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ついに/日石カルテックス

ついに/日石カルテックス

ENEOS/日本石油

20120816_001.JPGその晩の風呂と寝床を定めてバイクで走っていると、日石CALTEXの蝙蝠マークが視界に飛び込んできた。そのとき、給油所内はもろに逆光。サービスルームは北東を向いているのだ。日も落ちかけていたので、写真は、翌朝出直して撮影したものである。

つい最近まで使用されていたようで、計量器の検査表記は平成22年頃。また、サービスルームの中には、つい先月の日付のある書類があり、給油所としての役割は終わったかもしれないが、建物としては完全に現役である。

20120816_002.JPG向かって右の防火壁。大きなロゴが描かれている。手前には日石灯油の計量器。

20120816_004.JPG日石CALTEXのロゴの褪色具合。

20120816_000.JPG地下タンクへの給油口のフタ。ここにも蝙蝠マークがあるのだな。この鋳物のフタ、欲しいな。

20120816_003.JPGサービスルームには、給油除名が書かれ、工房には「日石チューンナップ」と書かれている。

20120816_005.JPG向かって左にも日石CALTEXのロゴ。こちらはひとまわり小さいのだが、さらに二回りくらい小さなものが見えていた。


写真はアップしないが、計量器には素敵なものがついていた。ぜひ現地で確認してほしい。
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北海道の火の見櫓

北海道の火の見櫓

建築?

20120815_000.jpghetima01さんは、数多くの火の見櫓を取材されている。よくお話をうかがうのだが、いかんせん、こちらの目が貧相なので、体系立てて把握していないし、どういう形態がどういう地域でメジャーなのか、ということもわかっていない。ただ、地元が製作するものが多く、地域的に同系統のものが出現するということはあるらしい。


これは、北海道・胆振の豊浦で見たもの。よく見ても、平面部分をさらによく見ない限り、どういう構造なのか把握できない。

本体はに三角柱に組んであり、道路面だけが梯子状、ほかは対角線をアングルが結んでいる。

横から見ると末広がりのように見えるが、真正面から見るといささか複雑な形となり、エッシャーのだまし絵でも見ている気分になる。


















20120815_002.jpg同じパターンだろうか。第3分団。


































20120815_003.JPGこちらは渡島半島の掛澗付近だ。

旧旧旧(?)の出光の塗装パターン

旧旧旧(?)の出光の塗装パターン

出光

20120814_003.JPG北海道の国道231号を北上し、石狩川河口の最下流の橋を渡ったあたりで、この防火壁が目に入った。この塗装パターンがいつまであったのか、あるいは特定の給油所に使用されたのかまではわからないが、1990年になると旧パターンになっているので、それより古いパターンか。

サインポールは新しいように見えるが、それでもどことなく古い感じもする。これは旧ロゴで、2006年から現行の楕円になっている。

20120814_000.JPG真正面から見ると、サービスルームの見た目左側、ピットは斜めに配されている。この写真はE-P1と14-42で札遺影しているが、歪曲収差が目立つな。。

20120814_004.JPGサービスルーム。オデコには赤と黄と灰のライン。一部が切れ、そこにAUTO SHOPの文字。左のシャッターの中には巨大なエアタンク。

20120814_002.JPGピットにはAUTO CAREの文字。

20120814_001.JPG向かって左の防火壁。よくぞ塗り替えられずにいたものだ。

ローリーは無地。塗装変更中だろうか。




 

和賀仙人橋(岩手県)の銘板

和賀仙人橋(岩手県)の銘板

ボーストリングトラス

和賀仙人橋(岩手県)の続き。7月に訪ねたときは銘板に気づかなかったのだが、北海道ツーリングに行く直前、8月5日夜にお台場のカルカルで『鉄イッターナイト』を見ている最中に、TcodeFさんやRoadExplorerさん、htima01さんらの「銘板がある」銘板があるというツイートがぼくのTLを飛び交った。イベント会場から高速で一気に青森まで行こうと思っていたのだが、これにより行き先を変更というか和賀仙人橋に立ち寄ることに決め、深夜にお台場を出発し、翌朝、現地に立った。

20120813_002.JPGまずは側径間のボーストリングトラスの、現道側の銘板。200mmレンズでこれくらいの距離。テレコンも持って行ってるんだからつけろよ…と今になって後悔している。

