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由良半島のどん詰まり:本網代・西泊・魚神山のつづき。


由良半島には「道路のどん詰まり」が大きく3点ある。本網代は前記事のとおりで、ここは後(うしろ)。

 
 
 
後集落に行くには、後隧道(後トンネル)を通る。コンクリートの巻き立てだが、一部は鋼板で補修されている。

 
車道の終端部。集落としては、わずかな戸数しかないようだが、クルマが何台も停まっている。釣り人だろうか。SVを見ると、写真左には「矢羽根型」の木製扉を持った小屋があったようだが、現地では気づかなかった。


 

こちらは須下(すげ)の終端部。小さな桟橋がある。そこにはモノレールホイストがあり、そこに電線が伸びている。こういうの、好き。


須下の湾では真珠養殖が行われている。私には真珠養殖と魚介類の設備の差がわからないが、網や浮きはある。

 
養殖筏の上で作業をする方々。そこに小さな船がやってきて、なにやら作業していた。

 
コスモ石油の給油所。ブランドが塗りつぶされているので閉鎖されたものだ。これもSVで見ると、別の面の防火壁の塗装が剥げ、丸善石油のペイントが見えている。現地は気が付かなかった。

そこから由良半島の北部を、船越運河(別項にします)を越えて付け根に戻る
 
ここは曲烏(まがらす)。船がいる場所は人がいて、生活がある。生業を海に持つ人たちは、山に持つ人たちよりも持続的、あるいは持続しやすいのかもしれない。人口密集地から相当に離れたこうした地にこうした規模の集落があることは「海の恵み」に他ならないといっていいだろう。

【関連項目】
船越運河(由良半島)空撮動画 

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四国の西部に突き出す細長い半島…といっても、佐田岬半島ではない。そのずっと南にある、ずっと細い由良半島。そのどん詰まりまで行ってきた。

 

 
本網代(ほんあじろ)。

 
バイクが停まっているのは港の敷地内。バス停の位置が道路の終端。ここまでバスが来ている、というのも驚く。

 
 
運行しているのはあいなんバス。1日4便、柏まで。由良半島の付け根から南にいったところだ。

 
そこから少し戻った西泊の漁港。1区画ごとにモノレールホイストが海上に突き出す。

 
網が畳まれ、浮きが固められ。

 
そこに干してあったイカ。

 
さらに少しだけ付け根のほうに戻った魚神山(ながみやま)。ある種の舟屋か。西泊のように水揚げをする設備ではなさそうだが、海上に突き出したレールはホイスト用だろう。「妻入り集落」ならく「妻入り漁港」とでもいうべき景観。

【関連項目】
由良半島のどん詰まり:後・後トンネル・須下・曲烏
船越運河(由良半島)空撮動画

 
大津島で、帰りの船まで小一時間あったので、南に向かって歩いてみた。湾に沿って家が並び、かつ山側に向かって建て込んでいる。

 
反対側から。なんか、家並みに違和感…。

 
違和感の正体がわかった。道路側に玄関が一切ないのだ。一番低い位置のほぼすべての家が「隣り合わせ」にならずに路地があり、そこに玄関がある。


 
坂の途中や上は、路地が入り組んでいる。

 
万力だろうか、舗装から直接出ている。ということは、この舗装面は私有地…?

 
南端まで行ってみた。アンカー禁止の標識があった。


大崎下島の御手洗は有名だが、大崎上島の木江のほうが、雰囲気を色濃く残している。三階建ての建物もいくつかある。無人の民家も多い。

 
 

 
 
 
病院。

 

 
 
土壁の一部に煉瓦が使われている。

 
非常に古い乳母車。

 
料理飲食等消費税の特別徴収義務者証票。

 
「放任」という標章。水道使い放題という「放任栓標章」の一種か。

 
月星シューズのEXPO'70セール。



 
こちらは上記の町並みから少し離れたところ。大崎上島といえば…というほど有名な5階建の木造建築は、国内唯一のようだ。元は料理屋だったとのこと。いま思えばこちらも歩いておけばよかった。








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