国道46号、道の駅雫石に隣接して、砂防ダムがある。が。
前日、ここを通ったときには、丸い穴から水がブワッと噴き出しているような感じだった。この写真のように堤体が滝になってはいなかった。 ところがこの日、すなわち7月16日(月)の午前には、このような状況になっていた。前日の写真を撮っておけば比較できたものを。 (前にも書いたな) なかなか「平常時」の画像がネットにないのだが、「大雨の後」というのがあった。まだまだ水量は少なく見えてしまうが、これを見ると、冒頭写真のような「上」だけでなく、「下」にも排水孔があるのがわかる。ああ、またここも再訪しなくては。。。 PR 【追記】 @fusamofuさんからの情報で、これは三省水工の「シーロック」標準型であることがわかった。採寸していないので、南号かはわからない。 「ニッチマニアの為に勝手に作り続ける」をスローガンに、極地的に興味を持ったモチーフを誰に頼まれたわけでもなくTシャツやてぬぐい等に商品化してくれるアパレルブランド(以上、exciteニュースより)、マニアパレルが下北沢に「テト家」をオープンした。3回の週末のみの期間限定だ。 詳細こちら。 もちろん行ってきた。 マニアパレルのバドンさんと初めてお会いしたのは、2008年12月19日にジュンク堂書店新宿店で開催された『ワンダーJAPAN公開編集会議』。そのとき、そのイベントとは直接の関係はないのに「テトぐるみを作ったのですが売れなくて。ここジュンク堂さんで扱ってますので是非」みたいなことをおっしゃっていた気がする。そのときは、いいな、と思ったけれど、ちょっと値も張ったので見送った。でも、今回は買ったよ! 東京に住んでる人にはテトラポッドといっても馴染みがないかもしれないけれど、私の新潟の実家からは海まで歩いて3分、そこに行けば必ずはテトラポッドが目に入る。そういうところで育った。もうずいぶん、子供の頃とは変わっちゃったけれど、いまはこう。「新潟島」の沖合に、ひたすらテトラポッドが並んでいる。 大きな地図で見る 私にとっての「冬の日本海」は、この、海面上3mくらい顔を出したテトラに波がぶつかり、その3倍くらいの高さにしぶきを上げる姿だ。もちろん空は鉛色。風は海から吹いてくる。 #イメージ画像(2000年代の新潟市。当時とはかなり異なる) また、母方の実家のすぐ近くには、デンカセメントのテトラポッド製造場があり、ズラリ並んだテトラにのぼったり、できたてのテトラのバリを取ったり、型枠に入ったりして遊んでいた。 #イメージ画像(これは2000年代の新潟市内) まあ、そんなこんなでテトラポッドは私の琴線に触れるものなのだ。 買っても、家にソファもないので持てあます(?)ことは容易に想像がつくけれど、意外にも家族に受けた。ホッとした。「ウイッグ受けに」という意見にはちょとアレだったが。 さて、「テト家」がある下北沢。@watanabejinさんが、「~沢だな」みたいなことを書いておられたので、カシミール3D+山旅倶楽部(10mメッシュ)で再現してみた。 きょうみぶかいのは、南側である。緑の部分が急角度で落ち込んでおり、青~白へと低地につながっている。白い部分は、池尻大橋から西に遡る暗渠の先端である。ひとつ尾根を挟んで南にも暗渠があり、池尻大橋につながっている。 世田谷区は全体的に道が細く曲がっており、「道路地図」を把握するのが難しいのだが(これは『上品ドライバー』でも言っていた)、この下北沢の南側のような地形であれば、なるほど道路の直線化などは難しいだろう。練馬区の平べったいところとは違うのだ。 それにしても。 住居表示により、「○沢」が大地の上にあったりするのもよくわかる。「○沢」だからといって、谷底にあるというわけではないことが、この地図でもよくわかろう。 東京駅の丸の内側、行幸地下ギャラリーで開催されている『土木コレクション2010 HANDS + EYES』を見てきた。先週は新宿駅の西口イベント広場で開催されていて、そちらに行った方から「行幸ギャラリーはガラス越しになるので、新宿のほうがいいよ」と言われていたのだが、あいにく都合がつかず、東京駅に行った。ガラス越し、とはこんな感じだ。 幸か不幸か、この時持っていったE-P1+20mmだと、ガラスにレンズ前端を押しつけると、ちょうど図面1枚が画角に収まる、というサイズのものが多かった。 この場所八重洲地下街に連なると思って銀座から歩いて行ったら、まず八重洲側を北口まで行き、連絡通路で丸の内に出てさらに折り返すという恐ろしいルートになってしまった。 この展示のタイトルはこうだ。 DOBOKU COLLECTION 2010
