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楢戸橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町

楢戸橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町

鈑桁(プレートガーダー)



20111014-01.JPG
桁の流失はないが、橋脚が移動し、桁も水平方向に移動してしまった橋。写真は伊南川の左岸で、右が上流、左が下流。欄干が、見かけ上「>」型になっているので逆かと思うが、伊南川の流れは「←」である。

20111014-02.JPG欄干でもよくわかるが、鈑桁を見てもよくわかる。これくらい、「>」型になっている。

路面の継ぎ目がどうなっているか見たかったが、自重した。

20111014-04.JPG手前(左岸の橋台部分)の継ぎ目はこう。

20111014-03.JPG左岸上流側から。右岸側(向こう側)の橋脚がずれた…というわけではないようだし、左岸側(手前側)の橋脚が上流側に傾いたわけでもないようだ。冒頭の写真のとおり、左岸側の橋脚が上流側に移動したように見える。

橋脚の上端のコンクリートが欠けている。そこまで水が来ていたということか。



反対、右岸側。
20111014-05.JPG一見、なんともないように見えるが、取り壊され、架け替えられるのだろうと思う。しかし、それはいつになるのだろうか。



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小川橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町
楢戸橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町
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五礼橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町

















 
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小川橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町

小川橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町

鈑桁(プレートガーダー)



20111012_0000.JPG只見川の支流、伊南川(いながわ)流域も、甚大な被害を出している。伊南川は、田子倉ダムの少し下流で只見川に合流する川で、遡れば旧南郷村(現南会津町)、旧伊南村(同)、そして檜枝岐村となる。檜枝岐村の中で檜枝岐川と名前を変える。只見川の、とても大きな支流である。

伊南川末端は、両岸に道路が走っている。南側が国道289号、北側が県道360号。両者を結ぶ橋がいくつかあるが、3本が使用不能となった。見た目の被害がもっと大きいのが、この小川橋である。ご覧の通り、中間の桁が2スパン、流失している。

南側から、対岸の残された桁を見る。
20111012_000.JPG左(下流側)に落ちている桁は、ひっくり返っている。

眼を川に向けると…
20111012_001.JPG橋脚が倒壊している。洗掘され、橋脚が流失したことで、上に載っていた桁が落ちたのだろうか。

詳細は後述するとして、落ちている桁。
20111012_005.JPG護岸がえぐり取られているさまが恐ろしい。

南側橋台の支承。
20111012_002.JPG20111012_003.JPG20111012_004.JPG上から、下流側・中央・上流側。三つある。

対岸に渡る。
20111012_007.JPG「通行止」の立て看板がある。

20111012_008.JPGちょっと進む。南側に落ちている桁。

20111012_009.JPGその手前の橋脚。

20111012_013.JPG南側の橋台。

その下(下流側)。

20111012_012.JPG左岸側(南側)に落ちている桁。やはり裏返しになっている。そして、大きな傷がついている。心なしか、歪んでいるようにも見える。


20111012_010.JPG桁の下をくぐり、右岸・下流側から桁を見る。

20111012_011.JPG真下から。このように、「向こう」がない。

下に降りてみる。

20111012_015.JPG砂地は川底の泥のようにふわふわしている。

桁の端が、ぐんにゃりと曲がっている。恐ろしい。

20111012_014.JPG端部を拡大。厚さ1cmほどの鉄板でできたI型鋼が曲がっている!

