
岩手県と青森県の県境にかかる青岩橋。珍しいトレッスルの道路橋である。もともと国道4号の橋であり、いまは旧道化してしまった。それゆえにか、いまはこのような状態だ。

元国道なのに、総重量4t以上は通行禁止。橋の両サイドにそれぞれ標識があり、それとは別にそれぞれ看板がある。さらに「注意/徐行」という掲示もある。
見て分かるとおり、この橋の本来の欄干は既にあてにされていない。そして、新たな手すりが追加されている。これでは、クルマがすれ違えないではないか。しかし、トラック野郎なら積荷40tを背負った勝負の途中できっと現在の国道4号から離れ、この橋に入ってくるに違いない。そして、橋を渡りきる直前に桁が崩壊し、かろうじて渡りきるのだ。
上の写真は西側(右岸)である。親柱はしっかりと残っている。

「昭和三十六年十一月竣功」の銘板の下に、「土木学会選奨土木遺産 2006」のプレートが貼られている。もしかすると、手すりの整備はその影響なのかもしれない。それにしても・・・だ。
右側の親柱。「せいがんばし」。
渡って左側。
渡って右側。

なぜか、前につんのめるように傾いてる。そこはこのような場所だ。
では、トレッスル橋脚を見てみよう。

高さ12m。ここに来る前に、仙山線の第二広瀬川橋梁などを見ているので、全然高く感じない。

桁の裏側はこうだ。箱桁ではなく、2主構の鈑桁。そこに、コンクリート製の床版がついている。しかし、一部は補修のためか、別の施工がされており、そこにはトラ塗り=警戒色の板も使われていた。
支承はこんな案配。ボルトで固定されている。

なんらかの参考になれば。青岩橋のプレートガーダーのリベット。
鈑桁と、トレッスルの接合部。桁はその上でスライドするようにも見える。
青岩橋についてはここまで。ただ「見てきた」という記事である。
さて、上の地図では地名は表示されていないが、ここは西へ向かっていた馬淵川が突如反転し、東をめざす場所。反転した内側は「舌崎」という地名である。まさに人の舌のような形状をしている。カシミール3Dで確認してみた。

見事にベロだ。舌状だ。昔の人の地形に対する洞察に感服する。
縦位置写真を使うと改行がおかしくなる。こまった。。。
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