今日も野暮なことを書く。しかもふたつ。
今日発売の『モーニング』をパラパラめくっていたら、 蒸気機関車が右側通行していた。 かわぐちかいじの『ジパング』である。 牽引機は、動態復活させることが決まって話題のC61の20号機。 『ジパング』は読んではいなかったが、今回は『外伝』らしい。 舞台は昭和16年とのこと。 しかし、C61の製造(製造の経緯は長くなるので省く)は戦後、昭和22年からである。 いま話題の機関車の報道写真でもベースにしてしまったか。 機関車の形式が時代にあわなくても、別に構わない。 よくあることだ。 しかし、右側通行がおかしいことくらい、気がつかないものだろうか。 いままで艦船を、スペックまで想定して描いてきた漫画である。 たとえて言うなら、サザエさんに携帯電話が登場しなくても構わない。 しかし、黒電話のダイヤルを逆回転させてはダメなのである。 PR
漫画を見ていると、
「この作家は連続トラスしか描かない」 「この作家はローゼ桁しか描かない、しかも5径間連続とか」 などということに気づくようになった。 あまり考えずに描いているんだろう。 映画も同様である。 漫画と異なり、映像は流れてしまうので、 本筋とは無関係なものに気を取られることはよくない。 例えば、先日、『のだめ』の映画に行った。 フランスやらチェコやらでロケをしているのだが、 背景に見えた多数並んだアーチのヒンジが気になってしまった。 その『のだめ』のテレビドラマの最終回、福岡県大川市で 背景に連続トラスのようなものが大写しになる。 よく見ると、橋脚部分に向かって、逆三角形になっている。 カンチレバーだ! 「写真」に切り替えると、上横構がKトラスであることがよくわかる。 「のだめ ロケ地 大川」で検索すると、諸富橋だという。 「諸富橋」で画像検索。やはりカンチレバーっぽい。 「諸富橋」で検索。なんだ、歴史的鋼橋じゃないか。 しかも「筑後川有料橋溶接トラスについて」という論文があるという。 有料道路だったのか。 すぐ下流の、元国鉄佐賀線の昇開橋とともに、 調べれば調べるほど物語がありそうである。 そして橋脚はこう。上の地図を「写真」に切り替えてもらえばわかるが、この写真の向こうから手前左にかけて、この橋は広がっている。旧交通博物館の屋上といおうか、旧萬世橋駅跡を利用した保線車両留置用線路といおうか、そこへの分岐があるために広がっている。詳細は読み取れないが、図面は土木学会の該当ページにある。また、4主桁であることもわかる。 この写真には、神田川橋梁のラーメン構造の橋脚が見えている。 桁をガードする鉄骨のせいである。
1月30日。震えて待つ。
http://tcc.nifty.com/cs/catalog/tcc_schedule/catalog_091217202733_1.htm やばい、それまでにいろいろまとめておかねば・・・。 業務でお茶の水へ行ったついでに秋葉でマイクロSDカードを買いに行く途中で試し撮り。都内でもっとも贅沢な光景を楽しめる場所、昌平橋だ。 左のプレートガーダー:中央線昌平橋架道橋(ハーコート) 中央のラーメン橋脚:総武線神田川橋梁(横川) その奥:聖橋 右側のブレーストリブタイドアーチ:総武線松住橋架道橋(石川島造船所) さて、撮った画像を携帯の液晶で見る限り、とても美しいと思った。屋内の暗いところで撮った写真も、それなりによく見えた。画面右端の信号機に付されている交差点名「昌平橋」は読める。 ピクセル等倍にしてみよう。 |
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