2014 JSCE 100th ANNIVERSARY HANDS CIVIL ENGINEER`S DRAWING EXHIBITION + EYES CIVIL ENGINEER`S NOUVEAU EXHIBITION つまり、土木技術者の図面と新しい視点の展示会。ということで、メインは図面の展示、それにその解説や建設時の写真が付されるというパターンとなる。紹介されているのはこちら。 (HANDS) ・小樽港築港事業 ・函館築港改良工事 ・稚内港北防波堤ドーム ・奥沢水源池水道施設 ・石狩川生振捷水路 ・旭橋 ・旧士幌線鉄道橋梁群 ・深川林地 ・札幌市都市計画 ・帯広市都市計画 ・青函トンネル (NOUVEAU) ・モエレ沼公園 ・東京駅復原プロジェクト ・石井樋歴史的水利施設の復元(佐賀) ・アザメの瀬自然再生事業(佐賀) これら全部に興味があるわけではないので、必要そうな部分だけ撮影してきた。たとえばこれ。 ![]() 写真は2001年のもの。もう9年前か。なんてことはどうでもいい。 このように、図面と、解説と、関連写真が1組になって展示されている。 うれしかったのはこれだ。 ここでは、増田淳について、いろいろなことがしれっと書いてある。 . こんな感じで眺めていたのだが、ふと見ると図録を頒布していない。「アンケート」を載せた机があったので見てみると「係員が平日16~18時まで云々」とある。出直しか…と思いながら一周して戻ってきたら、お姉さんがその場にいた。そして、アンケートを書き、みごと図録を入手した。 12月20日までだっけな、四谷の土木学会でも頒布を受けることができる。図面は小さすぎてまったく読めないのだが、どうせ写真撮っておいたからいいや。 長浜大橋(愛媛県)行きたい。
革洋同(@kakuyodo)さんにお声掛けいただいて、ハイウェイテクノフェア2010に行ってきた。財団法人高速道路調査会が主催する、高速道路事業や技術開発の展示会だ。nexco各社および子会社(メンテ会社や技術開発会社)、高速道路に関わる商売をしている各社が出展している。
この写真右側に、緑と青のデリニエーターがあるけれど、これは回転子にハケがついていて、セルフクリーニングというわけだ。こういうのも各社出していた。 こういう、道路工事や道路に付随する商品にはダジャレネーミングや「○○くん」といったネーミングが多い…と先日どなたかが書いておられたが、それをいろいろ目の当たりにした。 印象に残ったもの。 あげるとキリがないが、ダジャレ系。 ・セパレーターコーン「セパッ止(と)」 ・棒に絡まない旗「カラマンデー」 ・除草剤散布機「カラスンダ80」 ・遠隔操作カメラ「ミルモット」 ・防錆剤「ペガサビン」(「ペガ」はnexco中日本が使う言葉) ・つらら除去棒「つららん棒」 ストレート系。 ・サイレントエコパネル ・エコピュアクリーン ・ふみもりぺったん(コンクリートの穴埋め剤) そういったものがいろいろと展示してあるなかで、いちばんの関心事項は安全。その次がIT化だったように見えた。 安全という観点では、逆光防止策と、作業中に起こりうるトラブルを極力回避するものが多かった。上の「とまるくん」は、車線規制時の矢印板の表示板も兼ねていて、漫然と運転してきて車線変更し忘れてるクルマを受け止めて停止させるのが目的だ。旗振りは安全太郎になったが、それだけじゃだめなんだよね。 そしてIT化では、情報の集約。でも、別にそこまで集約しなくてもいいじゃない、と感じるシステムが多かった。 同じように、携帯で写真やら現場の状況をアップするシステムもあった。サイトにアクセスしてそれをやると、一斉に配信するんだって。でも、これも、集中管理室みたいなところに、個別に携帯で写真と状況を報告して、管理室が配信すればいいんじゃないの? ここらへんは「システムで受注し、お守りしていくことに商売的な意義がある」のがあからさますぎて驚いた。 また、「なんでこんなものを開発してるの?」というものもあった。 タッチパネル式のデジタルサイネージとか、蛍光灯ソケットに使えるLEDとか。そんなものは家電会社に任せておけばいいじゃない。あるいは、nexco各社が開発しなくても、総研が開発して各社に分配すればいいのに。「みの虫君」みたいなのは共有財産にすればいいのにね。 そうした、意図不明の開発商品で、目的と結果が逆転してしまったものがあった。 話を戻して、以下は脈絡なく、見てきたものを書く。 これは今風の進化だなと思ったもの。 会場内にあったサンプルに、こんなものがあった。 個人的に惹かれたのはこれ。 単価があるものを書いてみる。 ・からまんでー(旗)…2100円 ・つららん棒…3万5700円 ・パッと作業中(速度規制等の標識を覆う簡易標識)…4万1790円~5万2290円 ・レインボーサインシート(路面に貼るシール状のサイン)…3万6000円/m^2 ・ポストフレックス(中央線に経つ朱と白縞模様の棒)…2万1525円など そして、実はこれが目的だった『宮地技報』。今回、橋梁メーカーでは唯一宮地鉄工所が出展していた。こちらも「道路の本を作ってまして」などと話すと「いま、ジャンクションとか好きな人いますからね。工場萌えとか」と言われた。中の人は、それらを同じカテゴリに見てるんだな。興味深い。そして『宮地技報』を「どうぞどうぞ」と言ってこちらにくださった。ありがたいことだ。 またこういう機会があったら行ってみようと思う。知悉しようとは思わないけれど、だいたい俯瞰できるようにはなりたい。それには、会って話を聞くのがいちばんだ。今日見てきたことが、巡り巡って仕事につながりますように。 |
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