![]() 平戸島の小屋のすてきな扉のつづき。 多くの小屋が並ぶ場合、こうした菱形・バツ型があるところには、いくつかある。それが更新され、一つだけ残っていることもあるが、しかし、ここは、ほかの扉も同じくらいの古さの木製のものが多い。なぜかこれだけが、最初から(菱形のバリエーションである)/\型になっているようだ。孤高の存在。 菱形・バツ型になるのは、開き戸が吊り戸が多いようだ。そう思って平戸島の小屋のすてきな扉(下写真)を見てみると、記事のメインの扉は吊り戸だが、それ以外は開き戸か引き違い戸で、後者は下にレールがあるようだ。 ![]() ![]() 栃木県には古い橋梁がかなりあるが、その一つ、わたらせ渓谷鉄道の第二渡良瀬川橋梁。1912年開通、大型トラス橋が国産化したころのもので、154フィート(46.939m)のトラス2連+9.6mのプレートガーダー1連からなる。いい視点場がない。 ![]() ビシッと尖った印象を持つピントラス。 ![]() 過渡期らしく、設計はクーパー/シュナイダーだが、鋼材製造はカーネギー、組み立ては東京石川島造船所。銘板にはこうある。 株式会社 東京石川島造船所 MATERIALS CARNEGIE STEEL CO. P.&W. MACLELLAN 「P.&W.」「マクレラン」、ともにわからない。 【追記】
@Einshaltさんから下記の情報をいただきました。
鉄材の商社・加工・組み立ての会社のようです。第二渡良瀬川橋梁の設計はアメリカ流儀、組み立てが国内企業、鋼材はカーネギーということを考えると、鋼材商社としての関与でしょうか…? ![]() 橋脚の下部は大きく補強されている。石ノ森章太郎に始まる靴の大きなキャラクターを「ビッグフット系」というが、それを思い出させる。 ![]() ![]() 2020年9月19日、東京駅直結のKITTE地下、東京シティアイで、「近代化遺産フォーラム」として六つのトークセッションが設定された。その一つ目、「今こそ見たい鉄道遺産」という1時間枠で、鉄道総合技術研究所の小野田滋さんと私、というなんとも光栄で身に余るトークに登壇した。 小野田さんの説明は必要あるまいが、ぼくの土木の知識の大半は氏のご著書『鉄道構造物探見』からである。土木学会『ドボ博』内のコンテンツ、「ドボ鉄入門講座」でも、私は少しだけ小野田さんのお手伝いをしている。 今回のトークは「近代化遺産全国一斉公開2020」と題して全国各地で10月1日~11月30日にその表題通りのイベントが行われることの一環として設定されたもの。それが「近代化遺産フォーラム」だ。主催は、全国近代化遺産活用連絡協議会(「全近」)と文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会。 近代化遺産といってもいろいろな概念があり、いろいろなところがまとめている。今回は全近主催ということもあり、会員の自治体にある近代化遺産を採り上げた。テーマは「鉄道遺産」。これまたいろいろな考え方があるが、主旨と、小野田さんとの会ということを考え、土木構造物、それも「鉄道遺産」といえる橋梁…このブログでも初期からおいかけている英国系100フィートポニーワーレントラスを採り上げることにした。「会員」である横浜市には「港三号橋梁」がある。ここから話を広げることにした。 橋梁といっても種類は多いし、トラス橋といっても種類は多い。持ち時間は10分なので、「それぞれの違い」をしている時間はないから、英国系…に絞った。官設鉄道のトラス橋は、英国プラクティス→米国プラクティス→国産、となる。その流れを話せばいいだろう。そして下記のようなスライドを提示しつつ話した(一部割愛)。うっかり話しすぎて時間を大幅にオーバーしてしまった。 冒頭に、『ポニーワーレントラストは」と「英国系…の特長」を話したけれど、前者はともかく後者はいらなかったかもしれない。なぜなら、一般の人は「現代のトラス橋がどういう形か」を知らないので、「英国系はこうです」といっても違いを認識できないからだ。こういうことは、現地に行って実物を見ながら話すと、「通常は…」「これは…」のどちらも実感をもって理解してもらえるのだけれど、机上では難しい。今後のための反省点。 ![]() (写真は丸田祥三さんよりいただきました。右に小野田さんが、左に岩嵜いづみさんがいらっしゃいました) このトークで私が言いたかったのは「英国系100フィートはいいぞ」ということでもあるんれど、同時に「なんでもいいから、たくさん見よう。たくさん見れば違いに気づく、そこが『おもしろさ』だ」ということだ。下記スライドの最後はそういうことだ。 多くの方にお越しいただいた。SNSのみでやりとりしていた方も複数、初めてお目にかかった。皆さまありがとうございました。トークは録画されているはずで、youtubeで公開してよ…とお伝えしております。公開されるかどうかはわかりませんが、されたらまた書きます。 * 過去記事より。 パテントシャフト&アクスルトゥリー/五行川橋梁(真岡鉄道) パテントシャフト&アクスルトゥリー/小貝橋(真岡鉄道) パテントシャフト&アクスルトゥリー/小貝橋(真岡鉄道)(2) 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(簡易版)伊達橋・小貝川橋梁・五行川橋梁 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(その2)木津川橋梁 (英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(その3)港三号橋梁) 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(その4)十条跨線橋 (英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(その5)愛知川橋梁) 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(その6)和歌山県新興橋 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(7)近江鉄道愛知川橋梁 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(8)関西本線木津川橋梁 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(8)和歌山県中橋 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(たぶん9) 見沼代用水橋梁 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(10) 油皆洞橋 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(11) 油皆洞橋の幅 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(12) 長野電鉄 松川橋梁(旧) 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(13) 伊達橋(福島県) 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(番外1-1)山形鉄道最上川橋梁 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(番外1-2)山形鉄道最上川橋梁 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(番外2-1)左沢線最上川橋梁 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考(番外2-2)左沢線最上川橋梁 英国系100フィートポニーワーレントラスの横桁考番外編(3)東海道本線揖斐川橋梁 支笏湖畔の200フィートダブルワーレントラス「山線鉄橋」 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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