先日、「橋 on 橋(中平橋)」を公開したところ、高校時代の友人から「ここもそうだよ」と教えてもらった。新潟県道5号新潟新津線。JR信越本線の荻川~亀田間、国道49号のすぐ南だ。付近に舗装路がないのが、Googleストリートビューでも遠目に確認できた。それっぽい。 現地へ行ってみた。南側下から見る前に、橋を渡ったところ、アプローチ部と桁部にかなりの角度があり、車高の低いクルマだと当たりそうだ。写真は撮っていないので、ストリートビューで。 これだけの角度がついている。また、ガードレールの雰囲気や床版の「厚み」の感覚からして、仮設ぽい印象を受けた。渡ってから、見えるところに行った。写真のとおり、旧桁はかなりの角度の斜橋だ。 南西側。橋台付近のガードレールすら残っている。その右は親柱か。旧桁には落橋防止の緩衝チェーンがついたままだ。 そして塗装標記を見ると、2000年10月となっている。なのに、こんなふうにされたのか。 そのまま左を向く。新桁は、旧桁よりかなり長い。旧桁のかなり「手前」に橋台を設置して、載せかけている。これは、 ①旧桁が斜橋であるのに対し、新桁は「仮設の桁」なので、その分も長くなる ②仮設桁なので、規定の長さしかない といった理由だろうか。 その左の桁(?)は、けっこうな角度がついていて、さらにその左のアプローチ部は、鋼矢板で持ち上げている。 南東側は、新桁の橋台はすぐ近く、に設置されている。 アプローチ部は、やはり鋼矢板で持ち上げられている。 * * *
帰宅後、そもそも橋梁名を知りたいと思ってGoogleストリートビューを見たところ、2011年は旧桁、2014年は新桁になっていた。この間に架設されたのだろう。 橋梁名がわからないまま検索していたら、国交省北陸地整のサイトで「亀田跨線橋の架け替え」というような報告がヒットした。それによれば、主桁の「支点部」(支承のことか)に著しい損傷があるため、2012年9月15日から急遽全面通行止めにして、「応急対策として仮設橋を設置し」、2013年12月30日に全面通行止めが解除されたとのこと。 ということは、いまも「仮設橋」のままなのだ。くれぐれも車高の低いクルマは気をつけてくださいますよう…。 ここで「亀田跨線橋」という橋梁名が判明したので、それで検索したら、マンガ家・古泉智浩氏の自主制作映画「亀田跨線橋」が出てきて、ほかの作品にマスノさんが出演していたりして、いろいろびっくりした。 PR |
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