20111012_017.JPG

天を仰いでいる(裏側)をのぞき込むと、スティッフナーが剥げているのに気がついた。溶接のはずなのに…。

20111012_016.JPG中間部のフランジもこのとおり、ぐにゃぐにゃ。こういう部分は、落橋したときにどこかに打ち付けたのだろうか。




落ちている桁の大きさ、ぜひ実感して震えてほしい…。





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只見線 第八只見川橋梁(平成23年新潟・福島豪雨で被害)

只見線 第八只見川橋梁(平成23年新潟・福島豪雨で被害)

ワーレントラス



20111011_003.JPGこの第八只見川橋梁は「渡らずの橋」だ。蒲生岳の山裾が只見川に深く落ち込んでいるこの地点では路盤を造りづらいため、桟橋としてこの橋が架けてある。地図で見るとこうなっている。「とりつく島がない」のがよくわかるだろう。
20111011map.jpgカシミール3Dと山旅倶楽部の10mメッシュ標高データで作成)

上の写真はA地点である。

全18連、RC桁と鋼橋の組み合わせで、会津若松側の第1連~第8連はRC桁(T型断面)9.8m、第9連は鈑桁で31.5m、第10連は25.4m、第11連・第12連が62.4mのワーレントラス、第13連が31.5mの鈑桁、第14連・第15連が19.2mの鈑桁、第16連~第18連が9.8mのRC桁である。赤字のものは、飯田線からの転用桁で、ワーレントラスは天竜川橋梁、三信鉄道の発注である。第14連は不明。

第12連(右端のトラス)・第13連・第14連。
20111011_000.JPG電柱のような流木が、手すりを突き破って桁の上に横たわっている。

20111011_001.JPG第12連のトラス桁。やはり、桁の上に流木が横たわっている。

20111011_002.JPG第18連のRC桁が終わると、スノーシェッドとなる。この部分の地盤は人工のものだろうか。地形図や衛星画像を見る限り、土を盛っているように見える。

路盤の側面、壁柱とでも言おうか、コンクリートの壁面を抑えている縦の柱の上半分が折れて下に落ちている(三ヶ所)。これも直さねばならない…のだろうな。また、シェッドの中にも流木が入っている。

写真には撮っていないのだが、第1連より東側に、路盤が流失して軌匡が宙づりになっているところがあった。只見線は橋だけでなく、細かな被害を多数受けている。


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岩本橋 旧橋(国道352号 南会津町)

岩本橋 旧橋(国道352号 南会津町)

吊り橋



20111009_008.JPG個人的には、国道352号といえば檜枝岐を抜ける道、というイメージを持っているのだが、旧舘岩村(現・南会津町)を東西に走る道でもある。この岩本橋は、そのルート上にある。伊南川に沿った国道400号から、その支流・舘岩川を遡る形で東へ向かい、中山峠を越えて国道121号とを結ぶ。

国道400号から東へ入ってほどなく、上の写真のように古い吊橋の主塔が見える橋がある。岩本橋。昭和39年竣功の橋だ。橋梁史年表によれば、この場所には1911年10月と1919年8月に橋が架けられている。形式は不明だが、1911年のものが8年後に架け替え(?)られているとすると、1911年のものは木橋、1918年のものはもう少し恒久的な橋か。とはいえ大正7年である。

20111009_006.JPG西側の主塔。いまも電線を渡すのに使われている。現橋の桁裏を使えば、メンテナンスもラクだろうのに…。

東側の主塔。

20111009_009.JPGこのふたつの主塔、ちょっと藪が深くて近づけない。もし近づけたとしたら、竣功年の銘板を見つけたいものなのだが。




















 

明和橋(国道289号/福島県只見町)

明和橋(国道289号/福島県只見町)

ポニーワーレントラス



20111009_000.JPG只見川沿いの国道252号の横田から南下し、松坂峠を越えて国道289号とを結ぶ県道352号/153号が国道289号と出会う地点にある。伊南川のかかっている。写真は北側(下流川)右岸より撮影。このポニーワーレントラスが気になった。

20111009_003.JPGこちら、道路橋。

20111009_004.JPGこちら、歩道橋。

20111009_005.JPG見つけたとき、このポニーワーレントラスが旧橋で、隣りに新橋が架けられたのだろう…と思ったのだが、ポニートラスはこのような溶接+ボルト留め。そして、国土画像情報で昭和51年撮影の航空写真を見ても、ポニートラスはない。

