西山の潮風よけのような、海べりの、板塀で囲われた道路風景が好きだ。母方の実家があった柏崎の海岸部も、そんな風景だったし、その家もそうだった(いまは、ほとんどない;下記の家がその家という意味ではない)。
秋田県の男鹿半島北部の海べりに、すてきな風景があった。 左の、2階の半ばに届こうかという高い塀は住宅を囲うもの。右の低い塀は、畑を守るもの。 この板塀が、風化し、乱杭のようになっていると、ああ、浜辺だ、と感じる。 PR 「央橋」と書いて「なかはし」と読む。常陸太田の国道の旧道が渡っている。 南側。ウェブとリブで塗り分けられている。 コンクリートの色に似つかわしい雲の色。この日から晴れが5日続くという予報だったのでバイクで出たのだが、この後、一瞬、土砂降りになり、カッパを着る間にびしょ濡れになってしまった。 南側。 親柱は右書きで、左に「央橋」、右に「里川」。親柱から飛び出した意匠は、見た目の安定化を出すためか。 北側。 親柱、左は「なかはし」、右は「昭和十二年十一月竣功」。 説明看板によれば、地元では「めがね橋」と呼ばれているとのことだが、ほんとかな。2連の上路アーチが水面に映ると、二つの円が並ぶ(「○○」となる)から「めがね橋」と呼ぶんじゃないのか。 (以下、1981~1983年ころの情景としてお読みください) 佐渡は、毎日のように「裏の浜」で見えていた。当然、佐渡汽船も常に視界の中にいた。佐渡汽船のりばまで徒歩圏内(隣の校区)だったし、信濃川べりはよく行っていた。 ぼくが子供の頃は、佐渡汽船はさまざまな大きさのフェリーを運航しており、たしか大きな船は「おとめ丸」と「こがね丸」、そして小学校6年生のときには大きな「こさど丸」が就航した。当時直江津航路にいた「おおさど丸」より「こさど丸」のほうが大きいのは、なんだかファニィな感じがした。 そんな中、もっとも好きなのは、ちんまりした「さど丸」だった。大型の「おとめ丸」「こがね丸」に対して、こんな小さな船も混ざるのか。東京の電車で例えて言えば、10両編成の電車が行き交うのに、なぜか当該列車だけ4両編成、みたいな感じか。京急か。 その「さど丸」は、確かヨコに「新潟-赤泊」と書いてあった気がする。もう佐渡航路には入っていなかったような。あくまでも記憶ですが。その「さど丸」も、いつしか新潟港から姿を消した。寺泊~赤泊の両泊航路に転配されたのだ。以降、ぼくもあまり気にかけなくなった。 その「さど丸」の模型が、佐渡汽船ターミナルで展示されていたので見に行った。11月末まで転じされている。 総トン数599.7トンというが、のちに1200トン級に改造されている。といっても計算方法というか、甲板の考え方の変更なのか。 佐渡汽船初のカーフェリー。 この公式写真は、小学校6年生のときの佐渡への修学旅行の際にもらった佐渡汽船のパンフレットの裏にも載っていた。 「ときわ丸」の模型と「ときわ丸」。 ●「さど丸」に関するサイト ・インドネシアで現役の「さど丸」の写真 https://journals.worldnomads.com/merantau/photo/11011/870089/Indonesia/Ferry-heading-to-Padangbai-from-Lembar ・「さど丸」を含む各船舶の「その後」 【船】佐渡汽船のフェリー達(2016/9/14追記) ●関連項目 ・佐渡汽船 ときわ丸 車輌甲板のディテール ・佐渡汽船 おとめ丸のディテール 新潟県の国道7号を、新発田方面から村上方面に向かうと、岩船町駅の手前で左にコンクリートアーチが見えてくる。これが三跨川橋梁だ。読み方は「さんこがわ」。国土地理院の地形図では「百川」となっている。 一瞬、新たな時代のコンクリートローゼか…と思うが、桁が太い。ライズはかなり低い。 桁と補剛アーチの太さの違いがわかる角度。 竣功は2007年12月。いつの撮影かはわからないが、国土地理院の空中写真(「2004-」または「最新」)において、工事中の姿を見ることができる。下記写真のピンは現在の橋梁の位置。マッピングが1mほどズレている。 (カシミール3Dで地理院地図を表示) これを見ると、架け替えの際、線路をいったん下流側(左)に移設し、架け替えてから仮設線を撤去しているようだ。現地に行っても、その痕跡はわからないほど。 この橋梁についての論文 ・長大PCランガー橋の設計と施工--JR羽越本線 三跨川橋りょう(皆川 一四,吉田 昭二,一場 浩一 他) 施工会社のサイト ・安部日鋼工業 ・第一建設工業 |
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