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9連のRCローゼ桁(径間39.2m)+鋼製トラス桁(径間70m)で構成される、岡山県の大原橋。戦前のRCローゼの最大径間数(戦後にそれ以上のものはあるのか?)。室戸台風による被災後の復興橋梁群のひとつである。とはいえ土木学会の選奨土木遺産「室戸台風の災害復旧橋梁群」には含まれていない。跨いでいるのは旭川で、右岸(西)側がRCローゼ。広大な河川敷は農地となっている。

上流側(北側)に歩道橋を併設する。親柱があるが、改築されたもののようで、左の親柱はどうみても大原橋本体の親柱なのに「大原歩道橋」とある。右は「大原橋」。


桁はコンクリートの地色の部分と、明るいグレーに塗装された部分がある。補修された部分も明るいグレーだ。通りかかった年配の女性は、この、吊り材とのツートンカラーを非常にいやがっていた。地色の方が美しかった、と。

アーチ端部の、施工時の型枠の跡がおもしろい。板目が平行ではなく、端部に向かって収斂している。台形の板を用意したのだろうか。

そして隣接する桁同士の端部はこれだけ接近している。板一枚入るくらいのスペースしかない。河川敷で作ってクレーンで架橋したわけではあるまいに、ここまでギチギチだと施工時に苦労はなかったのだろうか。

桁裏。縦桁の裏面に鋼板を貼っている。向かって左が歩道橋で、歩道橋が載る部分の橋脚は増築している。

支承。裏側も見たけれど、ちょっとよくわからない。

トラス桁。先に書いた通りがかった人も「鋼材が不足したからコンクリートになった」と言っていし、それが定説かと思っている。こちらのサイトによればこんな説をとなえる人もいるが、さてこれはどうだろうか。

左岸は親柱はないのだが…

歩道橋のみ、ある。「昭和46年8月竣工」。

桁裏と支承。



ここはJR津山線玉柏駅からも近いので、鉄道旅のワンポイントにどうぞ。

右岸には、高速で流れる県道218号の旧道がある。


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井原の市街地にある、3連のボーストリングトラス。

北詰、親柱が、ボーストリングトラスとちょっと調和していない気がする。左には「ひよしはし」、右には「日芳橋」。

南詰。やはり左に「ひよしはし」、右に「日芳橋」。

縦桁、横桁ともに、魚腹型の補強材が添設されている。縦桁の方は溶接にも見える。部材の厚さがあって縦桁とも違うので、後年の付加か。横桁の補強は、板1枚だけでなく、長手方向に部材を添設し、強度を保っている。

東側に後付けされた歩道橋の銘板と塗装標記。
  • 日芳橋側道橋
  • 1982年1月
  • 岡山県
  • 立体横断施設技術基準(1978)
  • 使用鋼材:SM50Y、SS41
  • 製作.住友重機械工業株式会社
再塗装は1995年なので、架橋の13年だ。それから18年経っているが再々塗装はされないのだろうか。塗料の耐久性が上がっているから大丈夫なのかもしれない。




然別峡でキャンプをした翌朝、そのまま糠平湖に抜けたかった。キャンプ場からそのまま登っていけば、道道85号に合流できるのだが…ツーリングマップルに「通行止め」とあった通りだった。

ダートの林道が下りになり、しばらく行くと、そこで通行止めとなっていた。柵の先は、路盤が落ちていた。その向こうには道路が続いていた。ここは川の瀬。増水したときにアウト側をごっそり削ってしまったのだろうか。

ガードレールがここまで錆びているのは、川の水質によるものだろうか。周辺は温泉が豊富だ。

ここに至るまで、通行止めの案内はなかったと思う。もし、瓜幕から糠平湖に抜ける道だ!と思って突っ込んでくるクルマがあったら、憤慨すると思う。いないと思うけど。


参考までに、然別峡野営場。徒歩すぐのところに鹿の湯という野天風呂がある。
道道を走っていたら、インフレナンバーが目に入った。北海道道3817号茂世丑最上線。あれ、道道って1100番台くらいまでじゃなかったっけ…?


wikipediaの都道府県道の項目によれば「北海道においては、整理番号のほかに路線管理番号(道路現況調書で用いられる番号。主要道道においては整理番号+1000、一般道道においては整理番号+3000)が存在し、特に一般道道においては、路線管理番号を標識に使用する場合がある」とのこと。なるほど、ではこれは道道817号なのだな。そう思って地図を見ると、たしかにそうだ。

標識となっている最大の数字はいくつなんだろう?

【2013年8月12日追記】
サイト「道道資料北海道」の大島仁さんが、この件について解説記事を書いてくださいました。下記リンク先をご覧ください。これを先に知っていれば、今回の北海道ツーリングは道道標識めぐりをしたかもしれないと思うと悔しいなあ(笑)。
・5000番台の道道が存在する謎

8月1日(木)深夜から10日(土)早朝まで、9泊8日の行程で北海道にバイクツーリングに行ってきた。昨夏にスーパーテネレのミッションに不具合が出て廃車にしたので、今回はランツァである。実に1995年以来の250ccクラス。しかも往復自走は初。

ルートは上記地図をご参考に。

8/1(木)~2(金) 東京→北上→横手→角館→十和田湖→青森(ねぶた)→フェリー(船中泊)
8/3(土)函館→中山峠→落部→積丹→小樽→新篠津(テント)
8/4(日)新篠津→夕張→鬼峠→然別峡(テント)
8/5(月)然別峡→三国峠→常紋峠→帯広(友人宅)
8/6(火)帯広→豊頃→足寄→清里町(「風景画」泊)
8/7(水)清里町→斜里→知床峠→相泊→羅臼→野付半島→納沙布岬→根室(テント)
8/8(木)根室→襟裳岬→苫小牧→フェリー(船中泊)
8/9(金)~10(土)八戸→宮古→釜石→気仙沼→石巻→仙台→東京

合計4065km。

青森からの出港準備。

清里町


好天に恵まれ、友人に恵まれた8日間だった。
リアルタイムで投稿していった結果はこちらにも。

・北海道ツーリング2013年夏の記録 http://togetter.com/li/546655


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