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自分のメモ用です。


中国・九州・四国ツーリング2020夏



8/2(日)東京→倉吉 805.9km
8/3(月)倉吉→岩国 391.5km
8/4(火)岩国→唐津 379.5km
8/5(水)唐津→佐賀 402.1km
8/6(木)佐賀→天草→出水 266.1km
8/7(金)出水→山川→根占→延岡 501.4km
8/8(土)延岡→臼杵→八幡浜→宿毛 295.4km
8/9(日)宿毛→足摺岬→高知 306.0km
8/10(月)高知→大豊→徳島→神戸→東京 957.8km

合計 4305.7km
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滋賀県の百瀬川は天井川。その下を県道がくぐる。この百瀬川隧道は1925年(大正14年)竣工。こちらは南側坑口。

 
アーチは石張りで装飾されている。要石もデザインされている。ところがその内側に分厚いアーチがある。これは改修で内側を新たに巻き立てられたため。ピラスターも構造的必然ではなく意匠としてつけられたもの。草木に隠れて見えないが、ピラスターの外側に、もう1組ピラスターがあるようだ(つまり片側に4本ある)。

 
北側坑口。この百瀬川隧道の特徴は、ピラスターの外側に、下見板張りのような意匠が施されていること。しかし、南北ともに草木の繁茂で見えなくなっている。

旧道倶楽部のnagajisさんの考察によれば、中央部ののっぺりした面は後年の改修ではないかとのこと。中央部はコンクリートの型枠板の跡が残る。また、ピラスターの上まで上ればいろいろ見えてくるようだ。

 
隧道内。すべて巻き直されている。なんだか起拱線から上が、少し潰れている気がする。

 
この隧道には、東側に並行して人道がある。これは南側坑口。

 
これは北側の坑口。なんだかスケール感がおかしくならないだろうか。それもそのはず、高さはおそらく1.8mもない。中で人とすれ違うときは相当な「近づき感」があるだろう。車道隧道のほうはそれほど長いわけでもなく、また明るい。こちらの人道を利用する人がいるのがはなはだ疑問だが、電灯は点いている。

●参考
旧道倶楽部



淡路・四国・九州のダムで書いた成相(なりあい)ダム。そこに「旧堤体」と書いたが、旧堤体は「成相池ダム」、いまの堤体は「成相ダム」。

 
その旧堤体を改めて見てきた。取水塔のような円筒の建物の向こう側の堤体を切り欠いてある。クレストゲートを撤去しても、堤体を切り欠かないと「堤体がなかったこと」にはならない。どの深さまで切り欠きされているのかわからないが、地盤まで? ここにダムの断面が露出する。

 
切り欠いた部分。

 
黄色い補助線は石積みの様子。写真左=上流側は、内側が尖った割石(間知石)。「石積み」堰堤の内側は粗石コンクリート構造、つまりでかい骨材を使ったコンクリート製だ。「粗石」とはいえ、『日本のダム美』(川崎秀明著)には「45Kg以下、板筋150mm以下」という定義が記載されており、それ以上のものを巨石コンクリート構造と区別して、それを初期のものである、と記載しているが、ここのはかなり大きく見えます。

戦中~戦後ということもあって特殊なのか、それとも「たまたま、断面ではそう見える」だけで実は小さいのか。ちょっと謎。

 
JR福知山線道場駅の東側すぐ、武庫川に架かるプレートガーダーがある。1986年8月の複線電化の新線への切り替えの際に架けられたものだ。『日本鉄道名所6 勾配・曲線の旅 北陸線・関西線・紀勢線』によれば、「第四武庫川橋梁」らしい。現地での表記は確認できず。

 
写真は北から。プレートガーダーの連続橋。そういえば、プレートガーダーの連続桁は初めて見るかも…? 複線桁で3主桁というのもおもしろい。

写真右下に見えるように、ここが堤防。この高さまでは水が来る可能性がある。そういうわけで、ここ架かる橋は下路になったのだろうけれど、単純な単径間のトラス橋ではない理由はコスト的なことなのか、それとも景観的なことなのか。



なお、旧線の開業時はA&Pロバーツ製の120フィートトラス桁が架かっており、それが短縮改造されて弥彦線の西川橋梁へと転用されている。(どうも、第三武庫川橋梁と混同している資料もあるらしい)

●関連項目
A&Pロバーツ探訪/西川橋梁(弥彦線)







 
兵庫県が管理する「かっこいい」石井ダムから神戸市が管理する古めかしくも美しい石積堰堤の立ヶ畑ダムに向かって歩いていたら、頭上に大きなトラス橋が表れた。中路トラス!…かと思いきや、その下に水管が通されているダブルデッキ! よく見ると端柱が垂直のポニーワーレントラス! いろいろ驚いた。ところが、樹木が邪魔して全然全貌が見えない。

 
通り抜けて振り返ると、この見え方。

通路となっている部分は、GoogleMapsによれば神戸市建設局中央水環境センター鈴蘭台処理場と、そこから対岸にある施設を結ぶ通路。開放されていない。この処理場は、引率していただいた方によれば、鈴蘭台に住宅地を造ったために整備された施設とのこと。下部デッキの水管も、それ関連のものだろう。

端柱が垂直なのは、中路となっている床版を端部でも受けるためと思われる。


とても珍しい中路トラス。といってもダブルデッキとなっていて、下路部分には水管。

 
桁裏から。太い管、ちょっと太い管、細い管3本。「ダブルデッキ」と書いたけれど、ここには縦桁はなく横桁のみ。ということは「構造としては中路トラスで、下弦部分についでに水管」?

 
 
製造銘板と塗装標記。銘板は

譲原橋
1979年11月
神戸市下水道局
道示(1971)二等橋
使用鋼材 SM50A、SM41A、SS41
製作 川崎重工業株式会社




GoogleEarthでは3D化されている。




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