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先日、スーパーカブ110(JA44)の後輪が路上でパンクしたので修理したときの記録。

小一時間あれば十分と思ったらさにあらず。オフロードバイクと違って整備性が悪すぎるのだ。まず、チェーンカバーをはずして、ブレーキのトルクロッド固定ボルトのコッタピンを抜き、ドラムブレーキのロッドを外す。


そしてアクスルを抜く。ボルトは頭14mm、ナットは19mm。ところが、マフラーが邪魔して19mのソケット(ディープしか持ってない)が正しく入らない、斜めになってしまう。やむなくキジマのタイヤレバー付きレンチをかませてアクスルのボルトを緩めて抜く。すると、右のカラーはホイール側に固定されていおらずにポトリと落ちた。えー、はめておいてよ…。


アクスルを抜いてタイヤを前方に動かしてもチェーンをスプロケから外せないし、リヤフェンダーが邪魔して後輪が外せない! ふと思って、スプロケをひっぱったらハブからはずれた。それでチェーンも外せ、ホイールも抜けた。でも、スプロケの左右についていたカラーが落ちた。保持するように作ってよ…。



パンクの原因は、木ネジ。なんと、トレッド面からサイドウォールに抜けている。路面にあったのを踏んでしまったんだな。しかもかなり深くささっていて、頭もつかめない。ドライバーでネジを回して抜いた。


こんな長さの木ネジ。チューブを見ると、2カ所、それもかなり大きい。左の傷はどうかな…と思ってエアを入れると一瞬で抜ける。左の傷も全部孔。パンクしてから路肩に止めるまでに、当然少しは走ってしまうし、ハイエースに積んだり下ろしたりで少し押したのだけれど、その間に傷めたか。


ちょっとこれはパッチで対応できる孔じゃないな。これじゃあ、貼っても漏れちゃうので、チューブ交換しかない。いったんそのまま、モトショップボンバーに買いに行った。


純正はチェンシン。MAXXISといったほうがいいかな。ダンロップのチューブ、カブ用など安いだろうと思ったらボンバーでさえ2100円。意外。

チューブ入れてタイヤを入れるまではすぐだけれど、ホイールをはめるのが一苦労。左のカラーはアクスルを通しつつ入れられるけれど、右のカラーが保持されないので、ホイールを膝で挟んで直立させ、右手は狭い隙間でカラーを保持、左手でアクスルシャフトを右に押すという作業。何度もカラーを落としてしまったけれど、なんとか成功。

トルクロッドやアクスルの締め付けトルクはネットで検索。あと、空気圧は225kPa。オフ車の「舗装路150kPa(メーカー指定)」「適宜60~80kPaに」という常識から考えると高いな。そして、ふとその「常識」が正しいのかと、RMX、ランツァ、XTZ750スーパーテネレの取説を見たら、RMXとランツァはいいけれど、スーパーテネレは225/250kPaだった。いつも150kPaにしてたよ。。

改めて、オフロードバイクの整備性のよさ(スーパーテネレでさえ!)を痛感したカブのタイヤ交換でした。



それと、チューブを買いにいく前に定休日じゃないか調べようと谷原のモトショップ・ボンバーのWEBサイトを開いたら、なんと今月末で閉店するというじゃないか。90年代からどれくらいタイヤを買っただろう。モトクロスタイヤからビッグオフ用のタイヤまで、買ったタイヤは20組か、30組か。20年以上の長きにわたり、お世話になりました。ありがとうございました。

【同日追記】
なんと。右から引き抜けばチェーンカバーすら外さずともいいそうです。なんとなんと。。

この動画は50ccですが、アクスルを右から差してありますね。うちの110は左から差しています(いままでぼくが持っていたバイクはすべて左から)。逆にしてあるのかな。でも110はマフラー径等から、右からは差せないのかも。わかりませんが。


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島原鉄道端部が廃止になることが決まったころ、訪れたことがある加津佐。そこに、九州石油の防火壁が残っていた。

 
大きな給油所だったようだ。


 
平戸島の小屋のすてきな扉のつづき。

多くの小屋が並ぶ場合、こうした菱形・バツ型があるところには、いくつかある。それが更新され、一つだけ残っていることもあるが、しかし、ここは、ほかの扉も同じくらいの古さの木製のものが多い。なぜかこれだけが、最初から(菱形のバリエーションである)/\型になっているようだ。孤高の存在。

菱形・バツ型になるのは、開き戸が吊り戸が多いようだ。そう思って平戸島の小屋のすてきな扉(下写真)を見てみると、記事のメインの扉は吊り戸だが、それ以外は開き戸か引き違い戸で、後者は下にレールがあるようだ。

 



 
平戸島の南西端、宮ノ浦漁港。ここには多くの小屋が建ち並ぶ。おそらく漁具が格納されている。この小屋の扉は水色。少し色褪せた感じがまたすてき。

 
ガワはコンクリート製。そこに2枚の大きな吊り戸。左に飛び出した肘木は、吊り戸のレール。つまり、2枚の吊り戸は引き違い戸ではなく、左にしかスライドしない。

 
横木の上に金属製のレールがあり、そこを両フランジのクルマが走る。

 
港の前の小屋たち。左から二つ目は開き戸、その右三つ(茶、茶、水色)は引き違い戸。それぞれ、下にレールがある普通の戸だろうか。










栃木県には古い橋梁がかなりあるが、その一つ、わたらせ渓谷鉄道の第二渡良瀬川橋梁。1912年開通、大型トラス橋が国産化したころのもので、154フィート(46.939m)のトラス2連+9.6mのプレートガーダー1連からなる。いい視点場がない。

 
ビシッと尖った印象を持つピントラス。

 
過渡期らしく、設計はクーパー/シュナイダーだが、鋼材製造はカーネギー、組み立ては東京石川島造船所。銘板にはこうある。

株式会社
東京石川島造船所
MATERIALS
CARNEGIE STEEL CO.
P.&W. MACLELLAN

「P.&W.」「マクレラン」、ともにわからない。

【追記】
@Einshaltさんから下記の情報をいただきました。
https://www.mackintosh-architecture.gla.ac.uk/catalogue/name/?nid=MacLPW
鉄材の商社・加工・組み立ての会社のようです。第二渡良瀬川橋梁の設計はアメリカ流儀、組み立てが国内企業、鋼材はカーネギーということを考えると、鋼材商社としての関与でしょうか…?



 
橋脚の下部は大きく補強されている。石ノ森章太郎に始まる靴の大きなキャラクターを「ビッグフット系」というが、それを思い出させる。







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