昭和六年
株式会社浅野造船所製作
(ロゴ)
ICL鋼 製鉄所
鈑鋼 浅野造船所
鋲鋼 浅野小倉製鋼所

20120813_000.JPG反対側(下流側)には塗装標記もあった。

塗装年月 1991年12月
塗料名 下塗 JIS-K-5623-1種 1回塗
中塗 R19-737淡
   JIS-K-5516-2種 1回塗
上塗 R19-737淡
   JIS-K-5516-2種 1回塗
塗料会社名 対日本塗料株式会社
施工者 大英塗装工業株式会社
塗装面積 3084m^2

銘板の語句は前期と同じ。

ついでに3ヒンジアーチの銘板も撮り直した。
20120813_003.JPGやはり記載事項は同じだ。


そんなこんなで、和賀仙人橋に、1ヶ月と明けず2回も行ってしまった。

2012年北海道ツーリング

2012年北海道ツーリング

スーパーテネレ・テネレ700

昨年、10年ぶりに北海道にソロツーリングに行ったが、今年はもう少し長く行けるチャンスとなったので、道南を中心に回ってきた。往復自走は初めての経験だ。

P8079273.jpg5日(日)夕方自宅→お台場、夜 お台場→(PAの地面で仮眠)
6日(月)→北上西→錦秋湖SA併設の温泉で仮眠→一般道で青森へ。2:50のフェリーで函館。(船中泊)
7日(火)函館→時計回りで海岸沿いに寿都(道の駅でテント泊)
8日(水)寿都→時計回りで海岸沿いに留萌→秩父別(道の駅でテント泊)
9日(木)秩父別→我路→鵡川(鵡川駅前で駅寝)
10日(金)雨なのでJR日高本線往復乗車→高速で豊浦→国道で長万部(国縫駅前でテント泊)
11日(土)国縫→時計回りで海岸沿いに函館→木古内→JR江差線往復→函館→20:40のフェリーで青森へ
12日(日)青森→東京


旅中のツイートや写真はこちらに。

夏休み北海道ツーリング

走行記録
8/5(日)自宅発 53296マイル
8/6(月)函館着 53825マイル(+515マイル)
8/7(火)寿都着 54064マイル(+241マイル)
8/8(水)秩父別着 54308マイル(+244マイル)
8/9(木)鵡川着 54478マイル(+170マイル)
8/10(金)国縫着 54603マイル(+125マイル)
8/11(土)青森着 54765マイル(+162マイル)
8/12(日)自宅着 55214マイル(+449マイル)

合計1918マイル=3087km

国道46号 橋場付近の旧道

国道46号 橋場付近の旧道

廃道

20120802_001.JPG小柳沢砂防ダムのすぐ南にある線形改良の跡。もともとは竜川左岸にゆるいカーブをもってつけられていた道を、一直線にするために川の屈曲部を2回橋で渡る形で改良されている。

a5ac5630.jpeg(カシミール3Dを使用)
この地図のほぼ中央。左上は道の駅雫石と小柳沢砂防ダムだ。

20120802_000.JPG「通行止め」。洞門は両出口とも塞がれている。雨も降っていたため、洞門の名称などは確認せず。

20120802_002.JPG川側を見ると、新道の橋が見える。無塗装かな。

20120802_003.JPG車道部も、だいぶ草が生えてきている。これから数年かけて草の根が舗装を侵蝕し、10年もすれば道の形の草原ができることだろう。

 

南部縦貫鉄道キハ101のエンジンと車軸回り

南部縦貫鉄道キハ101のエンジンと車軸回り

鉄道車両の台車

20120805_006.JPG現役時代には鉄道趣味から離れていたので、南部縦貫鉄道には乗っていない。2009年5月、イベントで運行されたときにたまたま近くにいたので参加した。

20120805_000.JPG20120805_002.JPGディーゼルエンジンは日野DS90。といってもボア×ストロークというような諸元が私の手持ち資料でも検索でもはっきりしない。6気筒であることくらいしかわからない。

上の写真がシリンダーヘッド側で、左に出力軸が伸びる。シリンダーヘッドの下に「DS90」の陽刻がある、右から来る管が吸気、左へ伸びる管が排気。上に「DS60」の陽刻があるものも吸気管である。スペースの都合か、排気管の接続が気筒によって上からと下からに別れている。上写真左に見えている銀色のドラムはマフラー、その右の」型の部品は排気管。

20120805_005.JPG角度を変えると、吸気管と排気管の位置関係がわかる。

20120805_003.JPGクランク側。

20120805_004.JPGシリンダーヘッド側拡大。

20120805_001.JPG駆動軸。写真右から推進軸が伸びてきている。2段リンクだが、軸箱と左のバネ吊とが固定されている。おそらく推進軸との距離がずれないようにというものだろう。

