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只見線の橋梁を舞台に撮影された鉄道写真は多い。画像検索すれば、蒸気機関車時代の写真からつい最近のものまで、たくさんの画像がアップされている。その橋が流された。ここより上流の第六、第七只見川橋梁とともに。

20111001_000.JPG画面右が会津川口、左が只見。右端、第1連のプレートガーダーが流失している。後述するように、橋台付近にダメージを受けている。写真のとおり、第1連側がカーブのアウト側になっており、先の豪雨のようなときにはここ(とイン側の川底)に力が集中する。

歴史的鋼橋集覧
によれば、第1連と第5連の鈑桁が25.4m、第2連のワーレントラスが只見線共通の77.5m、第3連と第4連の鈑桁が31.5m。設計活荷重はワーレントラスのみKS15、他はKS-12だ。とはいえ、DD15の入線実績はある(最近では中越地震の際にあった。ほくほく博士参照)。もともとは電源開発の専用鉄道として開業し、その後、国鉄路線として転用されたものだ。

アップしてみる。
20111001_001.JPGこのような状態になっている。レールはそのままに、鈑桁だけがもっていかれた。枕木は鈑桁とボルトで固定されているはずだが、それはおそらく簡易な固定だと思うので、こうなったのだろうか(→参考画像)。また、この弛んだ分、前後のレールが引っ張られていると思うのだが、それはどうなのだろう?

ワーレントラス部。
20111001_002.JPG
こちらは異常なさそうだが、橋脚等もすべて点検するのだろうな。

ワーレントラスの向こうに、何か見える…。

20111001_009.JPG流失した鈑桁だ!

ところどころフランジが凹んでいる。流れてきた石に洗われたか。

重さが数十トンはある31mの鈑桁。橋台が水流になぎ倒されたあと、水流に押されてあの位置まで流されたのか。いずれ、この桁も解体されるのだろうが…。

第3連から第5連。
20111001_003.JPGこちらは無事のようだ。第5連は見えていない。


第1連に近づこうとして、築堤に上がった。

20111001_006.JPG(会津川口方向)
2ヶ月でこれだ。廃線跡のようだ。線路は錆び、枕木は乾ききっている。場所によっては線路も枕木も見えないほどの緑に覆われている。いつもは除草しているからか、ここまでになることはない。
橋梁側。

20111001_007.JPG橋梁の手前には鉄杭が打ってあり、ガードロープで立ち入り禁止のような処理がなされていた。

写真に見えている「落ち込んだ場所」は、川の水にえぐられたままであり、いつ崩れるともわからない、。近づかないほうがいい。

20111001_008.JPG横から見るとこんな感じ。右岸(写真手前側)の護岸は軒並み破壊されている。

20111001_011.JPG望遠で見てみる。橋脚の、天端から1mほど下以下が黒くなっている。あそこまで水が来たのだろうか。レールがつながっている様子を見ると、この桁だけが、引っこ抜かれたように流失したのかな…と思えてくる。

20111001_010.JPG橋台。おそらく、もともとあった位置からずれている。その裏に込められていた土というか護岸がなくなっている。支承ももぎとられているが、支承を単純に取っ払ったのではなく、くっついているものをむりやり剥がしたかのように、支承(の下側)がズレてしまっている。

足下が崩れる可能性もあるので、これ以上は身体を乗り出せなかったし、周囲を撮り用がなかった。

言えるのは、右岸側は、相当に破壊されているということ。テトラポッドはみなバラバラの方向を向いている。そんな中で、この鈑桁が流失したのだ。

豪雨当日に、第五只見川橋梁がこうなった、という画像をtwitpicかどこかで見かけたが、川の水があそこまで来ているときに、この場所に立った人がいるのか。無謀すぎる気がしてきた。




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1998年頃まではダートだった国道400号舟鼻峠(ふねはなとうげ)。狭隘な道で見事なつづら折れが連続していた峠道だったが、2009年10月16日に「田島バイパス」として開通した。直前の2009年9月にはその周辺をバイクで走っている。

20110930-888.jpgいつからかわからないが、旧道部分が閉鎖されていた。

旧道部分には、そこから西へ延びる大窪林道への分岐があったはずである。大窪林道は林間の斜面につけられたアップダウンのあまりないダートで、十数kmはあったと思う。川砂利かとおもうような丸い石で、いつも路面は湿っている印象がある。その道はどうなったのだろうか。

船鼻峠の北側にある旧道への分岐も塞がれていた。写真を撮っておけばよかった。


田沢橋は、渡ろうとしたら「なかった」橋である。架け替え工事をしているので、旧橋を撤去してから新橋を架けるべく工事をしているのかな…と思って近づいたら…

20110930_000.JPGこれは右岸から。新しい橋はすこし高い位置にするのか、築堤になっていて、橋桁がまだ渡していない状態。

ここからはこれ以上見えないので、反対側へ廻る。

20110930_001.JPG通行止めの様子。左の青いネットが張られている場所が、新しい桁が架けられる場所。右の橋脚がある部分が、旧橋があった部分。

20110930_004.JPG冒頭の「落ちたプレートガーダー」が反対側から。うーん…。視線を右(下流側)にずらすと…

20110930_003.JPGトラス桁が落ちてた。左岸に貼り付くように落ちている。

20110930_006.JPGそのままさらに視線を川の中程へ。これも落ちたトラスだ。

さらに右。
20110930_005.JPGくちゃっとつぶれたトラス桁。

全貌はこんな感じ。
20110930_002.JPG.