ということは、単なる後付けの歩道橋であった。

右岸の上流を見る。
中心付近を拡大。
20111009_002.jpg橋台がある。

この橋台はいつの時代のものか。左岸にはないようだ。昭和39年のものにも写っていない。


こうして冒頭の写真を見てみると、同じスパンで桁の構造がまったく異なる。方や車道でワーレントラス、方や歩道橋でポニーワーレントラス。。負担する荷重、橋梁の幅・高さ等の違いだけでここまでの差になる、というのがよくわかる。










謎の橋梁

謎の橋梁

鈑桁(プレートガーダー)



20111006_001.JPG福島県の国道400号を北上し、金山町に入って割とすぐの道路左にある橋。欄干がない。旧橋だろうか。橋脚はコンクリート製である。

20111006_000.JPGその手前までは一瞬、砂利道。そしてギリギリ1車線分の橋はコンクリート鋪装。欄干はない。

この橋とルートの素性が知りたい。

只見線 第七只見川橋梁(平成23年新潟・福島豪雨で落橋)

只見線 第七只見川橋梁(平成23年新潟・福島豪雨で落橋)

ワーレントラス



引き続き、第七只見川橋梁。上の地図には記載がないが、上流側に「四季彩橋」がある(航空写真に切り替えると見える)。その四季彩橋が、いまの只見側両岸の生命線である。

20111005_000.JPG四季彩橋付近からは、このように見える。川の流れは画像下から上方向。右が右岸、会津川口方面。左が左岸、只見方面。

右岸には残った桁と橋脚があり、川の中には転げ落ちたトラス桁。左岸の断崖には、レールが垂れ下がっている。第1連~第4連は無事で、落ちたのは第5連(支間22.3mのプレートガーダー)、第6連(77.5mの上路ワーレントラス)。

トラス桁から見ていく。
20111005_002.JPG上路トラスだった第6連。線路があった面が左、底が右。ご覧のとおり、向こう側が歪んでいる。こうなると、廃棄だろうか。

20111005_007.JPG拡大すると、左下の、桁のコーナーには支承が見える。一部に枕木が残っているのも見える。下横構は、左からふたつめのパネルでは歪んでいるように見える。

少し右に振る。
20111005_008.JPGレールは残っている。

さらに右。
20111005_009.JPGこのあたりはまだ歪んでいるように見えない。これより右(この場所からは取れない)が歪んでいる。

再び引く。
20111005_005.JPGこうして見ると、トラス桁がねじれているのがわかる。

右の橋脚の支承を見ると、置くのはすべて引きはがされているが、手前のは下部が残っている。そして、それに草木が絡みついている。

さらに引く。
20111005_004.JPG引き抜かれた、橋の上にあったレール。手前側(只見に向かって左)のレールはジョイント部で分断されているが、奥川(同右)は、そこからさらに1本分、レールがつながっている。すなわち、枕木から引き抜かれている。そして末端が、滝(?)に洗われている。よく見ると、継ぎ目板がついている。

20111005_003.JPG残っている第4連。第5連(プレートガーダー)は、第6連に載せかけるように架かっていた(第一利根川橋梁のようにはなっていない)ので、第5連も、第6連とともにもっていかれたのだろう。

3脱線防止ガードを含めて4本のレールが敷かれていたが、垂れ下がっているのは3本。なぜだろう。

20111005_001.JPG残っている桁に、下から近づこうとしたが、藪に遮られて無理だった。

20111005_006.JPG回り込んで、残っているプレートガーダー。歩み板の一部がめくれあがっている。台風の風のせいだろうか、樹木が線路にもたれかかっている。

振り向けば、こう。
20111005_010.JPG夏の期間中、放置していたのだら、当然だ。しかしつらい。

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五礼橋(平成23年新潟・福島豪雨で被害) 福島県只見町












































 

