開口部はほぼ正方形。庇はない。正面の羽目板はすべて一枚板。


側面の羽目板は、水平方向に3分割したとして「1:2」と「2:1」の長さの板が交互に来ている。妻面上部には換気口。

現役で使われている倉庫であり、隣に設置された簡易トイレもきれいなものだ。



北海道の釧網本線に浜小清水という駅がある。その近くにあった、浜小清水郵便局…の跡。出入り口の扉も、その右の明かり取り窓も、木枠だ。国道に面している。左に見える道は旧道というわけではなさそうで、単なる路地。

それにしてもいい立地にあるが、ここで働く人にとっては、標識などは、見た目の印象としてさぞかし邪魔だっただろう。

郵便局名の痕跡。郵政書体ではないが、いい文字だ。下のガラスは窓ではなく、ショーウインドウのようだ。枠は木。

 
 
左側面の窓は塞がれているが、右側面の窓は雪よけでもなく、ちょっと中途半端。窓枠は木だ。煙突は2本あり、トイレは汲み取りだ。



 
道道122号 縦長の視界を撮った場所から、左右に町道が延びている。これは「町道80号線」の看板。「Chodo 80go sen」。国道ならば「国道39号」のように「線はつけない。都道府県道ならば「北海道道122号北見端野美幌線」と、数字+「号」+起終点+「線」になる。しかし、市町村道にはそうした全国統一のルールはない。ここでは「線」をつける。

そして、ここは北見市だ。しかし、「町道」となるのは、ここがかつて「端野町」だったからだ。それにしても、看板がきれいだ。

その町道は、見るからに農道(農業のために整備される道)である。畑の中をいく、未舗装路。この、舗装と未舗装の境。ここが太陽に照りつけられている光景が大好きだ。




美幌峠から遠軽に抜けるには、この道道122号を国道の中継ぎにするに限る。

丘陵地帯の谷側に広がる牧草地やペパーミントの畑の中を豪快に進むワインディング、左コーナーを曲がり、最後のなだらな上りの頂点に近づくと、その向こうにいきなり視界が開ける。

クルマの視線は横長だが、バイクの視線は縦長だ。その縦長の視界を、突然上下に貫く道の形が現れる。瞬間、それが道だと認識できずに混乱する。

この丘陵からむこう丘陵を望む間に横たわる谷は、北見盆地。写真の真ん中を水平に横切るのは4車線の国道39号。標高差50メートルを駆け下る直線は、市街地を突っ切ると、再び50メートル登って左に消えていく。





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