XTZ750のときは、3000~5000kmくらいでパッドを交換していた。でもTENERE700、2万2000kmを超えて、やっとこの状態。それでもフロントはまだまだ溝が残っている。どれだけ高速道路に乗っているのやら、ということかもしれん(ブレーキを使わない、という意味)。 パッドを交換しようとSM見てびっくり。なんと、リヤホイールを外さなくてはならない。XTZ750は、そのままピンを緩めて、キャリサポからキャリパーを外せば交換できたが、TENERE700はキャリパーがキャリサポから分離しない。まあ、たいした手間ではないのだが。 スイングアームの上に引っ張り出す。スライドピンに突き刺さっているβピンを抜き、スライドピンを表側から突いて(小さなマイナスドライバーを当ててプラハンで軽く叩いて)ピンを抜くと、パッドが外れる。 交換するのはこれ。キタコのSBS ブレーキパッド 675RSI。 完全に溝がなくなっている。迂闊にもほどがある。 組み付け。スライドピンにグリス。ピンについた汚れを落としながら、これを指でヌリヌリ。(いま検索したら、ラバーグリスだっけ? モリブデングリスって思い込んでいたけれど…) とりあえずこんなふうに。ピストンを引っ込めていると写真では下側になっているパッドが落ちてしまうので、リヤブレーキを踏みつつこの状態に。ここから、タイヤレバーを使って少しパッドに間隔を空ける。 ここでついでにホイールのカラーを清掃、グリスアップ。ブレーキクリーナーを吹いてもこびりついた泥は取れないが、グリスをヌリヌリしていると取れる。その上でグリスを塗り直す。 ホイールをはめるとき、ABSセンサーが邪魔をしてブレーキディスクを入れづらい。そのため、ボルトを緩めてセンサーを引っ込めておく。 ホイールを組み、試走すると、ABSランプがつきっぱなしだ。それに、ブレーキペダルを踏むとすぐABSが作動する。まずい、緩めたセンサーを元に戻すのを忘れていた。 締め直した後、試走。まだパッドのアタリが出ていないためか、ABSが作動する。しばらくはABSオフにして走り、アタリが出るのを待とう。 PR 「酷道」425号沿いにある、特徴的な構造を持つ池原ダム。北山川の谷を堰き止めるが、通常は堤体に利水設備を設けるところ、屈曲する川の線形を利用し、堤体とは逆側に設けることでさらなる落差を得ている。 (カシミール3D+スーパー地形セット+地理院地図。黄色は標高220m以下) 堤体直下の標高は、地形データからの読み取りでは219m。利水設備(上記地図には「洪水吐」と表記)直下は199m。別体にすることで、20m分の位置エネルギーを得ている。おもしろい構造を考えたものだ。 ここの付近の空撮動画を。もっと引いて撮りたかったが、風や電波の具合でここまで。 池原ダムは北山川のダムだが、その池原貯水池には東ノ川、備後川など多くの支流が流れ込んでいる。また、池原ダムがあるのは奈良県の下北山村。その下流の和歌山県北山村の「飛地」具合は知られているが、そうなったのは、北山川で下流域の新宮と強い結びつきがあったからだ。 尾鷲から西に向かってきた国道425号は左岸(南側)を通る。利水設備をかすめ、堤体を渡り、標高差100mほどを回り込んで池原の集落に下りる。池原橋付近の左岸にあったJAでサンマ寿司を買ってお昼ご飯にした。陰影表現のない14万分の1のツーリングマップルではこうした回り込みはまったく読めず、いまこうして見るとなるほどこういう位置関係だったのか、と合点する。 ところが、ここからさらに西に向かったところ、事前調査不足で通行止めとなっていた。後から時間帯通行止めだということがわかったが、現場では「十津川に行くならR169~R311を回れ」と言われた。せめて「○時には一時解除する」と教えてくれたら待っていたのに。ということで、また行かねばならない。 おまけ。こちらは東ノ川上流の坂本ダム。 三重県紀北町。「紀伊長島」というほうがわかりやすいという人がいるかもしれない、その町に、可動橋がある。「江ノ浦橋」だ。平成5年に作られた橋だ。 写真は西から。この奥に、より空頭が大きな「江ノ浦大橋」がある。 なんとか日があるうちにたどりつき、動く時刻などわからないので、というよりも「動くわけはない」と思ってあれこれ眺めていた。すると、操作室から男性が私に向かって叫んでいる。「遮断機の外へ出なさい」ということだった。あまりに訛っていて聞き取れなかった。すると、ゲームセンターか、というようなけたたましい音楽が鳴り始めた。また、『アメイジング・グレイス』も同時に鳴った。遮断機が下りると同時に桁が上昇した。 説明してもしょうがないので、動画をご覧いただきたい。急すぎてドローンを用意する時間などなかった。 さて、江ノ浦橋。写真は北側。「左岸」といってもいいのだろうか。遮断機が両側にあり、信号機がある。 自動車は通行禁止。しかし二輪車はよい。私がここにいた30分ほどの間に、スクーターが5~6台は通過していった。親柱は「えのうらはし/長島港」。 遮断機は京三製作所製のMCG-MA6S型。そうか、電動機電圧は105Vなのか。 信号機。こうやって写真を撮っていたら、橋が動くというので退去。メーカー等は撮っていない。 北側右の親柱。「江ノ浦橋」「平成5年7月竣工」。ラス&ロードさんの記事によれば、3代目であり、2代目は跳開橋だったとのこと。 南側。 対岸、南側の左の親柱。「江ノ浦橋」「平成5年7月竣工」。 南側の右の親柱。「えのうらはし」「長島港」。 操作室。北側にお住まいの方とお話していたら、「管理しているのは友人だから、操作室を見学させてくれといえばさせてくれるだろう。○○に聞いた、といえばいい」と言われたのだが、奥手なのでそれはできなかった。 この江ノ浦橋も、筑後川昇開橋のように、ケーブルが桁の上に渡してあり、モーターは操作室側に一つだけで桁を上下させる。 この支柱の外側にはカウンターウエイトがある。動画で、ウエイトが下がっていくのが見られる。動画のように、桁は最上部までは上げず、船が通れる高さまでしか上げないようだ。 16時くらいからの30分間で2回上がったので、ご参考まで。 これよりもう少し上、上がった桁と下がったカウンターウエイトが同じくらいまで、桁は上がる。 のと鉄道恋路駅。美しい響と文字面。こんな美しいロケーションで通学の汽車を待つ…というシーンを想像してしまう。実際にそういう利用もあっただろう。どんな思い出になっているのだろう。 いま、ここでは「のトロ」というレールバイクに乗れるらしい。 ここにレールが見えるが、笹田昌宏さんの『廃駅ミュージアム』(編集担当は私)によれば、一度レールを撤去したあと、酒造会社がレールバイクのために再度敷設したものとのこと。枕木の間隔なども、なるほどという感じだ。 穴水側。トンネルが見える。 このトンネルまでの300mほど、レールバイクに乗れるらしい。 駅名標は、国鉄時代のままなのだろうか。それとも三セク移管後だろうか。 【同日追記】 『鉄道ジャーナル』『鉄道ダイヤ情報』の特集等でご活躍の土屋武之さんから下記のご指摘をいただきました。目の付け所、さすが!
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