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20121110_000.JPG廃止から約50日後に訪れた東屋代駅。駅名標は取り外されていたが、まだ人のぬくもりがあった気がした。

20121110_008.JPG改札。

20121110_001.JPG…の窓口。

20121110_003.JPG…を抜けて振り返る。

20121110_004.JPGそのまま左を見ると、そこが便所だ。

20121110_006.JPG奥は個室。手前が男子用。

20121110_005.JPG残念ながら、個室は鍵がかかっていた。

男子用は朝顔。下部の板の部分は、駅舎の外周の腰板の高さと一致する。ここも腰板と読んで差し支えなかろう。腰板より上は白壁。漆喰、と考えていいのだろうか。白壁の見分け方がわからない。駅舎内外の「窓上」の白壁がみな傷んでいたりくすんでいたりするのに、この男子便所の白壁はきれいだ。屋外に面しているのに、不思議だ。


 
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20121112_000.JPG岐阜県の中津川駅から徒歩15分くらいで行ける、北恵那鉄道廃線跡でもっとも有名だろうところ。奥に見えるのは玉蔵橋。

20121112_003.JPGとても美しい200フィートのダブルワーレントラス。箱根登山鉄道の早川橋梁や東海道本線揖斐川橋梁と同類なのだが、上弦と下弦の間に水平に1本、補強が入っている。

20121112_002.JPG20121112_001.JPG電線を吊っていた碍子が残る。

20121112_006.JPG築堤に上がると、柵がしてあり、そこには「北恵那鉄道」の文字があった。廃止が1978年、wikipediaによれば社名変更は翌年とあるから、以来30年以上、この看板はここにある。

20121112_004.JPGここでひとまず横桁について。

横桁は直線形。横桁の端部のカバープレートは、][という形をすべて覆ってはおらず、太い「I」型になっている。

そして、縦桁が横桁同士を結んでいる。この構造は揖斐川橋梁と同じだ。150フィート桁だが、山形鉄道最上川橋梁とも同じ。これはパテントシャフト&アクスルトゥリーのひとつの型、と考えていいのかもしれない。

20121112_005.JPG鈑桁のアップ。枕木が載っていた部分が変色している。その部分、リベットはそのままなので、枕木側で削るなどして避けていたのだろうか。

20121112_007.JPG振り返る。築堤は道路で寸断されている。


20121112_008.JPG少し下流から、全体を。対岸(左岸)、採石場だろうか。

20121112_011.JPG築堤を養生しつつ、その周辺のスペースを利用しているようだ。どこかで、築堤ごとこの企業のものだと読んだ気がするが、ソースを思い出せない。また、話をすれば築堤部分などの撮影もさせてくれると聞いたような気もするが、やはりソースを思い出せない。

20121112_010.JPGダブルワーレンを真横から。

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錆びに覆われているから「美しい姿」とは言えないかもしれないけれど、この木曽川橋梁は、その形が美しい。200フィートは単線形のピントラスがもっとも美しいと信じているが、高さがなく、棒のように見えるダブルワーレンにはそれに次ぐ魅力がある。


 
昭和57年11月14日の『とき』廃止において、初めてかつ最後の181系『とき』乗車をさせてもらった顛末は11月14日によせて ~昭和57年11月14日から28年~に書いた。そのとき、12日(金)深夜発の夜行急行『佐渡8号』で東京に行った。実は『佐渡』も乗るのは2回目だった。私は新潟に住んでおり、親戚が柏崎にいる関係で、信越線の急行には乗ったが上越筋とは無縁だった。『佐渡』は小学生の時、町内会の遠足で小出まで乗ったことがあるだけだ。

きっぷを新崎駅で買ったことも、前記記事の通り。「もし、売り切れていたらどうしよう」などというのはまったくの杞憂だった。そもそも「自由席が満席だったらどうしよう」と思って生まれて初めて指定券を取ったのだが、乗車してみると、乗客はほとんどいなかった。昨今、夜行列車が廃止になると決まると指定券や寝台券が瞬く間に売り切れてしまうことから考えると隔世の感がある。夜行『佐渡』こそ廃止になるが、ダイヤ改正後も『佐渡』は残るし、全国各地に夜行列車は多数走っていた。

20121114_000.JPG新崎駅で買った急行の指定券は、料金線用補充券だった。これは私が使ったもので、小児用。急行料金450円に指定料金250円…あれ? 当時、11月の平日は指定料金は大人300円だから、小児は150円のはずだが…。同様に母が使った指定券は1400円だった。

