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年賀状は、いつも勤務先でまとめて購入している。
だから、通常かインクジェットか、くらいしか選べない。
別に選ぶ必要性も感じなかった。

今年、いただいた年賀状を見ておどろいた。
プーさんはあるわ、地方オリジナルはあるわ、
朱色で刷っていないお年玉くじつきはあるわ。


郵便局で買えば、きっとこういうものを知ることもできたのだろう。
便利さ(買いに行かずに済む)を取ると、失うものがあることに気づく。

ネットで本を買えば、送料無料で自宅に届く。
でも立ち読みできない。
勤務先で本を定期購読すれば、8掛けで買える(注:そういう環境なのです)
上に自席に届く。でも発売日が土日ならば繰り延べになるし、
興味のない特集の号も買わねばならぬ。

プーさんは「自ら動け」と言っているような気がした。
明日は獅子舞にでも噛まれてこよう。
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ヘンとツクリが入れ替わっただけに見えるが、もちろんまったく意味が異なる。
左の「おおざと」は「むら(邑)」の変形である。
大和朝廷のころから「○○部」という技能集団があるが、
そういうニュアンスである。

右の「こざとヘン」には元々「さと(里)」の意味はなく、
「阜」の変形であるが、「おおざと」があるから「こざと」である。
なんといい加減な命名であろうか。
もちろん日本でしか通じない。
古墳時代の「陪塚」、そういうニュアンスである。

これら、おおざととこざとヘンを篆書に遡ると、
その成り立ちがよくわかる。

609f9b63.jpeg











ちゃんと「邑」になっている。



本題はここからである。
こざとヘンである。
現代の感覚からしたら漢字らしからぬ形態である。
示すのは「隧道」の「隧」である。
なぜ印影のようになっているかはここでは意味を持たない。

4c2805ca.JPG











篆書においては「しんにょう」と「こざとヘン」の位置は、左右どちらでもいい。
ご覧いただければわかるとおり、「阝」の袋状の部分が三つある。
これが元の形である。
これが一種異様な雰囲気を醸し出す(と私には思える)。
並べてみよう。

94dc68c5.JPG











とても漢字の構成要素を並べたようには見えない。
ジョージ秋山が描くお経に、こんな文字があった気がする。

なお、上で何事もなかったかのように「しんにょう」などと書いたが、
の差異も興味深い。

漢字にしろ英語にしろ和語にしろ、ニュアンスによって
単語が使い分けられる言語を持つ幸せを感じるとともに、
ちゃんと使い分けねばならぬ、とも思う。
『廃道本』である。
なにがしかのムーブメントになればいいと思っている。

上っ面だけなぞってみた読者10人のうち、一人くらいは
こういうものにヲタ的目線を持てることに気づいてほしい。
とはいえ、まだ購入者のうち「上っ面」の人は少ないようで、
元々のサイトのファンの人々のほうが多いようだ。

執筆者を強く応援している。

73c1395a.jpeg
 である。

「収益」という単語を見ていたら発症してしまった。
毎月、仕事の上でこの文字を何回か書いているはずなのだが、気にも留めていなかったのに。

○の中に入れてみると、この文字の奇妙さ加減がよくわかる。

d794c515.jpeg











皿は、歯をむき出した口である。
目は、上の「ソ」でも真ん中の「ハ」でもいい。
前者であれば「イシシシ」と笑う顔に、後者であれば「ぬっぺっぽう」のような顔に見える。


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