オレ鉄ナイト

オレ鉄ナイト

鉄道

10月2日(日)、カルカルで開催された『オレ鉄ナイト』に参加してきた。

このイベントが開催されると聞いて、すぐ企画者の武田保志さんに「出たい!」と伝えた。話したいことは山ほどあるが、とくに話したいのは、鉄道と地図との関係。鉄道は地形とは密接な関係を持つのに、それを「地図」で見てしまうと、あまりおもしろみを理解してもらえない。だが、鳥瞰図で見ると、鉄道路線が峠を越えるときは、川を遡り、登り切れなくなったところでトンネルに入って峠の下を抜け、向こう側の谷筋に入る…というのがとてもよくわかる。そこから、さまざまな想像が始まる。これを伝えたい。

20111004_999.jpgかつて、そんな本を作った。『カシミール3Dで見る・自分で描く 空から眺める鉄道ルート』だ。2006年の刊行で、書店には在庫しているはずなので、ぜひご覧いただきたい。著者は松本典久さん、写真はRGG(ほとんどが荒川好夫さん撮影)。そこに、この鳥瞰図を自分で作れるソフト「カシミール3D」と地図データ、その解説(すべて杉本智彦さんによる)が入っている。














当日は15時に会場入りし、リハ。
20111004_000.JPGおお、伊藤壮さんの「彫り鉄」が図らずも見えている。(撮影時点では、壮さんが何を出すのか秘密にされていた)

17時30分、第一部スタート。私はステージに向かって右端で、写真家の米屋浩二さんと一緒に観覧していた。

・栗原景さんの『ほろ酔い鉄』
・ヤスコーンさんの『寝台特急鉄』
・武田さんの『社長公募鉄』

そして第二部。私が一人目。けっこう緊張する。一人目だし。
20111004_004.JPG自分がステージに上がっている写真は、米屋さんが撮ってくださった(ありがとうございます)。足閉じろよ>自分。

十数ページのPDFと十数枚の画像を用意していったのだが、思った以上にコメンテーターたち(第一部の方たち)との会話になったので、実際はステージ上でカシミール3Dを操作することに終始した。お見せしたのは、タクさんが話した越美南線・越美北線を結ぶショートカット(油坂峠)ルートの鳥瞰図。これでカシミール3Dに興味を持たれた方は多いと思うので、ぜひこういう楽しみ方を試してみて欲しいなと思う。

ほとんど未発表となった画像はこちら。
20111004-998.JPG(Frickrにアップしてあるので、ジャンプ先からご覧ください)


第二部は、こう。
レオンさんの模型動画鉄
しろうまりもえきちょうさんの中の人鉄
・伊藤壮さんの彫り鉄
松ヒトシさんのオブジェ鉄
・やまもとさんの旅人鉄+写真
佐藤弘樹さんのスポーツ撮り鉄


松さんの「オブジェ」がすごかった。
20111004_002.JPG20111004_001.JPG20111004_003.JPG8630。こういうものは、バルブギアの仕組みや位置関係等を立体的に把握していないと、作ることはできない。なおかつ、大胆なデフォルメもお見事。

クリスタルのC11は、砂撒缶がボイラケーシングとサイドタンクの間を通る様子などまでわかる。いろいろと製作のお話もお伺いしたのだが、ほんとにすごい。


壮さんの彫り鉄。
20111004_007.JPG(ほかの皆さん、写真撮ってないのですみません)。


出演者で集合写真。
20111004_006.JPG.


このイベント、会場のお客さんも、UST見ている人たちも(かなり多かったようだ)、口を挟みたくてうずうずしているのがよくわかった。横山店長はまたやる!と言っているので、次回ももちろん申し込む。

好きなことについて話すのが、こんなに楽しいとは思わなかった。次は倍率上がるかな?