うっかりしていた。もう1軸の写真も撮っておくべきだった。


定義森林鉄道の長大木造橋(通称:大倉川橋梁)

定義森林鉄道の長大木造橋(通称:大倉川橋梁)

橋梁一般

20120804_003.JPG仙台郊外の大倉ダムを少し遡ったところに「定義」という集落がある。「定義如来」がある温泉地で、牧場跡地ではオフロードバイクのレース「東日本2DAYS ENDURO in 定義(じょうげ)」が開催されてた場所だ。1999年、レースに(仕事で)出て、定義の民宿に泊まったが、そのころはこうしたものにはまったく興味もなかったし、そもそも「発見」されていなかった。

この橋と定義森林鉄道については山さ行がねがおよびそこにリンクがある先行レポートに詳しいので、省略する。

20120804_002.JPG高い方杖橋。橋脚が歪んで見えるのは事実で、レンズの収差ではない。

20120804_001.JPG桁を右岸の軌条面から見ると、こんな感じ。枕木も朽ちつつ残っている。

20120804_004.JPGもしこの上に乗ったら、台になっている横材を支点に折れてしまいそうだ。


この橋梁は、大倉沢に入る釣り人の間では知られていたようだ。しかし、撤去されたとの噂もある。この写真を撮影したのは2009年の5月だが、再訪したい。


開拓農協の給油所

開拓農協の給油所

ENEOS/日本石油

20120803_000.JPGアルパカ牧場に向かう途中、県道から一段上がった見えづらいところに青空給油所(キャノピーのないところをこう呼ぼうと思う)があった。坂道を下る方向からしか見えないような作りだ。

ファインダーのないカメラで撮っているので、背面液晶が全然見えず、サインポールが欠けてしまった。

20120803_001.JPG例によって坂道の途中にあり、防火壁の開き方が左右で角度が異なることもあり、水平のラインがわかりづらく、真正面から撮れていないのが無念。左に灯油、中央にレギュラー(左)と軽油(右)。

20120803_004.JPGトキコ灯油の計量器。

20120803_005.JPG(不明)のレギュラーガソリンと、タツノ軽油の計量器。

この給油所の名称は「大谷開拓農協SS」。大谷開拓農協で検索をしたら、第二次世界大戦後に山形から入植した方々のようだ。twitterブログgoogleページもある…が、どれも放置されているのがありがちでかなしい。

20120803_002.JPG冒頭の写真にもチラと映っているが、給油所の上には長屋があり、これが農協の事務所である。地形図やネット地図では郵便局のマークがあり、「那須大谷簡易郵便局」の表示がある。現地ではそれを知らなかったので「ポストがあるなあ」程度に思っていたのだが、よく見ておけばよかった。

長屋の左は「大谷開拓農協」の表札。右(長屋の中央)には「ゆうパック」の幟があるのでおそらくここが簡易郵便局。入口右(の右)には「那須大谷簡易郵便局」とあり、左隣に「那須大谷開拓農業協同組合事務所」とある。

20120803_003.JPG長屋から給油所を見る。セキショウグループの看板には、ここで気づいた。こういう、一見の人が入りづらいような場所だけれど、地元の人に大切にされているのが感じられる給油所だった。


大木茂写真展『汽罐車』

大木茂写真展『汽罐車』

鉄道

大木茂『汽罐車』が刊行されて1年半にして、写真展が8月1日から新宿で開催されている。詳細はこちら

初日ということでギャラリートークを目当てに訪れると、驚くほどの人。9割方、50歳以上だろうか。大木氏が65歳、その若き日に刊行した『北辺の機関車たち』(共著)に感化された方々のようだ。神様とも称される写真家(もちろんいくつか写真集を持っている)もいた。私が大好きな作家さんもいた。私が知らないだけで、高名な方々も多くその場にいたに違いない。吉永小百合からの花が飾ってあった。

写真展は、『汽罐車』に収録されているもの以外の、出し惜しみをしていた作品を含めてA1判を主体としたとても大きな作品として見ることができる。ご本人はその仕上がりに納得がいっていない部分もあるお話ぶりだったが、息をのむ。あまりに人が多く、浸るように見ることができないのは残念だったが、初日ゆえ仕方あるまい。私はこの時しか行く時間がなかったのだ。

