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轍のあった道

万代橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町

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万代橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町



20111015-06.JPGそそり立つ田子倉ダム(その向こうが田子倉湖)。手前の湖面は只見ダムが作り出す只見湖。二段構えのダムとして知られるふたつのダム。この、只見湖に架かる万代橋の1スパンが、平成23年新潟・福島豪雨で落橋した。

20111015-01.JPG湖面の標高は地形図にないので不明だが、万代橋たもとの道路に392mの標高点があるので、おそらく380m程度だろう。護岸部分には流木等のひっかかりが見えず、またトラス桁にもなにもひっかかっていない。もし、そのような状況であれば、このように「1スパンが落ちる」というのではなく、他の桁も流失する可能性も高いだろうから、只見湖の湖面はそれほど上昇しなかったものと推測する。

では、なぜこの1スパンだけ落ちたのか。それは、橋台側がごそっとえぐり取られたからである。桁の両端は橋台・橋脚によって支えられているが、その一方がなくなれば、落ちる。思い出すのは、新潟地震(1964年)の昭和大橋だ。








20111015-05.JPG橋台部分はこのようになってしまった。1m以上もえぐられた。奥の東屋の右にある立て看板が傾いているが、それも、片方の足の下がえぐられた結果だ。

20111015-04.JPG少し離れて、上流側から。只見ダムの堰堤の上の道路は通行可能なので、対岸に渡ることに問題はない。


20111015-03.JPG下流側から。

20111015-02.JPGトラス桁。このトラスをはじめ、万代橋は歴史的鋼橋集覧にも収録されているが、詳細なデータはない。

只見湖の中に、このように破損したまま不安定な桁を置いておくことは危険だと思うので、早晩撤去されるものと思うが、優先順位はもっと下流の被災地だろうし、どうなるのだろうか。


RoadExplorerさん撮影の、被災前の画像のリンクを貼っておく。この親柱もろとも、流された…?

・正面より
・シチサン





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