乗車券は母が使ったもの。私が使ったものは小児断片が切り落とされていて、いまちょっと行方不明。

* * *

11月12日(金)深夜。所定は165系10両。1号車のボックス、指定されたCD席に座っていたが、その車両には誰も乗客は来なかった。車掌が来て、「この車両は暖房の効きが悪いから、ほかの車両に移ってもいいですよ」と言ってくれた。でも、たしか、移動はせずに、ジャンパーをかぶって眠ったように記憶している。

上野着は5時6分。夜中、何度か目をさまし、大宮付近で目をさましてからはずっと起きていた。尾久で583系と、交直流急行形電車を見たときには感動した。本の中でしか知らなかった車両たち。そして、東北筋の主力車両としての旅情を大きく感じた。

上野に着いた後、どこで朝食を取ったのかは憶えていない。いきない「国電フリーきっぷ」を買って、山手線全駅下車をやりはじめたかもしれない。まったく憶えていない。わずか30年前のこと、当時、自分史上もっとも嬉しいできごとだったはずなのに。いまここに書いたことも、もしかしたらあと数年もすれば忘れたかもしれない。それを書き留められただけでもよしとしよう。





20121111_004.JPG茨城県の畑の中にある日立電鉄の廃車体を撮影した帰り道、コスモの脇にワム80000を見つけた。

20121111_000.JPGなかなかの物置具合。屋根の上に載っているのは、トラックから取り外した燃料タンクだ。

20121111_001.JPG向かって右、ワム188306。

20121111_002.JPG向かって左、ワム283509。

20121111_003.JPGコスモの給油所との間には道路があり、覗いてみると、ワムハチの裏手も物置スペースで、いろいろなものが置いてある。焼却炉は稼働中。さらに1両が見えた。

ワム283509の妻面に、こんなステッカーが貼ってあった。

20121111_005.jpgポリエステル樹脂コーティング屋根。ワム80000形の280000番台は屋根色が薄くなっている。鉄道模型でもそれは再現されているので「色が違う」ということは広く知られていると思うが、それは断熱のためにポリエステル樹脂コーティングしたためのもの。それが車体に注意書きされていることは知らなかった。


どう見ても給油所所有物、写真を撮っていると、店員さんが来て「珍しい?」と話しかけてきた。自分のクルマは満タンに近かったために給油に寄ることはできず、お礼を述べてその場を去った。

 
よんますさんのお誘いを受けて、吾野ロゲイニングに参加してきた。フォトロゲイニングと呼ばれるもので、競技としてのオリエンテーリングに似ていて、地図に記された約40のチェックポイントに到達の難度によって点数が振られていて、点数の多い人が勝ち。CPでは指定されたポーズで写真を撮り、それがゴール後のチェックとなる。

場所は西武池袋線吾野駅周辺。制限時間は3時間。よんますさんのおしりあい二人とのチームに入れていただいた。私はちょっと長い距離を競技として走ってみたいという思いと、GPSログを取りたいという気持ちで参加した。なお、本来のロゲイニングはGPS端末は使用禁止。今回は、ちょっと別な事情があって(特別に?)ログ取得の許可を得ている。ここでは差し支えないだろう範囲でログを元に、どれだけ移動したのかとペースをメモしておく。私のペースは、常にチームの3人に引き離されながら、待ってもらいながらやっとの思いでついていった…というもの。足を強くせねば。

20121111-1.jpgコースには山道も多く含まれる。図は私が通ったところの標高で、「区間2/4/6」は電車だ。残りの「区間1/3/5」が走り+歩きの区間で、その区間の累積標高は780mになった。通常の登山なら2時間、4kmの距離感だ。

沿面距離は15.89km。思ったよりも走って(歩いて)いない。

20121111-2.jpg速度のグラフ。区間の区切りは前述の通り。横軸を距離に取ったもので、速度の高い部分は電車。ほかは走り、遅い部分は(疲れて)歩き。

20121111-3.jpg横軸を時間に取ったもの。前半はなんとか時速10kmで走っているが、中盤からなかなか苦しくなり、「区間3」末ではかなりペースが落ちている。「区間5」は、わずかな時間で駅からダッシュで往復したもので、でもすぐにペースが落ちている。折り返しも同様。

こうしてログを見ると、必死で走っていてあまり記憶がない部分も見えてくる。GPSログは本当におもしろい。

誘ってくださったよんますさん、チームのIさんとSさん、主催の奥武蔵ロゲイニング実行委員会のみなさまに感謝します。

(グラフはすべてDAN杉本氏作成のカシミール3Dを使用)



 


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