ギャラリートーク。司会の方(お名前失念)、名古屋機関区OBの川端新二氏、写真家の結解学氏との4人で進行した。まずは川端氏。蒸機の加減弁を握り続け、昭和45年からは電機を運転していた方で、御年83歳。とてもそうは見えない。いまでもOBたちと集まると、電機や電車の話は一切ないが、蒸機の話になると尽きないという。
20120801a_003.jpg川端氏(写真右)は、所要で東京に来たときに大学生の大木氏の写真展を見て以来のつきあいだという。
「昭和48年に中央西線が電化され、蒸気機関車のさよなら運転があった。一般者は乗れない。ところが、この大木さんというすごい男は乗った。その時、のちにJAXA理事長となる山之内秀一郎氏(注:むしろJR東日本会長といったほうがわかりやすいだろう)が添乗していたのだが、なんとそこに大木さんも乗った。3~4駅で降りるだろうと思ったら、往復全部乗った。すごい」。会場は大爆笑。おおらかな時代である。

その川端さんのお気に入りの1枚が上の作品。常紋信号所だ。「山之内さんもこの作品を気に入っていた。もう亡くなられたが、お宅には、この常紋信号場の作品があるはずだ」。すごいエピソードだ。

20120801a_001.jpg川端氏の話は続き、蒸機の水、石炭、投炭などから蒸機の「効率の悪さ」に至る。その話を大木氏(写真左)が継ぐ。
「蒸気機関車のような効率の悪いもの(石炭のエネルギーの5~7%程度しか牽引力にならない)がなくなっていくと同時に、そうした効率の悪い、器用でないものがどんどん消えていった。蒸気機関車の写真は、そうした人々へのオマージュである」。

20120801a_004.jpg中学生の時に『北辺の機関車たち』に衝撃を受けて一番弟子を自認している結解氏(右)のお気に入りは、宗谷本線のダブルルーフの客車内で撮影した、おじいさんの作品。
「人にカメラを向けるのには抵抗があった。それに、動いている機関車が撮りたかった。今回は意図的に人が写っている作品を多く展示しているけれど、写っているのはカメラを向けやすい老人と子どもが多い。」

20120801a_006.jpg司会の方(お名前失念、右端)のお気に入りは、宗谷本線のC55のスポーク動輪。「この角度で狙って撮った。写真集ではナンバープレートをトリミングして、より動輪を強調している」。

他の作品を見ると、大木氏は、後ろから見た蒸機がお好きなようだ。わかる。バイクも、右後ろ(マフラー側)から見た角度がもっともかっこいい。

20120801a_007.jpg大木氏は、ベストの1枚は選べないが、お気に入りの作品として、浜小清水の朝日の作品を挙げた。私もこれがもっとも好きな作品の1枚だ。もう1枚は、これだ。
 
* * *

昨秋、私が企画・編集して刊行した丸田祥三さんの写真集『廃道 棄てられし道』。その帯は、私が考えた。

「道路の声が聞こえるか?」

自画自賛をご容赦いただきたいが、ものすごく気に入っているキャッチだ。

実は、このキャッチは、『汽罐車』に寄せられた香川照之氏の言葉「この写真、匂うか、匂うだろ」がにヒントを得ている。もともと、丸田さんとも、共著者の平沼義之さんとも、「もの言わぬ道路だけれど、そこに込められた思いがあり、それを解放したい」という話をずっとしていた。丸田さんは写真で、平沼さんは文章とwebサイトで。それを「使われなくなった道路の写真集」というとしてまとめ上げたのが、『廃道 棄てられし道』である。名乗らず、声をあげることもしない道路そのもの、工事の従事者、そしての設計者たち。彼らや道路たちの思いをどうキャッチにするかと考えれば考えるほど、香川氏のこの13文字の素晴らしさが巨大な壁に見えた。相当な期間没頭し、ようやく「道路の声が聞こえるか?」という11文字ができた。

「匂い立つ写真」と「聞こえる写真」。前者では、読み手は作品の情景そのものを味わう。後者では、作品の被写体と対話しようとする。そんな違いを、個人的には感じている。

写真集『汽罐車』は絶対に「買い」です。


【追記:2012/8/2】

この日はご挨拶するのもご迷惑なくらいの盛況だったので、翌8月2日午前、再訪し、ご挨拶申し上げた。たくさんのお話をお聞かせいただいた。また、なんと私の過去の駄文などをご覧いただいたことがあるとのこと、あまりに恐縮で縮こまってしまった。写真集を持参し、サインをいただいた。
DSC_0476.jpg友人達も興味を持っているようなので、けしかけておいた。

この秋公開の映画『北のカナリアたち』も、大木さんがスチル撮影を担当されたとのこと。こちらも楽しみだ。

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