当日のTL(togetter)




只見線 第六只見川橋梁(平成23年新潟・福島豪雨で落橋)

只見線 第六只見川橋梁(平成23年新潟・福島豪雨で落橋)

ワーレントラス

第六只見川橋梁。テレビのニュースですぐ上流の本名ダムからのものすごい放流が映り、時間の問題のようにも見えていた橋。やはりというか、落ちた。そのときの映像や画像はネットにずいぶん上がってたと思うが、ちょっといま見あたらない。ニュースサイトものきなみ削除されている。

場所はここ。


本名ダムの堤体の上が国道252号で、そこは問題なく通れる。その手前、ダム下流左岸側からはこう見える。
20111002a_002.JPG川の中央に、落ちたトラス桁。右に橋台。左の樹木の向こうには、残っているプレートガーダー。画像の左が左岸、会津川口方面で、右が只見方面。画像下の草が生えている部分は、旧道かもしれない。

線路の高さに行ってみる。
20111002_000.JPGトラス桁が落ちていて、その向こうに隧道の坑口が開いている。

20111002_003.JPG本名ダムとはこの近さ。豪雨の日は、放流する水のしぶきがこの線路の高さまで上がっていた気がする。


20111002_002.JPG上記地図には記されていないのだが、国道252号左岸側から本名ダムに行く道がある。そこから見た光景が上記のもの。

左に大きく破壊された護岸。その少し上(高台)に民家が数軒。かなりギリギリのところで助かっている…と思いきや、ごっそりとえぐられた部分で家屋が(確か)4件、流されている。その場所では、私が行ったときには重機3台でさまざまな作業を行っていた。

20111002_001.JPG流失したトラス桁はこのようになっている。

寄ってみる。

20111002_004.JPG20111002_005.JPG左が「上」。一部に枕木が残っているのが見える。右が「下」になる。

トラス桁は、他の只見線のトラスと同じ77.5m。過去に落橋したトラス桁を引き上げて再使用したケースはいくつかあるのだが、ここはどうなるのだろうか。

その向こうには、プレートガーダーが落ちている。
20111002_009.JPG径間16mの第6連か19.2mの第8連である。流失したのは第6連から第9連で、第5連までは残っている(後述)。

ダムに少し近づくと、第1連~第5連が見えてきた。こんな位置関係だ。

20111002_006.JPGもう少し近づく。

20111002_007.JPG鈑桁の先端(左端)から川に向かって、こんな角度でレールが川に落ちている。桁の下に「/」という角度で落ちているのは通信ケーブル。

20111002_008.JPGレールが落ちていくさま。「飴のように曲がる」という表現が使われるが、そういう表現があてはまる。

20111002_010.JPG見上げて、飴の出所。橋脚には銘板がある。

第六只見川橋りょう
設計 新橋工事局
施工 K.K.間組
設計荷重 KS-15
基礎工
基礎根入 天端から22.0M
着手 昭和31年9月16日
しゅん工 昭和31年10月9日

橋脚は3週間ほどでできたということか。ずいぶん仕事が早いなと思う。

20111002_012.JPG第5連を見上げる。左が会津川口方向、右が流失した桁方向。

このプレートガーダーの上でも、レールが引きはがされている。一部の枕木は場所が変わっている。

20111002-888.jpg対岸に見える、橋脚と隧道。隧道内から、支えてくれるものがなくなったレールが垂れ下がっている。また、橋台付近、護岸のコンクリートの、とくに右側が破壊されているのがわかる。川は右から左に流れている。






























本名駅。
20111002a_001.JPG20111002a_000.JPG上が只見側、下が会津川口側。

たまたま、初老の男性が通りかかった。話しかけようとしたら、先方から「電車はこないよ」と声をかけてくれた。

「電車(何度も「電車」と言った)が来ないと困る。ここらは年寄りばっかりで、クルマの運転ももうしない人もいる。そういう人たちにとって、只見線がないと病院へ行けない。会津若松まで一日がかりになるけれど。クルマがある人はクルマを使うけれど、そうじゃない人には電車しかない。早く復旧してほしい」



