中国地方ツーリングのラスト、新潟から東京に戻るときに、雨具のパンツの縫い目のシールが剥げているのに気づいた。どうしようもないので履いていると、縫い目から浸水して、履いていたジーンズは、まるでお漏らしをしたみたいになった。ツーリング中は何度もカッパを脱ぎ着したが、その時は大丈夫だったのは、いま思えばラッキーだった。
雨具はゴールドウイン製のゴアテックスのもので、とはいえ購入したのは1999年頃。長い間使っておらず、再度使い始めたのは2012年からだ。 台風19号の襲来にそなえ、シームテープで補修した。テープはAmazonではメーカー品とノーブランドがあり、今回はノーブランドを選択。 まずはカッパのパンツから。まずは剥がれたシールを除去するが、剥がれるのは糊が化学変化してしまうため。しかも剥がれているのは一部なので、剥がれた部分だけをハサミで切除する。 シームテープを適切な長さに切り、縫い目に当て、温度を「化繊」に設定したアイロンを、当て布(バンダナを使った)を挟んで当てる。熱で接着されるのだ。布地が立体的になっている部分は、当てたシームテープをアイロンでチョン付けしながら位置を確定し、少しずつアイロンを当てていく。 カッパの上は、襟元のシールが剥がれていた。下に来ているジャケットの襟が濡れるのはこのせいか否か…。 次いで、テントのフライをば。これは1992年にセットでかったICI石井スポーツのゴアライトのフライ。つまり27年もの。フライの生地はまだ生きているが、シールが紙テープのようになってしまっていた。テント本体は、「ゴアテックスの劣化 防水透湿素材の末路」に書いたように2011年にはもう使えない状態になっていたが、ぼくは雨が降らない夜にはフライは張らないため、フライの生地は紫外線による劣化が進まなかったものと思われる。 縫い目そのものにはくっついていて、その両側が剥げている。シールを剥がすときには、そのくっついている部分もはがすため、ちょっと毛羽だった。カッパと違い、全部が写真のような感じだったため、すべて交換する。 入口とか、ベンチレーターの縫い目とか、する必要あるのかな…と思いつつ、しておいた。 実際に雨に当たってみないと、このシールが正しく効果を発揮するかわからないのだが、その「実際」は、できれば永遠に来ないでほしい(雨に一切当たりたくない)。 備後落合駅は、ほんとうに好ましい。バイクで立ち寄ったら、偶然、すぐに列車が来た。発着する列車は1日に何本もないのに。 以前、備後落合駅の駅便を書いたが、その記事の写真は2007年7月。それから12年経った。 12年前とほとんど変わらない。入口左の「便所」の看板が、なぜか上に「便所」と貼り付けられたくらいか。 12年前は内部を撮っていないので、変わったかどうかはわからない。この駅は元JRの方が自主的に清掃等をしているようなので、通常よりも清潔に保たれているに違いない。 「人間魚雷」こと「回天」の訓練基地があったことで知られる大津島に行ってきた。バイクで上陸しようとしのだが、島の南北を結ぶ道路が土砂崩れで通行止めとのこと。島を一回りできなければバイクを渡す意味がないので、徒歩にて乗船した。 徳山港の乗り場はスオーナダフェリーの乗り場(左の赤い門状のランプがそれ)に隣接している。 積載台数は6台。バキュームカーと配送用トラックと。乗船時の改札はなく、船内で切符の回収がなされる。 フェリーはまず北側の刈尾港に着く。けっこう多くの客の出入りがある。 次いで、南の馬島港へ。「回天」関連の遺跡はこちらだ。 右の浮桟橋は高速船用。 船体は、徳山港よりも島側のほうが見やすい。 動画を少々。
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