まったく恥ずかしいことに、先日、交差点で停まって左足を着こうとしたら、轍がかなり深くて「地面がない」という状態になり、左に立ちゴケしてしまった。運悪く縁石があったためにブラッシュガードがすこしズレ、クラッチレバーが5mmほど曲がってしまった。走行に支障はないが操作性が大きく損なわれたのでレバーは交換。 もともと、純正のブラッシュガードはプラだけなので、やわい。ハンドルバー端部は固定されていても、そこで回転してしまう。なので、ZETAの「アドベンチャー アーマーハンドガード」と「アドベンチャーアーマーガード スクードプロテクター」を買った。 届いてみると、スクードプロテクターは、でかい。これ、渋滞時とか、クルマのミラーに当ててしまうのどの大きさでは…? とりあえずつけて様子を見よう。 ハンドルブレ防止の錘であるバーエンドを外す…と思ったら、12mmのヘキサゴンレンチがいるのか! そんなでかいのはないよ。8mmまでしか持っていない。 この部品は27N・m(だったかな、とにかう20台)で留まっているとのことなので、M10のボルト(通常は13mmだがバイクは12mm)でなんとかならないか試みるも、ボルトのほうが弱く、曲がってしまった。やむなくホームセンターに工具を買いに行く。 ほとんど使わない、というか使ったことがないから持っていないのだけれど、なので安価なものを購入。サクッと外れる。 ところが、リプレース用のバーエンドはM8(10mm)のヘキサだ! 純正と同じサイズにしてくれよ…。ただ、こちらは締め込み方向だからか、ボルトで代替できた。 無事に装着完了。作業そのものは20分くらいなんだけれど、工具を買いに行ったのでそこで1時間くらい使ってしまった。 ついでに。 TENERE700のフロントのアクスルは、19mmのヘキサ。なんでこんな…。そのため、ツーリング時の工具が増えた。普通にボルトにしてほしい。 19mmのメガネで回せるようにと高ナットを買ってきたが、トルクに耐えられるのかな。とりあえず、買ってきただけ。 PR 25年ほど、毎年南会津に行っている…ということは何度も書いているが、旧道沿いのある地区は、近隣の地区とは明らかに異なり、北海道の家屋のような急角度の屋根を持つ家が多い。また、屋根が複雑なものもある。 そして、やたらと蔵が目立つ。それも、屋根が大きい。一般的な蔵よりも屋根が大きく張り出している。そして、土壁のものや一部改修されたものも多い。まったくバラエティに富んでいる。手前の蔵は、腰回りがブロック塀化されている。ここに限らず、小屋は、ハシゴを側面にかけていることが多い。上の写真でも二つの蔵がハシゴを抱えている。 こちらの蔵は、妻面の上部だけが土壁で残り、その下部は下見板張りに(おそらく)改修され、平側は塗り壁になっている…ように見える。平側の下部の下見板張りは、妻面とは異なる。 普通なら片流れの屋根になりそうな小屋だが、正面側に鋭角に屋根が落ちている。左から2件目は、正面に雪が落ちないようにだろうか、破風がある。 窓がないので物置…小屋だと思うのだが、住宅を転用したのかもしれない。屋根が凝っている。1階部分の側面、角波トタンが「横」に打ち付けられている。こういう使い方は初めて見た。 8月の午前2時に都心を出発し、ひたすら国道6号を北上。特にあてもない、なんとなく、いわきの海沿いで日の出が見られたらいいな、というような走り出し。午前4時20分ころ、東海村で、東の空が白み始めた。 いわきマリンタワーを回り込み、少しいったところで休憩した。夏の、湿った朝。泳ぐには水温が低いだろうが、空気そのものはまだまだ「夏」だ。 さらに北上し、国道から旧道に入っていったところ、駐車場となっているところに「壁」があった。中央の丸に、うっすらと蝙蝠が見える気がする。左に丸がひとつしかないのは、本当はもっと左まで防火壁があったのに道路拡幅で削られたか。 高曇りの夏の朝。ここから思い立って、乙次郎林道とその周辺にハンドルを向けた。 JR只見線の会津宮下駅近くに「アーチ三橋(兄)弟」と地元が名づけた橋がある。只見川の支流、大谷川にかかるもので、手前が国道の旧道(現・県道237号)の「宮下橋」で次男、中央が只見線の大谷川橋梁(長男)、奥の高い位置にあるのが国道252号の新宮下橋(三男)。 なんで男性なのか、女性ではいけないのか、とかモヤモヤするけれど、それはおいておき、それぞれが主張している。 ●大谷川橋梁…上路RCアーチ(1941年供用開始)完成当時、国内最長支間のアーチ橋 ●宮下橋…上路RCアーチ(1957年供用開始)福島県発注の現存アーチとして最古 ●新宮下橋…鋼製逆ローゼ(1989年供用開始)上記2橋に合わせてアーチ橋とされた ちゃんと説明看板がある。展望スペースもある。ただし、墓地の中だ。 11月4日(金)~6日(日)、岐阜・福井に行ってきた。冠山林道が通れるようになったとのことで、24年振りに探訪。