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  • 2026/06/23 20:26

屋根が飛んだ話

記憶

今日はけっこうな強い風だった。最近、東京ってこんなに風が吹いたっけ? と思うことがよくある。新潟では、晩秋から冬はけっこうな風が吹き、冬になると毎晩、海鳴りとともに電線も鳴ったものだ。ちょっと印象が違うけれど、谷山浩子の歌、『風の当たる場所』は、なかなか風の日を表している気がする。

かつて、母に「柏崎に住んでいた頃、台風で屋根が飛ばされたことがある」と聞いたことがある。話の内容からして昭和30年代のことだろう、くらいにしか思っていなかったが、よく考えれば住宅半壊と言ってもいいような大変な被害である。先日、そのことについて聞いてみた。


第2室戸台風だったという。屋根が吹き飛ばされ、家の中のテレビが転がっていったと。その後しばらくは家の修理のために別の家に仮住まいする羽目になったそうだ。家財もかなりの被害を被ったに違いないが、第2室戸台風といえば昭和36年、その頃にテレビがあったというのが意外だった。決して裕福な家ではなかったはずだ。


ただそれだけだ。おそらく、たった一度だけ聞いた「(当時からして)20年前に遭った災害」。いまの私の感覚で言えば、たった20年前のことなら鮮明にも覚えているだろうし、何度も話してもおかしくない。でも、一度しか聞いていない。それだけ、当時の「20年前」は遠かったのだろうか。それとも、話すようなことでもないという感覚だったのだろうか。

ふと思い出したので、自分の記憶としても書き留めておく次第。

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  • 2012/11/19 00:02

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