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国道157号を、福井から岐阜へ。最奥の字名である温見の手前、熊河(くまのこ)。熊河トンネルの手前谷側(左側)に、作業道のような道があった。カルバートを10個並べてある。こうした仮設の道は、砂防ダムの下などで見かける気がする。川は、温見川の支流である熊河川。

 
もう少し上のヘアピンカーブは、熊河集落があったところ。熊河集落については、浅原昭生さんの『記憶に残る廃村旅』に詳しい。

 
細い、一直線の道の先は温見峠だ。標識が空に浮かび、その向こうの空間にも雲。

 
温見峠。(バイクは福井向き)



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伊賀市の県道39号にある出合橋。写真のとおり、途中の「島」を挟んで二つの橋がかかる。「出合」というのは川の合流点によくある地名で、ここも写真右で二つの川が合流している。写真は東側から。

 
 
東側の橋は「出合大橋」。立派な親柱が備わる。左が「出合大橋」、右が「であひおおはし」。渡るのは前深瀬川。川上ダムの下流で木津川に合流し、さらに淀川となって大阪湾まで下っていく。

 
 
 
出合大橋の西側。右側の親柱が手ブレしてしまっているけれど、書かれていることは同じ。

 
 
 
西側の橋は「出合橋」と、「大」が抜けている。こちらのほうが少し短い。親柱は左は「出合橋」、右は失われている。渡っているのは前深瀬川の支流である床並川。

 
 
 
西側。やはり左の親柱は失われている。右は「であひばし」。

 
出合大橋側から。このように、橋のすぐ下流で二つの川が合流している。合流後に長い橋を一つ架けるよりも、二つの川を隔てる「島」を利用して短い橋を2本架けることが合理的だったのだろう。




歩鉄の達人さんのツイートとサイトで「波状まんぽ」というものを知った。九度山の近くである。国道370号(地図上のピンク色)から見て、南海高野線をくぐったすぐのところにある。


上の地図と方角が違うが、下が国道側。農作業用の道が通っていて、それぞれ築堤を斜めに横断している。南海高野線をくぐる大師第16号橋梁もそうなのだが、ねじりまんぽにはなっておらず、単純なアーチだ。

 
 
川の上に張り出すかたちで道がついている。それもコンクリが新しい。そして道路側には鹿除けと思われるフェンスがある。写真を撮っていると、この奥の畑の管理をしている方が来たのでご挨拶。


 
4枚巻きのイギリス積みだが、築堤に対して斜めになっている分、少しずつズラして積んでいて、それが坑門に角度となって現れている。

 
東側から。ご覧の通りコンクリートなのだけれど、2020年10月27日の日付があるKDDIの記事『秘境駅にもauの電波は届く?乗り鉄アイドル伊藤桃が「南海高野線」を調べてきた』では、未舗装で、しかも農業用モノレールがあったようだ。

さて、この奥が本題の、旧九度山発電所水路橋である。
 
大師第16号橋梁を抜けて東を見たところ。

 
内部はこうだ。冒頭の図のように、道路方向に短いアーチが、水路方向に少しずつズレて組まれることにより、斜角に対応している。現在、国内唯一の例のようだ(『組積造による斜めアーチ構造物の分布とその技法に関する研究』小野田滋・河村清春・須貝清行・神野嘉希)。日本語では「有肋斜歪穹窿」というのだそうだが、「ゆうろくしゃわいきゅうりゅう」とでも読むのだろうか。

 

 
 
ズレは、煉瓦一つにつき30mm程度だろうか。アーチは31列あるので、両端で1mくらいオフセットできている。

 
東側から。水路橋の意匠も凝っている。この水路橋はすでに使われていない。ドローンを飛ばして上から撮るべきだったか…。

それにしても、重要な車道とかならともかく、農作業用の道である。それなら道を直交させたほうが一般的なアーチにできて簡単じゃないかと思うのだが、煉瓦をこう積むことは別に難しいことでもなんでもなかったのだろうか。また、農作業用の道だけれど、こうして坑門…ではなくて橋梁だから何といえばいいのだろうか、を装飾しているのもすごい。

『組積造による斜めアーチ構造物の分布とその技法に関する研究』によれば、有肋斜歪穹窿は、ここと、新永間高架橋の日陰町拱渠しかないらしい。日陰町拱渠は現在、見えなくなっているため、埋められているか、改修等でまったく変わっているのかもしれない。

* * *

 
 
おそらく大師第14号橋梁の下流と思われるところを、ドローンで撮影。歩鉄の達人さんのサイトでは「先は開渠」となっているが、それが、これだと思われる。川に出る前に壁が築かれていて、もしかしたら使われていないのかもしれない。

現地は枯れ木の枝が密集し、ドローン本体との遠近感を掴みづらい。ドローンを絶対に枝に接触させられないので、かなり難しかった。
 
近鉄吉野線に沿ってクルマを走らせていたら、山型の跨線橋が見えて驚いた。アーチではなく、直線状に/\となっている。

 
反対側。ここに橋を架ける場合、鉄道の架線を除けるために、少し上部にオフセットする必要がある。普通であればアーチになると思うのだが、歩道橋という荷重が小さい橋なので、このような特殊な形で仕上げたのだろうか。

 
 
 
渡ってみると、中央部は凸にはならずに少しだけ水平区間がある。ご覧のとおり、徒歩と自転車のみ通行可能。

 

対岸(南側)からの眺め。

 
銘板があった。

太鼓橋
2000年2月
大淀町
道示(1996)群集荷重
使用鋼材:SMA400BP・AP、SPA-H、SS-400
製作:松尾橋梁株式会社










小豆島の殿川ダムに向かって北上していると、道路脇に廃隧道があった。走っていた道は2車線の広い切り通し。そのすぐ脇に隧道があることに、すごく違和感があるというか、近代土木の力業を見せつけられるというか。

 
入口は塞がれているけれど、坑門はきれいだ。「隧道データベース」によれば、小豆島に現存する唯一の石積み隧道。1913年竣工。すでにピラスターなどの意匠は装飾の意味あいとなっている。

 
扁額。

 
反対側。

 
なんでハンガー…。

 
扁額。南側と書体が異なる。




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