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只見線 第五只見川橋梁(平成23年新潟・福島豪雨で落橋)

只見線 第五只見川橋梁(平成23年新潟・福島豪雨で落橋)

ワーレントラス



只見線の橋梁を舞台に撮影された鉄道写真は多い。画像検索すれば、蒸気機関車時代の写真からつい最近のものまで、たくさんの画像がアップされている。その橋が流された。ここより上流の第六、第七只見川橋梁とともに。

20111001_000.JPG画面右が会津川口、左が只見。右端、第1連のプレートガーダーが流失している。後述するように、橋台付近にダメージを受けている。写真のとおり、第1連側がカーブのアウト側になっており、先の豪雨のようなときにはここ(とイン側の川底)に力が集中する。

歴史的鋼橋集覧
によれば、第1連と第5連の鈑桁が25.4m、第2連のワーレントラスが只見線共通の77.5m、第3連と第4連の鈑桁が31.5m。設計活荷重はワーレントラスのみKS15、他はKS-12だ。とはいえ、DD15の入線実績はある(最近では中越地震の際にあった。ほくほく博士参照)。もともとは電源開発の専用鉄道として開業し、その後、国鉄路線として転用されたものだ。

アップしてみる。
20111001_001.JPGこのような状態になっている。レールはそのままに、鈑桁だけがもっていかれた。枕木は鈑桁とボルトで固定されているはずだが、それはおそらく簡易な固定だと思うので、こうなったのだろうか(→参考画像)。また、この弛んだ分、前後のレールが引っ張られていると思うのだが、それはどうなのだろう?

ワーレントラス部。
20111001_002.JPG
こちらは異常なさそうだが、橋脚等もすべて点検するのだろうな。

ワーレントラスの向こうに、何か見える…。

20111001_009.JPG流失した鈑桁だ!

ところどころフランジが凹んでいる。流れてきた石に洗われたか。

重さが数十トンはある31mの鈑桁。橋台が水流になぎ倒されたあと、水流に押されてあの位置まで流されたのか。いずれ、この桁も解体されるのだろうが…。

第3連から第5連。
20111001_003.JPGこちらは無事のようだ。第5連は見えていない。


第1連に近づこうとして、築堤に上がった。

20111001_006.JPG(会津川口方向)
2ヶ月でこれだ。廃線跡のようだ。線路は錆び、枕木は乾ききっている。場所によっては線路も枕木も見えないほどの緑に覆われている。いつもは除草しているからか、ここまでになることはない。
橋梁側。

20111001_007.JPG橋梁の手前には鉄杭が打ってあり、ガードロープで立ち入り禁止のような処理がなされていた。

写真に見えている「落ち込んだ場所」は、川の水にえぐられたままであり、いつ崩れるともわからない、。近づかないほうがいい。

20111001_008.JPG横から見るとこんな感じ。右岸(写真手前側)の護岸は軒並み破壊されている。

20111001_011.JPG望遠で見てみる。橋脚の、天端から1mほど下以下が黒くなっている。あそこまで水が来たのだろうか。レールがつながっている様子を見ると、この桁だけが、引っこ抜かれたように流失したのかな…と思えてくる。

20111001_010.JPG橋台。おそらく、もともとあった位置からずれている。その裏に込められていた土というか護岸がなくなっている。支承ももぎとられているが、支承を単純に取っ払ったのではなく、くっついているものをむりやり剥がしたかのように、支承(の下側)がズレてしまっている。

足下が崩れる可能性もあるので、これ以上は身体を乗り出せなかったし、周囲を撮り用がなかった。

言えるのは、右岸側は、相当に破壊されているということ。テトラポッドはみなバラバラの方向を向いている。そんな中で、この鈑桁が流失したのだ。

豪雨当日に、第五只見川橋梁がこうなった、という画像をtwitpicかどこかで見かけたが、川の水があそこまで来ているときに、この場所に立った人がいるのか。無謀すぎる気がしてきた。




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