峠付近のみ、濃い霧と、ちょっとした雨に見舞われたが、ほかは晴れ。 これくらいの濃い霧。樹林の下を走ることも多いのと、峠を下りれば雨は降っていないと確信していたので、合羽は着ずに降りた。降りたところで、仕事を少ししなければならず、「圏外」を脱したところで東屋を探したが、そんなところはない。やむなく道路脇でiPadを撮りだし、15分ほど作業。そして出発、と思ったら、リヤタイヤが撚れる。 写真ではわかりづらいけれど、パンクだ。ついに、怖れていたことが起きてしまった。TENERE700はチューブリム。しかし、タイヤはチューブレス。つまり、ビードが固くて対処が大変なのだ。普通のオフロードバイクの場合、30分くらいで修理できるけれど、以前、スーパーテネレでチューブレスタイヤに履き替えたときは、ビードを落とすのに1時間以上かかったことがトラウマになっている。以後、基本、スーパーテネレはチューブタイヤをはいていた。交換も修理も簡単だから。 過去、スーパーテネレのパンク修理をするときは、マシンを横倒しにしていた。ところがTENERE700は、排ガス対策で、長時間横倒しにすると燃料がキャニスターから逆流してエアクリーナーに入ってしまう危険性がある。センタースタンドはつけていないので、エマージェンシースタンドは買ってあるのだけれど、マヌケなので、「まあいいか」と思ってバッグに入れてこなかった。入れろよ。 さてどうするかな…と思案していたら、目の前の民家から声がかかった。「パンクですか?」。そちらを見て、目を疑った。そこには、バイクのガレージがある! 偶然にも、バイクを趣味とする方の家の前で停まったのだ。お言葉に甘え、ガレージ内にバイクを入れ、作業開始。大変ありがたいことに、リヤスタンドもあるのでお借りする。作業用手袋もいただいた。こんな奇跡的なこと、ありますか…! いやー、ガッツリと刺さってますね…。 道路で踏まれて摩耗して…という釘かな。 ビードを落とすのに悪戦苦闘すること30分以上かかったか。チューブレスは、とにかくミミが落ちないのだが、なんとかチューブを取り出す。 ゲ。穴ではなく割けている。釘が刺さったまま走った距離はわずかなはずだが…。長さは45mm程度。持ってきた標準的なパッチでは足りない。そして、ここで気づいた。パッチはあるが、ゴムのりがない。なんで!? 3.5kgもの工具類を持ってきていて、ゴムのりがないとは。いつ使ったんだっけな…。 大変恐縮なことに、ガレージ主の方にクルマを出していただき、近くのクルマ屋さんにつれていっていただいた。そこで、大きめのパッチを買い、ゴムのりを貸していただいた。しかし、そのパッチも、大きさギリギリだった。 案の定、覆いきれなかった。空気が漏れる。そこで、たいてい失敗するとはわかっているものの、もう1枚を重ねて張った。エアを入れてみたが、問題なさそうだ。ここで12Vのコンプレッサーもお借りし、機械の力でエアを入れた。取りあえず漏れている音はしない、大丈夫そうだ。 リムはけっこう傷ついたかと思いきや、あまり目立たない感じだ。まあ、これで、いろいろと諦めもついたぞ。 途中でクルマ屋さんに行ったこともあり、3時間近くもお邪魔してしまった。感謝してもしきれないお礼を申し上げつつ、武生に向かった。「もしものときは『モトクラブ』が近くにありますよ」と教えていただいた。 ところが、そこから10kmほど走ったところで、またリヤが撚れた。やはり、あんなパッチの張り方ではダメなのだ。わかっていた。そこからモトクラブまで約5km。チューブレスタイヤなのでゆっくりなら走ってもビードは落ちないだろうと目論み、なんとか到着。幸い、同じサイズのチューブ(純正も140対応サイズ)の在庫があったので交換作業を依頼する。 右側のタンデムステップあたりをチェーンブロックでもちあげて後輪を浮かす。タイヤのビード落としやビード入れ、さすが、プロだし機械もあるしで早い。 ここからホテルまではすぐ。パンクしたのが冠山林道でなく、また夜でもなくてよかった。とにかく助けられた日だった。Yさんには心より感謝申し上げます。 帰宅して翌週末、今度はRMXで走りに行こうしていて、その前にゴムのりを買わねば。そう思って近所のディスカウントストアに行ったら、自転車用の(でもまったくかまわない)パンク修理キットしかない。ゴムのりしかいらないのに498円もしたが、めんどくさいのでそれを買う。すると、特大のパッチが2枚入っていた(写真右)。左の2点が標準的なサイズ。 別の日にホームセンターに行ったら、ゴムのりは300円くらいしたので、まあ、これで正解。大判パッチシートを売っていたので買っておく(398円)。これなら、45mmの裂けにも対応するぞ。シートは昔、持っていたはずだけれど、どこにいったかなあ。 |
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