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帝釈峡の神龍湖にかかるブレーストリブアーチ。県道25号から見えるのだが、うっかり写真を撮っていない。タイドアーチは比較的よく見るが、この桜橋はアーチだけだ。


橋長70m。そしてやはり幅が細いので、太い二重・二条のアーチの存在感が強い。上の写真は西側(右岸)。右のアーチに塗装標記がある。

二重のアーチ、どちらも同じ作りに見える。

アーチからは床版を吊る垂直材が下がっている。これは、外側のアーチから内側のアーチを貫通していると思いきや、内側から下がっていた。

銘板。
大阪
松尾鉄骨橋梁
株式会社
昭和拾壱年七月竣工

外側アーチと内側アーチは並行しているのだが、端部は、内側アーチは床版の位置で角度がつき、外側アーチに収斂していく。この場所は、すでにアーチが床版よりも下になっているので、支承から垂直に部材を立て、横桁を架けて床版を乗せている。


いま遊歩道になっているこのルートは、かつての車道だ。いくつか隧道もあり、このように重量制限の標識がある。…なぜ隧道に重量制限?と思うが、この隧道は桜橋の西にあるものなので、おそらく隧道を抜けた向こうの桜橋用の標識だろう。

この遊歩道は車道を満喫できる道。ぜひ。


●関連項目
神龍橋



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いま、T-Falといえば圧力鍋ではなくケトルを思い浮かべる人が多いかもしれない。家にあるこれはおそらく6年以上使っているのだが、1~2年前、壊れた。どこかで断線したのかと思い、バラしてチェックしてみたがなんともない。おそらく、台座とケトル本体の間での接触不良と思われた。それからしばらくは何事もなく使えていた。

先日、まだウンともスンとも言わなくなった。前回の結果を忘れていて、「どこかを半田付けしたよな」と思い(していなかった)、またバラした。結果から言うと、前回と同じ原因のようだ。

それにしても。
バラすとわかる、製品としての質の悪さ。日本製だったらありえない処理が目に余る。例えばコードの処理。「ケースの内側のここにコードを沿わす」という場合、日本製品ならば、パチンパチンとはめるように、美しく始末される。ところがこの中国製品は、プラのガイド(帯板)の間にコードをくぐらせ、帯板を溶かして固定している。写真の左、水色のコードが白いもので留められているように見えるところがそれだ。

ほかの場所でも同様で、台座をバラすと…

下部、「外」と書いてないコードがグッと180度曲げられている。これは台座内のガイドに沿わせるために、コードを折っている。定格1250w、コードは熱くなるのだ。当然、このコードが折れた部分が接触しているプラは溶けている。

ひとつ、発見があった。上の写真は台座とケトルを結ぶ部品の裏側なのだが、三極ある。下側、銀色の端子にはコードがつながっていない。これはアースで、おそらく仕向地によってはここからコードを出すのだろう。

台座側の部品、カバーを押し込むと電極が見えるが、たしかに三つある。日本仕様は、そのうちふたつしか使っていない。

…ここまで書いて気づいた。この部品が原因で接触不良になるならば、そうなりやすくなってしまった端子を、いま使っていないアース用の端子に付け替えればいいのではないか。とりあえず今回もバラして組み直したらまた使えるようになったので、もしまたダメになったら、今度はそうしようと思う。


この手の湯沸かしケトル、T-Fal製は安くて早いのだけれど、注ぎ口の形状はよくないし、作りもよくない。買うならば日本メーカーのものをお薦めする。

広島県北部の帝釈峡にあるペンシルバニアトラス(分格プラットトラス)。スパン82.9m。1930年架設、当時としては非常にでかい。これは遊歩道から。

南側、県道25号からも見えるが、樹木に邪魔されて全体は見えない。

この橋は、もともと県道25号の「紅葉橋」だったのだが、掛け替えの際、その歴史的価値を認められ、ここまで台船に乗せて移設したもの。遊歩道との高低差が、このような形になって表れている。

親柱。西側(右岸)、左は「帝釈川」、右は「神龍橋」。左の親柱の頂部には「登録有形文化財」(左)、「平成14年度選奨土木遺産受賞」(右)のプレートが載る。親柱が元々のものなのか、新たに設置されたものなのかは私はわからない。

