先日、土砂降りの中、クルマで北陸道福井北ICから国道416号を東へと走っていた。目的地はえちぜん鉄道永平寺口駅。ふと、左手に廃ガソリンスタンドがあった。
といっても計量器はすでになく、防火壁があるのみ。しかも、一面だけ。 場所は記憶にないが、タイムスタンプからすると、えちぜん鉄道小舟渡駅よりも5分ほど西側のはずだ。背後は川ではなく泥田。 この壁。モザイクがすてきだ。そこに紅一点、日本石油のライジングサン。 逆から。 この、唐突に壊されたような印象の壁が雨に濡れそぼっており、重みがあった。壁にものが掛けてあった跡や壁の前にものを置いていた跡に、この壁が重ねた年月を感じる。 振り向くと、こんなだ。 この温室のようなものはなんだろう。そういえば、給油所には、こうした温室があるなあ。 この写真でいう温室の左側、おそらくそこにもかつては防火壁があったのだろう。ここから先は推測だが、営業中は窓を開けても防火壁の裏側しか見えなかった隣家が、給油所が休業するにあたり、懸案事項であった日当たりを解決するために、この部分の防火壁のみ、取り払ったのではなかろうか。そして、壁の断面をよく見ると、コンクリートブロックが覗いている…。 その手前の三和土のような部分はなんだろう? 以前はサービスルームがあったのだろうか。いずれにしろ、いまはすべて過去の形となっている。入口にロープを張ったりしてないので、じっくりと観察できる。これがいちばんの魅力かもしれない。 PR |
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