金山町のサイトに、やはり落ちる直前の画像があるので転載する。
20110930-999.JPG



金山町のサイトより転載)
これは右岸・上流側から撮っている。

新橋の橋脚は上流側にあった。これは幸いだったのだろうか。もし下流側にあれば、流失した橋桁は橋脚にぶつかって損傷させたに違いない。

それにしても。

いま、只見川の右岸と左岸は、四季彩橋一本でつながっている。もしこの四季彩橋がなかったら、西部や大塩の集落へは、延々とR352を只見町まで迂回して入らなくてはならない。奇跡の1本が残った。



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豪雨当日、只見線の橋梁流失と同時に「二本木橋もやられた」という情報は割と早い段階で入ってきた。テレビのニュース等でやっていたのかもしれない。二本木橋については、歴史的鋼橋集覧にあるのでそちらをご覧ください。

流失前の写真が、金山町のサイトにある。
20110928-999.JPG金山町のサイトより転載)

こうなったら、上路アーチはその付け根を直接水流に襲われるわけであり、流失の危険性は桁橋より格段に高いのだろうなと思う。

只見川は、川幅が広くなったり狭くなったりする。通常、極端に狭くなった場所を「銚子の口」などと言うが、この二本木橋は、そこまでではないものの、比較的狭くなっている部分に架けられている。

国土画像情報より1976年の航空写真


現況、南側から。
20110928_000.JPGさすが国道というか、まあもう2ヶ月近く経っているのだから当然かもしれないが、しっかりと塞いである。その手前に迂回路(西の四季彩橋へ誘導)への入口があるのだが、それに向けて赤い矢印が路上に置かれている。

左は商店、閉まっている。後ろにはスーパーがあり、開いていたのでペットボトルを買った。

20110928_001.JPG下流側から。アーチと接続するRCのカルバートはそのまま残っている。

流失したアーチがないか川を凝視したが、なにも見えなかった。



対岸から。

20110928_002.JPG写真左の道は、そのまま左岸を走って、昨日紹介した西部橋まで行く道である。西部橋も落ちているので、いまは長大なピストンを強いられる。

20110928_003.JPGちょっと乗り出して、右岸の橋台を見る。岩盤を利用して橋台が設置されているのがよくわかる。


ここは国道なので、比較的早く復旧するとは思うが、それでも1年では無理だろう。それでも、ここが利用できなくても、ひとつ上流の四季彩橋を利用することで、会津大塩以東はJR只見線の代行バスが走っている。


(2011年10月2日月)
ブログ「今日も疲れました」に、「ダム湖の船が流出し、それが河川の構造物にぶつかってダメージを与えた面もあるではないか(要約)」という主旨の記述がある。ぜひご覧いただきたい。



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上越線利根川シリーズの途中だが、平成23年新潟・福島豪雨で被災した橋梁を見てきたので、その報告を先にする。只見線の橋梁が三つ流失したのはよく知られているが、それ以外にもいくつも被害はある。そのうちのひとつがこれ、金山町の西部橋(にしぶはし)だ。



国道252号を走っていて、偶然見つけた。目に飛び込んできたのだ。
20110927_006.JPG画面奥が上流。右が左岸、左が右岸。

…只見川の真ん中に、風で飛ばされた鯉のぼりのように、それにしてはあまりに巨大なものがペシャッとなっている…。これが西部橋。

川の中に橋脚を建てない、一跨ぎするランガー橋。それすら流してしまった。この川幅いっぱいに、いま立っている道路まで水があったという事実。道路脇のフェンスには、発泡スチロールや流木が絡みついている。そこまで水が来た証拠だ。

流される前の姿が、金山町のサイトに掲載されているので転載する。
20110927-999.JPG金山町のサイトより転載)

この状態になっても大丈夫なように、1スパンで跨いでいた西部橋。これよりさらに水が来た、ということだ。


20110927_008.JPG20110927_007.JPG床版が桁から剥がれている。水深10m近くなった川に沈み、常に水流を受けているのだからな。

いや、それより周辺の民家は大丈夫だったのか。(別の場所で、民家のすぐ横まで崖崩れになっていて、かろうじて民家が残ったのだな…と思ったら、そうではなくて、すでに4件が崩れていた、ということがあった)。

20110927_000.JPG右岸側の取り付け部分。本当は、この先に橋があった。

20110927_002.JPG支承が残っていた。意外な部分でちぎれていた。

20110927_003.JPG対岸(左岸)の橋台。

20110927_004.JPG20110927_005.JPGこのまましばらくあるのだろうな。



対岸(左岸)へ回った。

20110927_010.JPGここに、橋があった。

20110927_009.JPG対岸(右岸)を見る。流されたのは10mほどだろうか。崖の、水が来た跡も見て欲しい。

20110927_011.JPGこちらも支承が残っていた。引きちぎられた部位が異なる。鏡面の部品と鏡面を持ったローラーが転がっていた。支承の部品らしきものが近くにあるということは、このコンクリート橋台の上には水が来なかった…?

パイプは、桁下を通していたケーブル等だろう。

20110927_012.JPGこんなものが、曲がるのだなあ…。


この西部橋は、只見川右岸と、左岸の西部集落(行き止まり)を結ぶ役割があった。しかも、ひとつ上流の国道252号二本木橋も流失。さらに上流の四季彩橋まで遠回りしなければならない。

左岸で眺めているとき、西から現れた手押し車に寄りかかったおばあさんが、この橋のたもとで手押し車に座って休んでから西部の集落に向かっていったのが、とても印象に残っている。


スパン100mは越えてる(だろう)西部橋。復活するのだろうか。


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