ペンシルバニアトラスはたいてい規模が大きいので、近づくと大味に感じるのだけれど、この神龍橋は幅が狭い(幅3.6m)ので、構造のおもしろさというか、かっこよく見える。

中央部、クルマの行き違い用として当初からあったものと思うが、幅が広くなっている。

そこに入ると、下弦、横桁、見える。

左岸(東側)。

左側が「帝釈川」、右側が「神龍橋」。通常、仮名や竣工年が書かれるので、少なくとも銘板は新しいものだと思う。


左側の端柱の裏には補強が入っている。他の部分と明らかに鋼材とボルトが異なる。

左岸側の端柱に、製造銘板がある。
昭和五年十月
松尾鉄骨橋梁
株式会社
製作


* * *

帝釈峡のパンフレットにもこの神龍橋について書かれているのだが、残念ながら「単純トラス橋」「~最長スパンを誇ります」と書かれている。このパンフレットを見るのは、橋の構造の知識などまったくない一般人、学校のハイキングで訪れる子供達である。パンフレット制作者はそういうことを意識しなければならない。


京橋水管橋(岡山市の水管橋)の続き。

手前が水管橋。奥の、水色の橋脚が「京橋」。その上には岡山電気軌道も通る。北・西側から。

南・西側から。

鋼管を5本並列し、その上にコンクリートのビームを渡している。橋桁はといえば、背の低いガーダーを多く渡している。歴史的鋼橋集覧によれば、桁の高さは46cm。

何主桁…?(歴史的鋼橋集覧によれば、18本)

鋼管橋脚。スキューしているので、このような印象になる。

鋼管は、無垢の円柱ではなく、鋼板を貼り合わせたものだ。開通は1917年。6年後に岡電を通すために拡幅し、橋脚も5本建てになったと歴史的鋼橋集覧にあるが、見たところ、5本並列の橋脚のうち、どれがそうなのかはわからなかった。

まもなく完成から100年だ。



岡山電気軌道に乗っていて、車窓に見えてうわ!となった橋。なんともいえないミニチュア感と、見るからに古そうな……少なくとも昭和戦前期よりは古そうな橋。いや、写真左に見える、路面電車が走る「京橋」もまた非常に特徴があるんだけれど、それよりも、まずはこちらの水管橋だ。跨いでいるのは旭川である。

歴史的鋼橋集覧によれば、橋長130.7m、5径間。上の写真でわかるように、中央部が少し反っている。そして西側の端部、写真でいえば右だが、そこはポニーワーレンであり、しかも水平方向に曲がっている。

まずはそのポニーワーレンから。こちらの支間は13.6m。大きな(ミニチュアサイズだけれど)トラス橋に、そのまま50%縮小をかけたような小さなトラス橋が連なる様は冗談のようだ。

橋台は四角(実は「五」角)が鉄板で補強されている。

真正面に家があるが、その土台からして水管橋が架けられた当初からあったのかどうかはわからない。

接続部。大きなほうのトラス橋の橋門構が、これまた非常に素人作業のように感じてしまうのだが、それはL字型のアングルがあまりにも取って付けたように貼り付けられているからに違いない。アングルは上面や下面のブレースにも無造作に使われている。

ということは、この橋が架けられた明治38年当時は、L字型のアングルが生み出す「乱れ」に対しての意識が働いていなかったということでもあろう。

大型のほう同士。支承を見ると、可動式ではないようだ。両端とも固定で大丈夫なのだろうか。支間は30mを超す。

東側はそのまま突っ込んで、橋台の中、おそらく鉛直方向に水管が入っていく。

橋台は橋脚のように隅石の意匠を施されている。向かって左は道路橋の京橋の橋台、切石が整然と積まれている。向かって右の石垣はまた別の時代の布積みだ。

東側を下から見る。ブレースはジグザグに張られている。

橋脚は、上流側を三角形にした五角形をしている。最上部の写真でかろうじてわかるのだが、迂闊にも「わかるように」撮っていない。「京橋水管橋」という銘板も撮っていない。もう一度行かねばならぬか。


右の、鋼管橋脚の京橋につづく。




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