五川分水のつづき。五川分水の「手前」にある分水。「小田」と書いて「やないだ」と読む。姉川からの水が、ものすごい水量で流れている。「マイ橋」のある民家には、敷地内に分水を取り込む口がある。この水を利用する権利があるんだな。このとき、けっこうな雨が降っていたので慌ててレンズフードがかぶっている…。 水は↑の方向に流れている。右岸で分水する。 本流は、プールのような大きな区画へ。深さもあり、恐ろしい質感。右の分流はそれを迂回していく。 写真左のものは手前で分流した水路。それを別として3方向に分ける。①が一番大きいのだが、②もまたすごい量だ。 分流と②。一部暗渠となって西に向かう。 ①は道路を横切り、さらに二つに分かれて北に向かうようだ。 ③は南に向かう(写真は北向き)。これが五川分水に続いている。 PR 滋賀県にある分水。琵琶湖に注ぐ姉川から水を引き(その地点を「出雲井(いずもゆ)」という)、別項で紹介する小田分水を経由したあと、ここでさらに分水している。特徴的なのが、円筒分水ではなく直線状に五つに分水していること。 写真で言えば、右上から左下に流れる。そして、その分水地点には橋がかかり、それぞれに「川」の名前がつけられている。右岸から、朝日川・市場川・中村川・柏戸川・天満川。竣工は昭和30年4月。 朝日川のほうが市場川より太い。この2本は西へ向かう。 中村川と天満川は太く、挟まれた柏戸川は細い。下の写真は上の写真の逆方向から。中村川と柏戸川は南へ、天満川は東へ。 上流側から。轟々と流れてきた水を三つの整流板で水門に向かわせる。 ダムの自然越流式洪水吐のようだ。 現地解説。 いまにも雨が振り始めそうだったのだけれど、ドローンを飛ばしたら降ってきたのでじっくり撮れなかったが、動画を。 海沿いの国道150号から1本山側に入った久能街道。1.2車線くらいの道幅にいささか驚く。そして、その街道に給油所があったのだから驚く。 カルテックスの計量器が残るのだから、けっこう昔に閉じた店なのだろう。「日石ゴールドガソリン」などは1983年までのブランドだ。それにしては、とてもきれいだ。きちんと管理され、駐車スペースなどになっているのだろう。 計量器は1台かと思いきや、その裏に背合の計量器がある。 残念ながら防火壁は撤去されているようだ。左側の防火壁は下部の緑線がカルテックスの名残。右にはポストが立つ。この給油所が現役だったら邪魔な位置、というか敷地内なので、閉鎖後に設置されたものだろうか。 静岡市街、国道1号のすぐ上流に架かる安倍川橋。国道1号の旧道、「東海道」の橋である。12連のボーストリングトラスは国内最大数。本来は写真奥にも2連あり、合計14連だったが、斜線拡幅のためにニールセン橋1連に架け替えられた。 柔らかい印象の橋。とかく「醜い」などと言われるトラス橋も、ボーストリングトラスにおいてはそう言われることもあるまい。支間35.1m。 架設は古く、開通は1923年。鋼材はイギリスからの輸入。当時すでに国産化されてしばらくたっていると思うが、なぜだろう。 左岸の親柱は右(上流)側しかない。「大正十二年七月竣工」とある。新しい感じがする。 下流側は歩道がつく。3径間連続(たぶん)プレートガーダー。 桁裏。平べったい管が通っている。 右岸側の架け替えたアーチは、クルマを停める場所がなかったので撮っていないのだけれど、右折レーンを設置するために拡幅したようだ。それが「ニールセン橋」であるとは「歴史的鋼橋集覧」にある記述。「ニールセンローゼ」ではなく「ニールセン」はほかにあるのだろうか。対岸から歩いてでも行って観察し、撮るべきだった。また行かないと。 |
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